TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025016985
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119843
出願日
2023-07-24
発明の名称
クリーナ装置
出願人
有限会社タクショー
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
B08B
5/00 20060101AFI20250129BHJP(清掃)
要約
【課題】厚さが10μm~30μmの極薄のタブを有するシート帯体を除塵するクリーナ装置を提供する。
【解決手段】タブTの基端T
0
から先端Tp に向って、かつ、タブTの上面11及び下面12と平行状として、除塵エアーF
3
を流す。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
多数のタブ(T)が一側端縁(2)に突設された極薄金属シート帯体(3)の上記一側端縁(2)を、除塵するためのクリーナ装置であって、
上記タブ(T)の基端(T
0
)から先端(Tp )に向って、かつ、上記タブ(T)の上面(11)及び下面(12)と平行状として、除塵エアー(F
3
)を流すことを、
特徴とするクリーナ装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
内クリーナヘッド(1)と、該内クリーナヘッド(1)が内蔵される吸引ダクト(5)とを、具備し、
上記内クリーナヘッド(1)は、上記極薄金属シート帯体(3)の上記一側端縁(2)が差込まれて走行通過する水平状スリット(6)を有し、該水平状スリット(6)を形成した上方内面(16A)・下方内面(17A)、及び、上ブロック内部(16B)・下ブロック内部(17B)は、多孔質セラミックから成り、多数の微細孔から圧縮エアーを噴出して、上記一側端縁(2)の上面・下面との間に、微小間隙(ε)(ε)を形成するように、構成し、
さらに、上記内クリーナヘッド(1)の上記水平状スリット(6)の上記上方内面(16A)・下方内面(17A)には、上吐出スリット(14A)・下吐出スリット(14B)を開設して、除塵エアー(f
4
)(f
4
)を上下から噴出して、上記一側端縁(2)の除塵を行うように構成され、
さらに、上記内クリーナヘッド(1)の上記水平状スリット(6)が開口する内クリーナヘッド外端面(18)と、上記吸引ダクト(5)の外端面(5E)とを、略同一鉛直面上に配設し、
かつ、上記吸引ダクト(5)には、上記内クリーナヘッド(1)の水平状スリット(6)に対し、水平側方向から見て同一位置に、水平状ダクトスリット(4)を、形成し、
上記水平状ダクトスリット(4)と上記水平状スリット(6)と上記水平状ダクトスリット(4)を、順次、上記極薄金属シート帯体(3)の一側端縁(2)が通過可能に構成した
請求項1記載のクリーナ装置。
【請求項3】
上記内クリーナヘッド(1)に於て、上記水平状スリット(6)の下流側の奥端面(6A)から、内クリーナヘッド(1)の内端面(19)に至る貫孔(23)を付設して、上記水平状スリット(6)と該貫孔(23)とをもって、中央吸引流路(20)を構成し、
さらに、上記内クリーナヘッド(1)の左右外側面(21)(21)と、上記吸引ダクト(5)の左右各内側面(5N)(5N)によって、側方吸引流路(22A)(22B)を形成し、
一方の側方吸引流路(22A)と中央吸引流路(20)と他方の側方吸引流路(22B)を、順次、走行通過する多数のタブ(T)を有する上記一側端縁(2)を、除塵する
請求項2記載のクリーナ装置。
【請求項4】
多数のタブ(T)が一側端縁(2)に突設された極薄金属シート帯体(3)の上記一側端縁(2)を、除塵するためのクリーナ装置であって、
上記極薄金属シート帯体(3)をバックアップ回転ロール(30)によって弯曲走行させることによって、上記タブ(T)の横断面を円弧状に弾性変形させつつ、上記タブ(T)の基端(T
0
)から先端(Tp )に向って、かつ、上記タブ(T)の上面(11)及び下面(12)と平行状として、除塵エアー(F
3
)を流すことを、
特徴とするクリーナ装置。
【請求項5】
内クリーナヘッド(1)と、該内クリーナヘッド(1)が内蔵される吸引ダクト(5)とを、具備し、
上記内クリーナヘッド(1)は、上記極薄金属シート帯体(3)の上記一側端縁(2)が差込まれて走行通過する円弧状スリット(6Y)を有し、該円弧状スリット(6Y)を形成した上方内面(16A)・下方内面(17A)、及び、上ブロック内部(16B)・下ブロック内部(17B)は、多孔質セラミックから成り、多数の微細孔から圧縮エアーを噴出して、上記一側端縁(2)の上面・下面との間に、微小間隙(ε)(ε)を形成するように、構成され、
さらに、上記内クリーナヘッド(1)の上記円弧状スリット(6Y)の上記上方内面(16A)・下方内面(17A)には、上吐出スリット(14A)・下吐出スリット(14B)を開設して、除塵エアー(f
4
)(f
4
)を上下から噴出して、上記一側端縁(2)の除塵を行うように構成され、
さらに、上記内クリーナヘッド(1)の上記円弧状スリット(6Y)が開口する内クリーナヘッド外端面(18)と、上記吸引ダクト(5)の外端面(5E)とを、略同一鉛直面上に配設し、
かつ、上記吸引ダクト(5)には、上記円弧状スリット(6Y)を通過する円弧状に弯曲した極薄金属シート帯体(3)の一側端縁(2)が通過する水平状ダクトスリット(4)を、形成し、
上記水平状ダクトスリット(4)と上記円弧状スリット(6Y)と上記水平状ダクトスリット(4)を、順次、上記極薄金属シート帯体(3)の一側端縁(2)が通過可能に構成した
