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公開番号2024160841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076271
出願日2023-05-02
発明の名称熱交換器
出願人個人
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類F28F 1/40 20060101AFI20241108BHJP(熱交換一般)
要約【課題】流体の乱流化により熱交換効率を向上させた熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器であって、内部を流動する第1の流体と、外部の第2の流体との間で熱交換を行う配管と、配管内の2箇所以上に設けられ、第1の流体を配管の軸方向周りに旋回させる複数の羽根体とを備え、配管のうち、少なくとも2つの羽根体で配管の延伸方向に挟まれた部分の内周面には、配管の延伸方向に延びる複数のリブが設けられる、熱交換器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱交換器であって、
内部を流動する第1の流体と、外部の第2の流体との間で熱交換を行う配管と、
前記配管内の2箇所以上に設けられ、前記第1の流体を前記配管の軸方向周りに旋回させる複数の羽根体とを備え、
前記配管のうち、少なくとも2つの前記羽根体で前記配管の延伸方向に挟まれた部分の内周面には、前記配管の延伸方向に延びる複数のリブが設けられる、熱交換器。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記リブの各々の延伸方向と直交する平面に沿った断面が略三角形である、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記リブの各々の稜線が、前記配管の延伸方向に延びる、請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記リブの各々の稜線が、前記第1の流体の旋回方向と逆方向の螺旋に沿って延びる、請求項2に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記リブの各々は、稜線よりも前記第1の流体の旋回方向における上流側に位置する第1の面と、稜線よりも前記第1の流体の旋回方向における下流側に位置する第2の面とを有し、前記第1の面及び前記第2の面の一方または両方が曲面である、請求項2に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記第1の面の最小幅が前記第2の面の最小幅の1.5倍より大きい、請求項5に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、内管とその外側の外管とを有し、内管内を流れる流体と、内管と外管との間を流れる流体との間で熱交換を行う二重管式熱交換器が記載されている。特許文献1においては、内管を螺旋状に捻って形成すると共に、内管の外面に設けた板状部材の外周に旋回部を設けることによって、内管と外管の間を流れる流体の乱流化を促進し、熱交換性能を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-005990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているように、熱交換器の熱交換効率を向上させる手法として、配管内を流れる流体の乱流化を促進することが知られている。
【0005】
本発明は、流体の乱流化により熱交換効率を向上させた熱交換器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る熱交換器は、内部流動する第1の流体と、外部の第2の流体との間で熱交換を行う配管と、配管内の2箇所以上に設けられ、第1の流体を配管の軸方向周りに旋回させる複数の羽根体とを備え、配管のうち、少なくとも2つの羽根体で配管の延伸方向に挟まれた部分の内周面には、配管の延伸方向に延びる複数のリブが設けられるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、流体の乱流化により熱交換効率を向上させた熱交換器を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る熱交換器を模式的に示す一部破断図
図1に示した羽根体の斜視図
図1に示した羽根体の平面図
図3に示したIV-IVラインから見た断面図
図1に示したV-Vラインから見た配管の端面図
配管に設けられるリブの断面形状を説明するための図
変形例1に係る熱交換器におけるリブの形状を説明するための模式図
変形例2に係る熱交換器を模式的に示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
図1は、実施形態に係る熱交換器を模式的に示す一部破断図である。
【0010】
熱交換器100は、配管1と、配管1内に設けられる複数の羽根体2とを備える。本実施形態に係る熱交換器100は、シェルの内部に配管1が収容された構造のシェルアンドチューブ式熱交換器、配管1の外面にフィンが取り付けられたフィンチューブ式熱交換器、配管1が外管に収容された構造の二重管式熱交換器、フィンチューブ式熱交換器にファンが設けられた空冷式熱交換器、配管1がコイル状に巻回されたコイル式熱交換器等、種々の構造の熱交換器に適用可能である。図1で記載を省略しているが、適用する熱交換器の構造に応じて、シェル、外管、フィン等の構造物が適宜設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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