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公開番号
2025019428
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123036
出願日
2023-07-28
発明の名称
歯ブラシ
出願人
小林製薬株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A46B
9/04 20060101AFI20250131BHJP(ブラシ製品)
要約
【課題】歯間の入り組んだ部位に内側毛束を入り込ませて該部位を良好に清掃でき、かつ、内側毛束により歯茎を痛めるのを抑制できる歯ブラシを提供する。
【解決手段】歯ブラシ1は、ヘッド部3の幅方向の中央領域に配置された複数の内側毛束8と、ヘッド部3の幅方向において中央領域を挟んだ両方の外側領域に配置された複数の外側毛束9と、を備える。複数の内側毛束8は、複数の外側毛束9よりも毛丈の長い複数の長尺用毛10を含む。長尺用毛10の太さの、複数の外側毛束9を構成する外側用毛12の太さに対する比が0.9以上1.6以下である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘッド部に形成された複数の植毛穴に複数の用毛を束ねた毛束がそれぞれ植え込まれた歯ブラシであって、
前記ヘッド部の幅方向の中央領域に配置された複数の内側毛束と、
前記幅方向において前記中央領域を挟んだ両方の外側領域に配置された複数の外側毛束と、
を備え、
前記複数の内側毛束は、前記複数の外側毛束よりも毛丈の長い複数の長尺用毛を含み、
前記複数の外側毛束を構成する外側用毛の太さに対する前記長尺用毛の太さの比率が0.9以上1.6以下である、歯ブラシ。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記内側毛束に含まれる前記複数の長尺用毛の少なくとも一部は、長さ方向にねじれを有するスパイラル毛である、請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項3】
前記複数の内側毛束は、前記ヘッド部の長手方向に沿って連続して配置されている、請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項4】
前記複数の内側毛束は、前記長尺用毛よりも毛丈の短い複数の短尺用毛を含む、請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項5】
前記複数の外側毛束の一部は、前記ヘッド部の前記両方の外側領域において、前記幅方向に二つずつ配置されている、請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項6】
前記複数の内側毛束の一部は、前記ヘッド部の前記中央領域において、前記幅方向に二つ配置されている、請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項7】
前記複数の外側毛束のそれぞれは、毛丈が同じ長さの複数の外側用毛で構成されている、請求項1に記載の歯ブラシ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、歯ブラシに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
歯ブラシは、柄部の先端に植毛台(本開示では「ヘッド部」と称する)が連接されており、ヘッド部に形成された複数の植毛穴に、複数本の用毛を束ねた毛束がそれぞれ植え込まれた構造をなしている。歯ブラシには、比較的平滑な歯面に対する清掃効果のみならず、歯間の入り組んだ部位に対する清掃効果も求められている。そのため、ヘッド部に設けられた複数の毛束の形状について従来から様々な検討がなされている。
【0003】
例えば特許文献1に記載の歯ブラシでは、ヘッド部の中央に配置される複数の内側毛束と、ヘッド部の中央を挟んだ両側に配置される複数の外側毛束とで毛束の太さ及び長さ(用毛の毛丈)を異ならせている。具体的には、外側毛束よりも内側毛束を細くかつ長くすることで、歯間の入り組んだ部位まで内側毛束を入り込ませることを可能としている。これにより、特許文献1に記載の歯ブラシは、通常の歯ブラシでは清掃困難であった歯間に対して良好な清掃効果を得ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-309819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の歯ブラシのように、外側毛束よりも内側毛束を長くすると、歯みがきする際に内側毛束の先端部によって歯面及び歯茎に加える力(ブラッシング圧)が大きくなり、歯茎などを痛めるおそれがある。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するため、歯茎を痛めるのを抑制できる歯ブラシの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の歯ブラシは、上記課題を解決するため、以下の項1に記載の歯ブラシを主題として包含する。
【0008】
項1.ヘッド部に形成された複数の植毛穴に複数の用毛を束ねた毛束がそれぞれ植え込まれた歯ブラシであって、
前記ヘッド部の幅方向の中央領域に配置された複数の内側毛束と、
前記幅方向において前記中央領域を挟んだ両方の外側領域に配置された複数の外側毛束と、
を備え、
前記複数の内側毛束は、前記複数の外側毛束よりも毛丈の長い複数の長尺用毛を含み、
前記複数の外側毛束を構成する外側用毛の太さに対する前記長尺用毛の太さの比率が0.9以上1.6以下である、歯ブラシ。
【0009】
また、本開示の歯ブラシは、上記項1に記載の歯ブラシの好ましい態様として、以下の項2に記載の歯ブラシを包含する。
【0010】
項2.前記内側毛束に含まれる前記複数の長尺用毛の少なくとも一部は、長さ方向にねじれを有するスパイラル毛である、項1に記載の歯ブラシ。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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