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公開番号
2025063450
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172655
出願日
2023-10-04
発明の名称
テンションバランサ
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
F16F
3/04 20060101AFI20250409BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】長期にわたって適正なストローク長で使用可能なテンションバランサを提供することを。
【解決手段】テンションバランサは第1から第nの円筒部材、第1から第(n-1)のコイルばね、第1の円筒部材に取り付けられた第1のフック、第nの円筒部材に取り付けられた第2のフック、および第nの円筒部材に取り付けられたスケールを備える。スケールは、第1から第nの円筒部材の中心軸に平行な第1の方向に延伸し、第nの円筒部材の外側に位置し、第1の方向に垂直な第2の方向で第nの円筒部材と重なり、かつ、第1の方向において伸縮可能である。第1から第nの円筒部材は、それぞれ第1から第nの円筒部材から選択される第jの円筒部材が第(j+1)の円筒部材に囲まれるように配置される。円筒部材とコイルばねは互いに交互する。nは3以上の自然数であり、jは1以上(n-1)以下の自然数から選択される変数である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1から第nの円筒部材、
前記第1から第(n-1)のコイルばね、
前記第1の円筒部材に取り付けられた第1のフック、
前記第nの円筒部材に取り付けられた第2のフック、および
前記第nの円筒部材に取り付けられ、前記第1から第nの円筒部材の中心軸に平行な第1の方向に延伸し、前記第nの円筒部材の外側に位置し、前記第1の方向に垂直な第2の方向で前記第nの円筒部材と重なり、前記第1の方向において伸縮可能なスケールを備え、
前記第1から第nの円筒部材は、前記第1から第nの円筒部材から選択される第(j+1)の円筒部材が前記第1から第nの円筒部材から選択される第jの円筒部材に囲まれるように配置され、
前記円筒部材と前記コイルばねは互いに交互し、
nは2以上の自然数であり、jは1以上(n-1)以下の自然数から選択される変数である、テンションバランサ。
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【請求項2】
前記第2の方向に延伸し、前記スケールと前記第nの円筒部材の間に配置される指針部材をさらに備える、請求項1に記載のテンションバランサ。
【請求項3】
前記スケールは、
前記第nの円筒部材に接続され、前記第1の方向に延伸するビーム、および
前記ビームを収容し、前記ビームに沿ってスライド可能であり、メモリが付されたスライド部材を有する、請求項1に記載のテンションバランサ。
【請求項4】
前記ビームは、前記第1の方向に配列した複数の貫通孔を有し、
前記スライド部材は、前記貫通孔の一つと重なる少なくとも一つの開口を有する、請求項3に記載のテンションバランサ。
【請求項5】
前記ビームは、前記第1の方向に延伸して前記ビームを貫通するスリットを有し、
前記スライド部材は、前記スリットと重なる少なくとも一つの開口を有する、請求項3に記載のテンションバランサ。
【請求項6】
前記スリットの幅は、周期的に変化する、請求項5に記載のテンションバランサ。
【請求項7】
前記第1の方向に垂直な平面における前記ビームの端面形状は円である、請求項3に記載のテンションバランサ。
【請求項8】
前記ビームは板状であり、
前記第1の方向に垂直な平面における前記スライド部材の端面はC字形状である、請求項3に記載のテンションバランサ。
【請求項9】
前記ビームの外周は雄ねじ切りされた表面を有し、
前記スライド部材は、雌ねじ切りされた内壁を有し、前記第1の方向に延伸する有底孔または貫通孔を有する、請求項3に記載のテンションバランサ。
【請求項10】
前記スケールは、雌ねじ切りされた貫通孔を有するフロントプレートによって前記第nの円筒部材に接続され、
前記スライド部材は、雄ねじ切りされた表面を有する、請求項3に記載のテンションバランサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、架空線に用いることができるテンションバランサに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道などの架空線には、温度変化による膨張・収縮が生じても適正な張力で架空線を引張するための装置としてテンションバランサが取り付けられる。例えば特許文献1と2には、同軸上に配置される複数の円筒部材、および円筒部材の間に配置されるコイルばねを基本構成とするテンションバランサが開示されている。また、テンションバランサには、その変位を計測するための指標としてメモリが付されたスケールが取り付けられ、これにより、テンションバランサ内のコイルばねの状態などを把握することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-108766号公報
特開2009-303301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態の課題の一つは、新規な構造を備えるテンションバランサを提供することを課題の一つとする。あるいは、本発明の実施形態の課題の一つは、長期にわたって適正なストローク長で使用可能なテンションバランサを提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態の一つは、テンションバランサである。このテンションバランサは第1から第nの円筒部材、第1から第(n-1)のコイルばね、第1の円筒部材に取り付けられた第1のフック、第nの円筒部材に取り付けられた第2のフック、および第nの円筒部材に取り付けられたスケールを備える。スケールは、第1から第nの円筒部材の中心軸に平行な第1の方向に延伸し、第nの円筒部材の外側に位置し、第1の方向に垂直な第2の方向で第nの円筒部材と重なり、かつ、第1の方向において伸縮可能なように構成される。第1から第nの円筒部材は、第1から第nの円筒部材から選択される第jの円筒部材が第1から第nの円筒部材から選択される第(j+1)の円筒部材に囲まれるように配置される。円筒部材とコイルばねは互いに交互する。nは3以上の自然数であり、jは1以上(n-1)以下の自然数から選択される変数である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施形態に係るテンションバランサの模式的斜視図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの模式的端面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的端面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的端面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的端面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的側面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本出願で開示される発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
【0008】
図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して説明したものと同様の機能を備えた要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略することがある。
【0009】
本明細書および図面において、同一、あるいは類似する複数の構成を総じて表記する際には同一の符号を用い、これらを個別に表記する際には符号の後にハイフンと数字を付す。一つの構成のうちの複数の部分をそれぞれ区別して表記する際には、同一の符号を用い、さらにアルファベットを用いる。
【0010】
本明細書および請求項において、「ある構造体が他の構造体から露出する」という表現は、ある構造体の一部が他の構造体によって覆われていない態様を意味し、この他の構造体によって覆われていない部分は、さらに別の構造体によって覆われる態様も含む。また、この表現で表される態様は、ある構造体が他の構造体と接していない態様も含む。
(【0011】以降は省略されています)
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