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公開番号2025063508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172781
出願日2023-10-04
発明の名称電動シャッター
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 9/68 20060101AFI20250409BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】シャッターケースの見込寸法を小さくできて、コンパクトな電動シャッターを提供すること。
【解決手段】電動シャッター1は、シャッターケースと、シャッター巻取軸42と、スラット41Aと、シャッター巻取軸42を回転駆動する電動モーターと、電動モーターに電力を供給する電源ケーブルと、配線カバー80とを有する。シャッターケースは、背面部461と、延出面部462とを有するケース裏板46を備える。配線カバー80は、延出面部462に係合される係合部と、カバー本体81とを備える。カバー本体81は、シャッター巻取軸42に巻き取られたスラット41Aと、背面部461および延出面部462で構成されるコーナー部468との間に配置されてコーナー部468との間に収納空間481を区画する。収納空間481には、電源ケーブルを分離可能に連結するコネクタ34が配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シャッターケースと、
前記シャッターケース内に配置されるシャッター巻取軸と、
前記シャッター巻取軸に対して巻取りおよび繰出し可能に取り付けられたスラットと、
前記シャッター巻取軸を回転駆動する電動モーターと、
前記電動モーターに電力を供給する電源ケーブルと、
配線カバーと、を有し、
前記シャッターケースは、背面部と、前記背面部の上端または下端から室外側に延出された延出面部とを有するケース裏板を備え、
前記配線カバーは、前記延出面部に係合される係合部と、カバー本体とを備え、
前記カバー本体は、前記シャッター巻取軸に巻き取られた前記スラットと、前記背面部および前記延出面部で構成されるコーナー部との間に配置されて前記コーナー部との間に収納空間を区画し、
前記収納空間には、前記電源ケーブルを分離可能に連結するコネクタが配置されている
ことを特徴とする電動シャッター。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電動シャッターにおいて、
前記配線カバーの前記係合部は、前記延出面部の内面側に配置される突出片と、前記延出面部の外面側に配置される係止片とを備える
ことを特徴とする電動シャッター。
【請求項3】
請求項1に記載の電動シャッターにおいて、
前記延出面部には係合穴が形成され、
前記配線カバーの前記係合部は、前記係合穴に係合される係止片を備える
ことを特徴とする電動シャッター。
【請求項4】
請求項1に記載の電動シャッターにおいて、
前記シャッターケースは、前記ケース裏板と、前記ケース裏板の左右両端部に設けられて前記シャッター巻取軸を支持するケース側板とを備え、
前記ケース裏板には、前記電源ケーブルが挿通される配線口が形成され、
前記ケース側板には、前記電源ケーブルが挿通される開口が形成され、
前記配線カバーは、前記配線口から前記ケース側板までの範囲に配置されている
ことを特徴とする電動シャッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動シャッターに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
電動モーターでスラットの巻き取りおよび送り出しを行う電動シャッターにおいて、電動モーターに電力を供給する電線がスラットと干渉しないように、シャッターケースに、電線を収納する空間と、シャッター本体を収納する空間とを仕切る仕切板をシャッター本体の背面側つまり建物側に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の仕切板は、シャッターケースの内側面にボルト等で固定され、ドラムに巻き取られたスラットと、シャッターケースの裏側端縁との間に配置されている。そして、仕切板とシャッターケースの裏側端縁との間に電線を収納する収納空間が確保されている。電線は、シャッター本体側の電線と、建物ユニット側の電線とに分割され、各電線は、コネクタを用いて接続されている。このコネクタも前記収納空間に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-192757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、ドラムに巻き取られたスラットの建物側の端縁と、シャッターケースの裏側端縁との間に仕切板を配置しているため、ドラムに巻き取られたスラットを配置する空間と、電線を収納する空間とが見込方向(室内外方向)に配置されるため、シャッターケースの見込寸法も大きくなり、電動シャッターが大型化するという課題がある。
【0005】
本発明の目的は、シャッターケースの見込寸法を小さくできて、コンパクトな電動シャッターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電動シャッターは、シャッターケースと、前記シャッターケース内に配置されるシャッター巻取軸と、前記シャッター巻取軸に対して巻取りおよび繰出し可能に取り付けられたスラットと、前記シャッター巻取軸を回転駆動する電動モーターと、前記電動モーターに電力を供給する電源ケーブルと、配線カバーと、を有し、前記シャッターケースは、背面部と、前記背面部の上端または下端から室外側に延出された延出面部とを有するケース裏板を備え、前記配線カバーは、前記延出面部に係合される係合部と、カバー本体とを備え、前記カバー本体は、前記シャッター巻取軸に巻き取られた前記スラットと、前記背面部および前記延出面部で構成されるコーナー部との間に配置されて前記コーナー部との間に収納空間を区画し、前記収納空間には、前記電源ケーブルを分離可能に連結するコネクタが配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シャッターケースの見込寸法を小さくできて、コンパクトな電動シャッターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る電動シャッターを示す斜視図である。
前記実施形態に係る電動シャッターの要部を示す正面図である。
前記実施形態に係る電動シャッターの要部を示す側面図である。
前記実施形態に係る電動シャッターの配線構造を示す斜視図である。
前記実施形態に係る配線カバーおよび収納空間を示す側面図である。
前記実施形態に係る配線カバーの取付構造を示す分解斜視図である。
前記実施形態に係る配線カバーの取付構造を示す正面図である。
前記実施形態に係る配線カバーの取付構造を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、実施形態に係る電動シャッター1は、建物の躯体に取り付けられて当該建物の開口部を開閉可能に配置されるものである。電動シャッター1は、枠体2と、枠体2に取り付けられるシャッター本体4とを備えている。
以下の説明において、電動シャッター1の左右方向をX軸方向とし、電動シャッター1の上下方向をY軸方向とし、電動シャッター1の前後方向(見込み方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
枠体2は、左右の縦枠21と、左右の縦枠21の上端にネジ止めされた天板22と、天板22の室外縁部に掛けられた点検板23と、左右の縦枠21の上部であって天板22よりも下方の位置に取り付けられた上枠25(まぐさ)と、左右の縦枠21の下端に取り付けられた下枠26とを備えている。
左右の縦枠21には、後述するシャッターカーテン41の左右端部を上下案内するガイドレール211がY軸方向に沿って装着されている。天板22のX軸方向に沿った室外縁部には係合溝(図示略)が形成されており、点検板23は、その上縁が天板22のX軸方向に沿った係合溝に掛けられ、その下縁の左右端部が後述するケース側板47の取付片473にネジ止めされることで取り付けられており、点検板23の取付片473へのネジ止めを外すことで枠体2から取り外せるようになっている。
この枠体2は、左右の縦枠21の上部と天板22と上枠25とによって、シャッター本体4が配置される納まり部20を形成しており、点検板23の着脱によって納まり部20を前方側(室外側)で開閉可能としている。また、納まり部20を区画する左右の縦枠21の上部には裏板(図示略)が装着され、ケース側板47は裏板つまり縦枠21に対して着脱可能に前方からネジ止め固定される。
(【0011】以降は省略されています)

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