請求項4記載のクリーナ装置。
【請求項6】
上記内クリーナヘッド(1)に於て、上記円弧状スリット(6Y)の下流側の奥端面(6A)から、内クリーナヘッド(1)の内端面(19)に至る貫孔(23)を付設して、上記円弧状スリット(6Y)と該貫孔(23)とをもって、中央吸引流路(20)を構成し、
さらに、上記内クリーナヘッド(1)の左右の外側面(21)(21)と、上記吸引ダクト(5)の左右の内側面(5N)(5N)によって、側方吸引流路(22A)(22B)を形成し、
一方の側方吸引流路(22A)と中央吸引流路(20)と他方の側方吸引流路(22B)を、順次、走行通過する多数のタブ(T)を有する上記一側端縁(2)を、除塵する
請求項5記載のクリーナ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーナ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明者は、エアーの吐出及び吸入によって、基材に付着した粉塵等を除去するための多種多様なクリーナ装置を、かつて、提案してきた(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3158074号公報
特許第5008706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、除塵を行うべき基材として、最近、図13に示すような(厚さが10μm~30μmの)極薄金属のシート帯体3が出現している。
この極薄のシート帯体3は、一側端縁2に多数のタブTを所定ピッチに突出した形状であって、新エネルギー自動車用のリチウム電池や、全固体電池等に、(切断して電極として)使用され、銅等の良導電性金属から成る。
【0005】
このように、厚さが10μm~30μmと極薄のシート帯体3であり、しかも、矩形状のタブTを一側端縁2に多数突出したシート帯体(基材)3の表裏両面に付着した極微細の粉塵等を、前記特許文献1,2等の(従来公知の)クリーナ装置にて、除去することは、至難乃至全く不可能であることが、判明した。
即ち、図14(A)に示したように、タブTが部分的に折り重なったり(重なり部41参照)、図14(B)のようにタブTの先端辺42が小凹凸の波型に塑性変形したり、或いは、図14(C)のように亀裂(裂け目)43を発生する。
【0006】
さらに詳説すれば、図13に於て、タブTの無い基本帯部45には、長手方向への張力Ft を付加できるので、この基本帯部45には「弛み」「皺」が発生せず、除塵を行う際に、ほとんど問題がない。
しかし、図13に於て、タブTが存在するタブ存在帯状領域47には、長手方向への張力Ft が、作用しない。故に、このタブ存在帯状領域47では、タブTは、特許文献1,2等の従来の除塵(クリーナ)装置では、除塵時のエアーの流れによって、不安定に振れたり、ヒラヒラとバタツキを生じたり、異常変形を発生して、図14(A)(B)(C)に示したような重なり部41、あるいは、先端辺42の小凹凸波型変形、さらには亀裂43を発生する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明は、多数のタブが一側端縁に突設された極薄金属シート帯体の上記一側端縁を、除塵するためのクリーナ装置であって;上記タブの基端から先端に向って、かつ、上記タブの上面及び下面と平行状として、除塵エアーを流すように構成した。
【0008】
また、本発明は、内クリーナヘッドと、該内クリーナヘッドが内蔵される吸引ダクトとを、具備し;上記内クリーナヘッドは、上記極薄金属シート帯体の上記一側端縁が差込まれて走行通過する水平状スリットを有し、該水平状スリットを形成した上方内面・下方内面、及び、上ブロック内部・下ブロック内部は、多孔質セラミックから成り、多数の微細孔から圧縮エアーを噴出して、上記一側端縁の上面・下面との間に、微小間隙を形成するように、構成し;さらに、上記内クリーナヘッドの上記水平状スリットの上記上方内面・下方内面には、上吐出スリット・下吐出スリットを開設して、除塵エアーを上下から噴出して、上記一側端縁の除塵を行うように構成され;さらに、上記内クリーナヘッドの上記水平状スリットが開口する内クリーナヘッド外端面と、上記吸引ダクトの外端面とを、略同一鉛直面上に配設し;かつ、上記吸引ダクトには、上記内クリーナヘッドの水平状スリットに対し、水平側方向から見て同一位置に、水平状ダクトスリットを、形成し;上記水平状ダクトスリットと上記水平状スリットと上記水平状ダクトスリットを、順次、上記極薄金属シート帯体の一側端縁が通過可能に構成した。
【0009】
また、上記内クリーナヘッドに於て、上記水平状スリットの下流側の奥端面から、内クリーナヘッドの内端面に至る貫孔を付設して、上記水平状スリットと該貫孔とをもって、中央吸引流路を構成し;さらに、上記内クリーナヘッドの左右外側面と、上記吸引ダクトの左右各内側面によって、側方吸引流路を形成し;一方の側方吸引流路と中央吸引流路と他方の側方吸引流路を、順次、走行通過する多数のタブを有する上記一側端縁を、除塵するように構成した。
【0010】
また、本発明は、多数のタブが一側端縁に突設された極薄金属シート帯体の上記一側端縁を、除塵するためのクリーナ装置であって;上記極薄金属シート帯体をバックアップ回転ロールによって弯曲走行させることによって、上記タブの横断面を円弧状に弾性変形させつつ、上記タブの基端から先端に向って、かつ、上記タブの上面及び下面と平行状として、除塵エアーを流すように構成した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る