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公開番号2025035109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141926
出願日2023-09-01
発明の名称バンド及び時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類A44C 5/18 20060101AFI20250306BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】バンドの外観となる面を傷つけずに遊環の自由な移動を規制する。
【解決手段】バンド2は、遊環25が挿通されたバンド本体20を含み、一端側がケース(本体ケース10)に取り付けられた親バンド(第1バンド)21と、一端側が本体ケース10に取り付けられ、装着時に遊環25内に一部が挿入される剣先バンド(第2バンド)22と、を含み、親バンド(第1バンド)21は、装着時にバンド本体20における装着対象に接する側の面に、基準面20aから突出する突出部3を備え、バンド本体20の側面視において突出部3は、一端側の立ち上がり部31における基準面20aからの立ち上がり角度が、他端側の立ち上がり部32における基準面20aからの立ち上がり角度よりも緩やかとなっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
遊環が挿通されたバンド本体を含み、一端側がケースに取り付けられた第1バンドと、
一端側が前記ケースに取り付けられ、装着時に前記遊環内に一部が挿入される第2バンドと、
を含み、
前記第1バンドは、
装着時に前記バンド本体における装着対象に接する側の面に、基準面から突出する突出部を備え、
前記バンド本体の側面視において前記突出部は、前記一端側の立ち上がり部における前記基準面からの立ち上がり角度が、他端側の立ち上がり部における前記基準面からの立ち上がり角度よりも緩やかである、
ことを特徴とするバンド。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記第1バンドは尾錠を備え、
前記第1バンド及び前記第2バンドは、前記ケースに取り付けられる取付け部を備え、
前記第1バンドの前記バンド本体には、前記突出部が複数設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のバンド。
【請求項3】
前記突出部における前記一端側の立ち上がり部の上部には、前記他端側の立ち上がり部の上部に形成される丸み部の曲率半径よりも大きい曲率半径の丸み部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のバンド。
【請求項4】
前記突出部における前記一端側の立ち上がり部にはC面加工が施されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のバンド。
【請求項5】
前記突出部は、前記バンド本体の長手方向の一端側から他端側の全体に亘って列状に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のバンド。
【請求項6】
前記突出部は、少なくとも前記バンド本体の長手方向に直交する幅方向の両端部に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のバンド。
【請求項7】
前記突出部は、前記バンド本体における汗逃げ構造部を兼ねる、
ことを特徴とする請求項1に記載のバンド。
【請求項8】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のバンドと、
前記バンドが取り付けられる本体ケースと、
を備える、
ことを特徴とする時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バンド及び時計に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、腕時計等に取り付けられるバンドとして、遊環が取り付けられた親バンド(特許文献1において「第1のバンド」)と剣先バンド(特許文献1において「第2のバンド」)とを備え、親バンド(第1のバンド)と剣先バンド(第2のバンド)とを連結させたときに、剣先バンド(第2のバンド)の先端を遊環に通すことで剣先バンド(第2のバンド)の先端を係止させる構造が知られている。
【0003】
遊環はバンドに沿って自由に動くようになっている。このため、剣先バンド(第2のバンド)の先端を遊環に通しても、遊環が剣先バンド(第2のバンド)の先端側に移動して(ずれて)しまうと、意図せず剣先バンド(第2のバンド)が遊環から外れてしまうおそれがある。
【0004】
この点、例えば特許文献1には、剣先バンド(第2のバンド)の先端に、バンド厚より厚い傾斜したひっかけ部を設けることが記載されている。これにより、ひっかけ部が遊環を通過した後は、ひっかけ部の分厚い部分が遊環の内面テーパの狭い部分にひっかかり、ひっかけ部が容易に遊環から外れないようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭63-178507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、剣先バンド(第2のバンド)にひっかけ部のようなバンド厚より厚い部分を設けると、剣先バンド(第2のバンド)を遊環に通す際に無理に押し込むことが必要となる。このため、遊環の内面とバンドとが擦れ合ってバンドの外観を構成する部分に傷が付くおそれがある。
【0007】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、バンドの外観となる面を傷つけずに遊環の自由な移動を規制することのできるバンド及び時計を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明に係るバンドは、
遊環が挿通されたバンド本体を含み、一端側がケースに取り付けられた第1バンドと、
一端側が前記ケースに取り付けられ、装着時に前記遊環内に一部が挿入される第2バンドと、
を含み、
前記第1バンドは、
装着時に前記バンド本体における装着対象に接する側の面に、基準面から突出する突出部を備え、
前記バンド本体の側面視において前記突出部は、前記一端側の立ち上がり部における前記基準面からの立ち上がり角度が、他端側の立ち上がり部における前記基準面からの立ち上がり角度よりも緩やかであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、バンドの外観となる面を傷つけずに遊環の自由な移動を規制することができるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るバンドを備える時計の模式的な平面図である。
本実施形態に係る親バンド(第1バンド)をバンドの裏面側から見た平面図である。
図2において一点鎖線で囲んで示すIII部分の拡大図である。
本実施形態に係る親バンド(第1バンド)の側面図である。
図4において一点鎖線で囲んで示すV部分の拡大図である。
親バンド(第1バンド)と剣先バンド(第2バンド)とが連結された状態のバンドの要部側面図である。
図6に示すバンドを矢視VII方向から見た平面図である。
図7におけるVIII線に沿うバンドの要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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