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公開番号
2024093910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-09
出願番号
2022210557
出願日
2022-12-27
発明の名称
修正用粘着テープ
出願人
フジコピアン株式会社
代理人
主分類
B43L
19/00 20060101AFI20240702BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】書類等の被着体へ貼り付け後の当該修正用粘着テープを含む被着体表面への筆記性が良好で、且つ、修正用粘着テープ貼付具に収納するために、パンケーキ状とする際に粘着面を覆うセパレータを用いなくても、ブロッキングが発生することがない修正用粘着テープの提供である。
【解決手段】被着体に貼り付けて使用する修正用粘着テープにおいて、基材の一方の面上に白色隠蔽層、離型層が前記基材側からこの順で積層され、前記基材の他方の面上に粘着層が設けられ、前記白色隠蔽層が少なくともポリエステルポリウレタンからなるバインダーと白色顔料を含有し、前記離型層が熱可塑性エラストマーと粘着付与樹脂からなるバインダー中にポリエチレン粒子を含有し、前記離型層の厚みが0.1μm以上5.0μm以下であることを特徴とする修正用粘着テープ。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被着体に貼り付けて使用する修正用粘着テープにおいて、基材の一方の面上に白色隠蔽層、離型層が前記基材側からこの順で積層され、前記基材の他方の面上に粘着層が設けられ、前記白色隠蔽層が少なくともポリエステルポリウレタンからなるバインダーと白色顔料を含有し、前記離型層が熱可塑性エラストマーと粘着付与樹脂からなるバインダー中にポリエチレン粒子を含有し、前記離型層の厚みが0.1μm以上5.0μm以下であることを特徴とする修正用粘着テープ。
続きを表示(約 67 文字)
【請求項2】
前記離型層の厚みが0.5μm以上3.0μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の修正用粘着テープ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、文章を書いた書類等の文字等を修正するために、書類等の被着体に貼り付ける修正用粘着テープに関する発明であり、詳しくは、書類等に貼り付け後、自らの表面に文字を書き込むことが可能な修正用粘着テープに関する発明である。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、このような修正用粘着テープとして、さまざまなテープが提案されてきた。例えば、特許文献1では、紙製の紙基材シート(2)と、この紙基材シート(2)の裏面に粘着樹脂でコーティングした粘着樹脂層(3)とで修正テープ本体(1)を構成していることを特徴とする修正テープが提案されている。特許文献1の修正テープは、修正テープ自体を紙製とすることで、紙と同様の筆記性を実現している。
【0003】
また、従来から、このような修正用粘着テープの貼付具として、特許文献2などの修正用粘着テープの貼付具が提案されている。特許文献2のような修正用粘着テープの貼付具では、書類等の被着体へ修正用粘着テープを貼り付ける貼付部まで、修正用粘着テープを連続して繰り出す必要があるため、貼付具の内部に長尺の修正用粘着テープを繰り出し可能に収納する必要があった。このため、特許文献2などの修正用粘着テープ貼付具では、修正用粘着テープをコア(巻き芯)に巻きつけたパンケーキ(ロール)状としている。
【0004】
また、特許文献2の修正用粘着テープの貼付具では、被着体へ貼り付けるための層である粘着層を覆うセパレータを使用していない。セパレータを使用すると、修正用粘着テープの貼付具に粘着層からセパレータを剥がす機構や、剥がした後のセパレータを排出、又は収納する機構が必要となり、修正用粘着テープの貼付具が必要以上に大型化するので、好ましくないからである。また、セパレータ自体、使用後は廃棄物となるものであるから、セパレータを使用しないことが好ましい。
【0005】
しかしながら、修正用粘着テープ貼付具に収納するために、セパレータを使用しないで、特許文献1のような修正テープをパンケーキ状にしようとすると、紙基材シート(2)と粘着樹脂層(3)が向き合う状態で、修正テープをコアに巻きつけなければならない。このように、特許文献1の修正テープを、セパレータを使用しないでパンケーキ状にすると、紙面と粘着樹脂層(3)が向き合った状態となるため、粘着樹脂層(3)が紙面に貼りつく。このため、パンケーキから修正テープを巻き出そうとすると、修正テープがパンケーキから、巻き出し不能となるおそれがあった。また、パンケーキから修正テープを巻きだすことができたとしても、粘着樹脂層が紙面側に剥ぎ取られて、修正用粘着テープが被転写面に貼り付かなくなることや、紙面が粘着樹脂層側に剥ぎ取られて紙面が破れる(以下、これらの現象をブロッキングと表現する。)ために、修正用粘着テープとして、十分な状態で使用できなくなるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-103757号公報
特開2015-142981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記の事情に鑑みて為されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、書類等の被着体へ貼り付け後の当該修正用粘着テープを含む被着体表面への筆記性が良好で、且つ、修正用粘着テープ貼付具に収納するために、パンケーキ状とする際に粘着面を覆うセパレータを用いなくても、ブロッキングが発生することがない修正用粘着テープの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1発明は、被着体に貼り付けて使用する修正用粘着テープにおいて、基材の一方の面上に白色隠蔽層、離型層が前記基材側からこの順で積層され、前記基材の他方の面上に粘着層が設けられ、前記白色隠蔽層が少なくともポリエステルポリウレタンからなるバインダーと白色顔料を含有し、前記離型層が熱可塑性エラストマーと粘着付与樹脂からなるバインダー中にポリエチレン粒子を含有し、前記離型層の厚みが0.1μm以上5.0μm以下であることを特徴とする修正用粘着テープである。
【0009】
第2発明は、前記離型層の厚みが0.5μm以上3.0μm以下であることを特徴とする第1発明に記載の修正用粘着テープである。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、被着体に貼り付けて使用する修正用粘着テープにおいて、基材の一方の面上に白色隠蔽層、離型層を基材側からこの順で積層し、基材の他方の面上に粘着層を設け、
白色隠蔽層が少なくともポリエステルポリウレタンからなるバインダーと白色顔料を含有し、離型層が熱可塑性エラストマーと粘着付与樹脂からなるバインダー中にポリエチレン粒子を含有し、離型層厚みを0.1μm以上5.0μm以下とすることによって、書類等の被着体へ貼り付け後の、当該修正用粘着テープを含む被着体表面への良好な筆記性を確保するとともに、修正用粘着テープ貼付具に収納するために、粘着面を覆うセパレータを用いずにパンケーキ状としてもブロッキングが発生することがない修正用粘着テープを提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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