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公開番号
2024142893
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055280
出願日
2023-03-30
発明の名称
ガイド機構
出願人
東洋製罐株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B31B
70/10 20170101AFI20241003BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】簡単な構成で、折込部分を設けたフィルム材の蛇行を防止するとともに、折込部分の立ち上がりを防止することが可能なガイド機構を提供すること。
【解決手段】製袋装置100においてフィルム材をガイドするガイド機構106であって、フィルム材の折込部分でガイドするガイド部材110を有し、ガイド部材110は、フィルム材の折込部分の立ち上がりを上方から制限するアッパーガイド部113と、フィルム材の折込部分に挿入され折り目に接触して幅方向の移動を規制する走行ガイド部114とを有すること。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断する製袋装置においてフィルム材をガイドするガイド機構であって、
前記ガイド機構は、フィルム材の折込部分でガイドするガイド部材を有し、
前記ガイド部材は、フィルム材の折込部分と接触し幅方向の移動を規制する走行ガイド部を有することを特徴とするガイド機構。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記ガイド部材は、ガイド部材本体と、前記ガイド部材本体の下端から側方に延びる板状のアンダーガイド部と、前記アンダーガイド部の上方に位置し前記アンダーガイド部と平行に延びる板状のアッパーガイド部とを有することを特徴とする請求項1に記載のガイド機構。
【請求項3】
前記ガイド部材は、ガイド部材本体と、前記ガイド部材本体から側方に延びる板状のアッパーガイド部と、前記アッパーガイド部の先端に接続されて前記ガイド部材本体側に延びる板状のアンダーガイド部とを有することを特徴とする請求項1に記載のガイド機構。
【請求項4】
前記ガイド機構は、フィルム材の複数の折込部分に対応した複数の前記ガイド部材を有することを特徴とする請求項1に記載のガイド機構。
【請求項5】
前記ガイド機構は、複数の前記ガイド部材を支持するガイド支持部材を有し、
複数の前記ガイド部材は、前記ガイド支持部材への支持位置を個別に調整可能に構成され、
前記ガイド支持部材は、フィルム材の幅方向に位置調整可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のガイド機構。
【請求項6】
前記複数のガイド部材は、幅方向の異なる方向に折り込まれた折込部分のそれぞれに接触するガイド部材を含むことを特徴とする請求項5に記載のガイド機構。
【請求項7】
重ねた状態の長尺のフィルム材をシールして切断し、個別の袋体を製造するパウチ製造装置であって、
長尺のフィルム材の走行経路に請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のガイド機構を備えたことを特徴とするパウチ製造装置。
【請求項8】
シールされたフィルム材からなるパウチであって、
請求項7に記載のガイド機構を備えたパウチ製造装置により製造されたパウチ。
【請求項9】
原反ロールから繰り出されたフィルム材に折込部分を付与して重ね合わせ、
重ねた状態の前記フィルム材をシールした後、分離切断して個別のパウチを製造する製造方法であって、
重ねた状態の前記フィルム材の走行時に前記折込部分を幅方向からガイド機構によってガイドすることを特徴とするパウチ製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断する製袋装置においてフィルム材をガイドするガイド機構、それを備えたパウチ製造装置及びパウチ及びパウチ製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
パウチ等の製袋装置において、重ねた状態の長尺のフィルム材をシールして切断し、個別の袋体を製造するものは周知である。
長尺のフィルム材に対し正確な位置でシール、加工、検査、切断等を行うには、長尺のフィルム材を蛇行しないよう円滑に送る必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4760159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シール、加工、切断等を行うに当たって複数の送りローラ、押さえローラ等を用いることから蛇行が発生し、正確な位置でシール、加工、検査、切断等を行うことができない可能性があった。
特に、特許文献1に示すように、長尺のフィルム材に折込部分を設ける場合、フィルム材の幅方向で異なる張力となり蛇行が発生しやすいという問題があった。
幅方向の両端部にガイドを設けることも考えられるが、幅方向の力によってフィルム材が容易に撓んで変形することから、両端部をガイドして蛇行を規制するのは困難であった。
また、折込部分が上方に立ち上がる可能性もあり、立ち上がった折込部分が装置の各部と干渉して正確なシール、加工、検査、切断等を行う上で支障となる可能性があった。
【0005】
本発明は、前述のような課題を解決するものであり、簡単な構成で、折込部分を設けたフィルム材の蛇行を防止するとともに、折込部分の立ち上がりを防止することが可能なガイド機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るガイド機構は、重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断する製袋装置においてフィルム材をガイドするガイド機構であって、前記ガイド機構は、フィルム材の折込部分でガイドするガイド部材を有し、前記ガイド部材は、フィルム材の折込部分と接触して幅方向の移動を規制する走行ガイド部とを有することにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0007】
本請求項1に係るガイド機構によれば、走行ガイド部によって折込部分と接触してガイドすることで、幅方向の両端部以外の位置でフィルム材を変形させることなく幅方向の力を大きく受けることができ、フィルム材の蛇行を確実に防止することができる。
本請求項2に記載の構成によれば、アッパーガイド部によってフィルム材の折込部分の立ち上がりを防止できるとともに、折込部分の立ち上がりを防止することで幅方向に大きな力がかかっても走行ガイド部が確実に折り目に沿ってフィルム材をガイドすることが可能となる。
【0008】
また、アッパーガイド部とアンダーガイド部との接続部分を折込部分の先端と接触して幅方向にガイドする走行ガイド部とすることができるとともに、アッパーガイド部とアンダーガイド部で折込部分を挟み込んで座屈を防止することでより確実に折込部分を幅方向にガイドすることが可能となる。
本請求項3に記載の構成によれば、アッパーガイド部とアンダーガイド部を一体に小さく構成することが可能となるとともに、ガイド部材本体を折込部分の直上に配置できるため、折込部分が近接して設けられていても隣接するガイド部材が干渉することなく配置できる。
本請求項4に記載の構成によれば、幅方向に複数の折込部分を有するフィルム材の走行をガイドすることが可能となる。
本請求項5に記載の構成によれば、複数のガイド部材の位置を個々に調整できるとともに、ガイド支持部材によって複数のガイド部材をまとめて一体に位置調整することが可能となる。
本請求項6に記載の構成によれば、幅方向の異なる方向に折り込まれた折込部分のそれぞれに接触するガイド部材を含むことにより、幅方向の両方向からフィルム材をガイドすることが可能となり、より確実に蛇行を抑制することができる。
本請求項7乃至9に係る発明によれば、確実にフィルム材の蛇行を抑制することで寸法精度に優れたパウチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るガイド機構を有する製袋装置の説明斜視図。
本発明の一実施形態に係るガイド機構の全体の斜視図。
本発明の一実施形態に係るガイド機構の全体の正面図。
本発明の一実施形態に係るガイド機構の概略説明図。
他の実施形態に係るガイド機構の概略説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係るガイド機構は、重ねた状態の長尺のフィルム材をシールした後に切断する製袋装置においてフィルム材をガイドするガイド機構であって、前記ガイド機構は、フィルム材の折込部分(切断後の袋体のガゼット部分)でガイドするガイド部材を有し、前記ガイド部材は、フィルム材の折込部分と接触し幅方向の移動を規制する走行ガイド部とを有するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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