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公開番号2024151474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064833
出願日2023-04-12
発明の名称ソール
出願人株式会社アシックス
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A43B 13/14 20060101AFI20241018BHJP(履物)
要約【課題】ランニング動作時等における衝撃吸収性を高めることが可能なソールを提供すること。
【解決手段】ソール10は、着用者の足を支持するベース部100と、ベース部と一体的に形成されており、ベース部から下向きに突出する複数のクリーツ部200と、ベース部の下面に設けられており、ベース部の材料よりも低い硬度を有する材料からなる軟質部300と、を備える。複数のクリーツ部200は、互いに離間するように配置された一対のクリーツ部220を含む。軟質部300は、一対のクリーツ部の各々を包囲するとともに、一対のクリーツ部間に介在する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の足を支持するベース部と、
前記ベース部と一体的に形成されており、前記ベース部から下向きに突出する複数のクリーツ部と、
前記ベース部の下面に設けられており、前記ベース部の材料よりも低い硬度を有する材料からなる軟質部と、を備え、
前記複数のクリーツ部は、互いに離間するように配置された一対のクリーツ部を含み、
前記軟質部は、前記一対のクリーツ部の各々を包囲するとともに、前記一対のクリーツ部間に介在する、ソール。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記複数のクリーツ部の各々は、
前記ベース部の下面から下向きに延びる基部と、
前記基部の下端から下向きに延びる先端部と、を有し、
前記基部及び前記先端部の中心軸と直交する平面での前記先端部の上端の断面の外形は、前記平面での前記基部の下端の断面の外形よりも大きく、
前記軟質部は、前記基部を包囲している、請求項1に記載のソール。
【請求項3】
前記先端部は、当該先端部の上端と前記基部の下端とを連結する連結面を含み、
前記連結面は、前記基部に近づくにしたがって下方に向かうように傾斜する傾斜面を含み、
前記軟質部は、前記傾斜面を含む前記連結面に接触している、請求項2に記載のソール。
【請求項4】
前記ベース部は、前記着用者の足の踵部を支持する踵支持部を含み、
前記一対のクリーツ部は、前記踵支持部につながっており、足幅方向に互いに離間するように配置されている、請求項1に記載のソール。
【請求項5】
前記複数のクリーツ部は、前記踵支持部につながった他の一対のクリーツ部をさらに含み、
前記一対のクリーツ部は、
足幅方向における外足側に配置された第1外クリーツ部と、
足幅方向における内足側に配置された第1内クリーツ部と、を有し、
前記他の一対のクリーツ部は、
前記第1外クリーツ部の前方に配置された第2外クリーツ部と、
前記第1内クリーツ部の前方でかつ前記第2外クリーツ部から足幅方向における内足側に離間した位置に配置された第2内クリーツ部と、を有し、
前記軟質部は、前記第1外クリーツ部、前記第1内クリーツ部及び前記第2外クリーツ部の各々を包囲するとともに、前記第1外クリーツ部及び前記第1内クリーツ部間と、前記第1外クリーツ部及び前記第2外クリーツ部間と、前記第1内クリーツ部及び前記第2外クリーツ部間と、に介在し、かつ、前記第2内クリーツ部を露出させる形状を有する、請求項4に記載のソール。
【請求項6】
前記軟質部は、前記第1外クリーツ部と前記第1内クリーツ部とを結ぶ方向に延びる形状を有するリブを含む、請求項5に記載のソール。
【請求項7】
前記軟質部は、
前記第1内クリーツ部から前記第2内クリーツ部に向かって延びる形状を有する前向きリブ要素と、
前記第2外クリーツ部から前記第2内クリーツ部に向かって延びる形状を有する内向きリブ要素と、を有し、
前記踵支持部は、
前記第2内クリーツ部から前記前向きリブ要素に向かって延びる形状を有する後ろ向きリブ要素と、
前記第2内クリーツ部から前記内向きリブ要素に向かって延びる形状を有する外向きリブ要素と、を有する、請求項6に記載のソール。
【請求項8】
前記軟質部は、足長方向における前方に形成された前側縁部を含み、
前記前側縁部は、足幅方向における内足側に向かうにしたがって次第に足長方向における後方に向かう形状を有する、請求項5に記載のソール。
【請求項9】
前記軟質部は、前記一対のクリーツ部同士を結ぶ方向に延びる形状を有するリブを含む、請求項4に記載のソール。
【請求項10】
前記踵支持部に設けられた緩衝材をさらに備え、
前記踵支持部は、前記緩衝材を収容する収容部を有し、
前記収容部は、当該収容部をその厚み方向に貫通する貫通孔を有し、
前記軟質部は、前記収容部に配置された前記緩衝材に前記貫通孔を通じて接触している、請求項4に記載のソール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、ソールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
サッカー等のスポーツで着用されるシューズとして、クリーツを備えるものが知られている。例えば、特開2002-272506号公報には、ベースと、ベースから地面に向かって突出する複数のクリートと、を備えるスパイクシューズのソールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-272506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばサッカー選手は、試合中においてボールを保持している時間よりも、ボールを保持することなくランニング動作を行っている時間の方が長い。このため、ランニング動作時等に足に生じる衝撃を緩和することが望ましい。なお、このことは、サッカーに限らず、クリーツ部を備えるシューズを着用して行うスポーツに広く当てはまる。
【0005】
本開示の目的は、ランニング動作時等における衝撃吸収性を高めることが可能なソールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この開示の一局面に従ったソールは、着用者の足を支持するベース部と、前記ベース部と一体的に形成されており、前記ベース部から下向きに突出する複数のクリーツ部と、前記ベース部の下面に設けられており、前記ベース部の材料よりも低い硬度を有する材料からなる軟質部と、を備え、前記複数のクリーツ部は、互いに離間するように配置された一対のクリーツ部を含み、前記軟質部は、前記一対のクリーツ部の各々を包囲するとともに、前記一対のクリーツ部間に介在する。
【発明の効果】
【0007】
この開示によれば、ランニング動作時等における衝撃吸収性を高めることが可能なソールを提供することできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態におけるシューズを概略的に示す側面図である。
ソールの底面図である。
ソールの平面図である。
踵支持部及び後方クリーツ部の近傍の拡大斜視図である。
図2におけるV-V線での断面図である。
図2におけるVI-VI線での断面図である。
図2におけるVII-VII線での断面図である。
クリーツ部の変形例を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一又はそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。以下の説明では、足長方向、足幅方向、前方、後方等の用語が用いられる。これら方向を示す用語は、地面等の平坦面P(図1を参照)に置かれたシューズ1を着用した着用者の視点から見た方向を示す。例えば、前方は、つま先側を指し、後方は、踵側を指す。また、内側又は内足側は、足幅方向における足の第1趾(母指)側を指し、外側又は外足側は、足幅方向における足の第5趾側を指す。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態におけるシューズを概略的に示す側面図である。図2は、ソールの底面図である。図3は、ソールの平面図である。なお、図1~図3には、左足用のソール10が示されているが、このソール10は、右足にも適用可能である。この場合、右足用のソールは、左足用のソールと左右対称な形状、あるいは、概ねそれに準じる形状に形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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