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公開番号
2025051141
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160091
出願日
2023-09-25
発明の名称
微粒化装置ユニット
出願人
株式会社常光
代理人
弁理士法人白坂
主分類
B02C
19/00 20060101AFI20250328BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約
【課題】被処理物が微粒化装置の微粒化流路内を通過する際の発熱を前提としつつ、高い圧力に耐え、かつ、効率良く冷却することのできる微粒化装置ユニットを提供する。
【解決手段】被処理物を微粒化する微粒化流路を内部に有する微粒化装置であって当該微粒化装置は、微粒化装置の第1側部から流入させ微粒化流路を通過させて第2側部から流出させ、かつ微粒化装置の第2側部から流入させ微粒化流路を通過させて第1側部から流出させる微粒化装置と、微粒化装置の第1側部に第1管路を介して接続され微粒化装置へ被処理物を圧送する第1プランジャポンプと、微粒化装置の第2側部に第2管路を介して接続され微粒化装置へ被処理物を圧送する第2プランジャポンプと、第1管路中及び第2管路中に接続され、第1管路及び第2管路を流動する被処理物を冷却する冷却部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理物を微粒化する微粒化流路を内部に有する微粒化装置であって、前記微粒化装置は、前記微粒化装置の第1側部から流入させ前記微粒化流路を通過させて第2側部から流出させ、かつ前記微粒化装置の前記第2側部から流入させ前記微粒化流路を通過させて前記第1側部から流出させる微粒化装置と、
前記微粒化装置の前記第1側部に第1管路を介して接続され前記微粒化装置へ被処理物を圧送する第1プランジャポンプと、
前記微粒化装置の前記第2側部に第2管路を介して接続され前記微粒化装置へ被処理物を圧送する第2プランジャポンプと、
前記第1管路中及び前記第2管路中に接続され、前記第1管路及び前記第2管路を流動する被処理物を冷却する冷却部と、を備える
ことを特徴とする微粒化装置ユニット。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記冷却部は前記第1管路及び前記第2管路のそれぞれに接続され、
前記第1プランジャポンプと前記微粒化装置との間を流動する被処理物を冷却する第1冷却部と、
前記第2プランジャポンプと前記微粒化装置との間を流動する被処理物を冷却する第2冷却部と、を備える請求項1に記載の微粒化装置ユニット。
【請求項3】
前記冷却部は、
中空本体部と、
前記中空本体部内に間隙部を形成して挿通され冷媒が流入する冷却管部と、
前記中空本体部に形成され被処理物を前記間隙部に流入させるとともに前記間隙部から流出させる第1流入出部と、
前記中空本体部の前記第1流入出部と異なる部位に形成され被処理物を前記間隙部に流入させるとともに前記間隙部から流出させる第2流入出部と、を備える請求項1に記載の微粒化装置ユニット。
【請求項4】
前記冷却部は、前記中空本体部の外表面部に備えられ前記外表面部から前記中空本体部を冷却する冷却ジャケット部を備える請求項3に記載の微粒化装置ユニット。
【請求項5】
前記冷却部に冷媒を供給する冷媒供給部が備えられる請求項1に記載の微粒化装置ユニット。
【請求項6】
前記第1プランジャポンプ及び前記第2プランジャポンプのそれぞれの動作を制御する制御部が備えられる請求項1に記載の微粒化装置ユニット。
【請求項7】
前記第1管路または前記第2管路に接続され、前記微粒化装置への被処理物を供給する供給容器部を備える請求項1に記載の微粒化装置ユニット。
【請求項8】
前記供給容器部から供給される被処理物を、前記第1管路または前記第2管路へ圧送する圧送ポンプを備える請求項7に記載の微粒化装置ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、微粒化装置ユニットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、試料等の被処理物を微粒化して均一化させるホモジナイザーユニットとして、微粒化装置ユニットが知られている。このような微粒化装置ユニットとして、例えば、内部に微粒化流路が形成された微粒化装置を備え、容器から供給された被処理物を、高圧ポンプにより微粒化装置の微粒化流路内に供給して通過させることで、被処理物を均一化させる構成が開示されている(特許文献1等参照)。また、このような微粒化流路の改良として、複数のプランジャポンプを備えた微粒化装置ユニットが提案されている(特許文献2等参照)
【0003】
しかしながら、微粒化流路を用いる被処理物の処理にあっては、被処理物は微細な管路内を高い圧力を受けて通過するため、被処理物は圧力上昇の影響から温度上昇する。すると、樹脂、有機溶剤等の被処理物は熱曝露から熱変成しやすくなる。結果、微粒化は可能ではあるものの、同時に被処理物の熱による変質(熱変性)が生じてしまう。特に、被処理物に対する微粒化に際しては、前出の特許文献2に開示のとおり、微粒化流路を何回も通過するため高圧化に伴う熱の影響を如実に被ってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3149371号公報
特開2020-151665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発明者は微粒化装置ユニットにおける被処理物の圧力による熱の影響を軽減するべく効率的に冷却する構成について検討を重ねた。そこで、本発明は、被処理物が微粒化装置の微粒化流路内を通過する際の発熱を前提としつつ、高い圧力に耐え、かつ、効率良く冷却することのできる微粒化装置ユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、実施形態の微粒化装置ユニットは、被処理物を微粒化する微粒化流路を内部に有する微粒化装置であって当該微粒化装置は、微粒化装置の第1側部から流入させ微粒化流路を通過させて第2側部から流出させ、かつ微粒化装置の第2側部から流入させ微粒化流路を通過させて第1側部から流出させる微粒化装置と、微粒化装置の第1側部に第1管路を介して接続され微粒化装置へ被処理物を圧送する第1プランジャポンプと、微粒化装置の第2側部に第2管路を介して接続され微粒化装置へ被処理物を圧送する第2プランジャポンプと、第1管路中及び第2管路中に接続され、第1管路及び第2管路を流動する被処理物を冷却する冷却部とを備えることを特徴とする。
【0007】
さらに、微粒化装置ユニットにおいて、冷却部は第1管路及び第2管路のそれぞれに接続され、第1プランジャポンプと微粒化装置との間を流動する被処理物を冷却する第1冷却部と、第2プランジャポンプと微粒化装置との間を流動する被処理物を冷却する第2冷却部とを備えることとしてもよい。
【0008】
さらに、微粒化装置ユニットにおいて、冷却部は、中空本体部と、中空本体部内に間隙部を形成して挿通され冷媒が流入する冷却管部と、中空本体部に形成され被処理物を間隙部に流入させるとともに間隙部から流出させる第1流入出部と、中空本体部の第1流入出部と異なる部位に形成され被処理物を間隙部に流入させるとともに間隙部から流出させる第2流入出部とを備えることとしてもよい。
【0009】
さらに、微粒化装置ユニットにおいて、冷却部は、中空本体部の外表面部に備えられ外表面部から中空本体部を冷却する冷却ジャケット部を備えることとしてもよい。
【0010】
さらに、微粒化装置ユニットにおいて、冷却部に冷媒を供給する冷媒供給部が備えられることとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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