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公開番号2025039341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023146382
出願日2023-09-08
発明の名称ロック機構付きキャッチクリップ装置
出願人タキゲン製造株式会社
代理人個人
主分類E05C 19/14 20060101AFI20250313BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ロック解除操作と開閉レバーの起立操作とを一操作で容易に行うことができるロック機構付きキャッチクリップ装置を提供する。
【解決手段】キャッチクリップ装置1のロック解除機構8は、開閉レバー5上に枢ピン52bで枢支され、当該開閉レバー5の後方へ連続して延出する解除レバー11を含む。解除レバー11は、開閉レバー5を締め付け位置から解放位置へ起立回動させる操作と同方向の回動操作により、ロック機構7による開閉レバー5の拘束を解除するように設けられる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
2部材間を締め付け、解放するために、一方の部材に固着される本体と、当該本体に対向して他方の部材に固着される受け金部材とを具備し、
前記本体は、前記受け金部材側である前方の端部に固着面から起立した一対の軸受け片を具備し前記一方の部材に固着される台座と、一端側において前記台座の軸受け片に主軸によって枢支され前記台座側に倒伏した締め付け位置と当該台座から起立した解放位置との間を回転自在の開閉レバーと、基端側が前記開閉レバーの中間部において前記主軸と平行な支持軸により枢支され先端側が前記受け金部材に係脱自在で前記開閉レバーが締め付け位置にあるとき前記受け金具に係合する掛け金アームと、前記開閉レバーが解放位置から締め付け位置へ回動する途上で前記台座の一部に自動係合して当該開閉レバーを締め付け位置にロックするように設けられたロック機構と、当該ロック機構による前記開閉レバーの拘束を解除するように設けられたロック解除機構とを具備するキャッチクリップ装置において、
前記ロック解除機構は、前記開閉レバー上に枢支され当該開閉レバーの後方へ連続して延出する解除レバーを含み、
前記解除レバーは、前記開閉レバーを締め付け位置から解放位置へ回動させる操作と同方向の回動操作により前記ロック機構による前記開閉レバーの拘束を解除するように設けられることを特徴とするロック機構付きキャッチクリップ装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記台座は、後部に、固着面から起立したピン受け片と、当該ピン受け片に前記主軸と平行に支持されたロックピンとをさらに具備し、
前記ロック機構は、前記開閉レバーの後部に前記支持軸と平行な枢ピンによって枢支され前記ロックピンに係合するロック位置とそれから離脱するロック解除位置間を回動自在でロック位置に回転付勢されたフックレバーを具備し、
前記フックレバーは、前記開閉レバーが解放位置から締め付け位置へ回転する途上で前記ロックピンとの摺接によりロック解除位置へ瞬時回動後、ロック位置に戻って当該開閉レバーの締め付け位置において当該ロックピンに自動係合可能なフック部を具備し、
前記解除レバーは、前記枢ピンによって前記フックレバーと共に枢支され、前記開閉レバーの後方へ連続するように延出する操作片と、前記フックレバーに係合する係合片とを具備し、当該フックレバーと一体にロック位置に回転付勢され、前記操作片を前記開閉レバーの起立方向へ回動操作することにより、前記フックレバーをロック解除位置へ回動させた後、前記開閉レバーを解放位置へ回動可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載のロック機構付きキャッチクリップ装置。
【請求項3】
前記解除レバーは、ロック解除位置において前記開閉レバーの下面に当接する当接片を具備し、
前記開閉レバーは、下面に当接した前記当接片を介して、前記解除レバーによる解放方向への回動操作力が伝えられることを特徴とする請求項2に記載のロック機構付きキャッチクリップ装置。
【請求項4】
前記フックレバーと前記解除レバーは、トーションばねにより一体に回転付勢され、
前記トーションばねは、一端側が前記支持軸に係止され、コイル部が前記枢ピンに掛けられ、他端側が前記フックレバーと前記解除レバーの係合部に係止されることを特徴とする請求項2に記載のロック機構付きキャッチクリップ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機器収納ボックス等に使用されるキャッチクリップ装置に係り、特に、振動や衝撃により安易に掛金アームと受金の係合が解かれない、ロック機構を備えたものに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、筐体の蓋止め部材として使用されるパチン錠として、特許文献1に開示されたものが知られている。このパチン錠は、筐体側に固着される台座と、この台座に回動自在に支持される開閉レバーと、この開閉レバーに回動自在に支持される掛け金アームとを備え、掛け金アームを蓋側の受け金具に掛けて開閉レバーを閉位置に倒伏させることにより、閉蓋するものである。開閉レバーには、リリーフレバーが枢支される。リリーフレバーは、開閉レバーを閉位置に倒伏させる際に、台座の先端部(掛け金アームと反対側)と開閉レバーの先端部とを自動的に係止し、開閉レバーが、意図しない外力により安易に開位置へ立ち上がらないようにロックする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-241250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来装置では、開蓋のために、開閉レバーを開位置へ回動操作するためには、リリーフレバーを、開閉レバーの回動操作方向と反対方向へ回動操作してロックを解除する必要がある。すなわち、開蓋のために、方向の異なる2つの操作を行わなければならない煩わしさがある。
したがって、本発明は、開閉レバーを閉位置に倒伏させる際に、台座と開閉レバーとを自動的に係止するロック機構を備えているが、ロック解除操作と開閉レバーの起立操作とを一操作で容易に行うことができるロック機構付きキャッチクリップ装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下の説明において添付図面の符号を参照するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明のキャッチクリップ装置1のロック解除機構8は、開閉レバー5上に枢支され当該開閉レバー5の後方へ連続して延出する解除レバー11を含む。解除レバー11は、開閉レバー5を締め付け位置から解放位置へ回動させる操作と同方向の回動操作によりロック機構7による開閉レバー5の拘束を解除するように設けられる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ロック解除操作と開閉レバーの起立操作とを一操作で容易に行うことができるロック機構付きキャッチクリップ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係るキャッチクリップ装置のロック状態の斜視図である。
本発明に係るキャッチクリップ装置のロック状態の平面図である。
図1BのIc-Ic断面図である。
本発明に係るキャッチクリップ装置のロック解除状態の斜視図である。
本発明に係るキャッチクリップ装置のロック解除状態の平面図である。
図2BのIIc-IIc断面図である。
本発明に係るキャッチクリップ装置の開閉レバーが起立した解放位置にある状態の斜視図である。
本発明に係るキャッチクリップ装置の開閉レバーが起立した解放位置にある状態の平面図である。
図3BのIIIc-IIIc断面図である。
本発明に係るキャッチクリップ装置におけるフックレバーの斜視図である。
本発明に係るキャッチクリップ装置における解除レバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
キャッチクリップ装置1は、筐体101と蓋体102のような2部材間を締め付け、解放するために、一方の部材101に固着される本体2と、これに対向して他方の部材102に固着される受け金部材3とを具備する。
【0009】
本体2は、一方の部材101に固着される台座4、台座4に枢支される開閉レバー5、開閉レバー5に枢支される掛け金アーム6を具備する。
【0010】
台座4は、部材102に固着される基板部41と、基板部41における受け金部材102側である前方の端部に、基板部41から起立した左右一対の軸受け片42を具備する。また、基板部41の後方の端部に、同様に基板部41から起立した左右一対のピン受け片43と、これに支持されるロックピン43aを具備する。
(【0011】以降は省略されています)

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