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公開番号
2025069804
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179753
出願日
2023-10-18
発明の名称
リング式綴じ具
出願人
株式会社カネダ技研
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
B42F
13/22 20060101AFI20250423BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約
【課題】長手方向の相対的な変位により二枚の基板に鞘体を係着する場合でも、二枚の基板及び鞘体が長手方向にずれを抑えることができるリング式綴じ具を提供する。
【解決手段】本発明によるリング式綴じ具は、二枚の基板1,2の基板端部係止爪71のそれぞれは、基板傾斜側面71aと基板位置決側面71bとを有しており、鞘体4の鞘端部係着爪421のそれぞれは、鞘傾斜側面421aと鞘位置決側面421bとを有しており、基板傾斜側面71a及び鞘傾斜側面421aは、基板端部係止爪71が鞘端部係着爪421を乗り越えることを許容するように構成されており、基板位置決側面71b及び鞘位置決側面421bは、互いに突き当てられることで、長手方向に係る二枚の基板1,2と鞘体4との相対的な変位を規制するように構成されている。
【選択図】図23
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに隣り合って平行に延在する長手状の二枚の基板と、
前記二枚の基板の表面側に設けられた複数の半リング部分と、
前記二枚の基板の裏面側に配置されるとともに、前記二枚の基板を幅方向に係る外側から挟み込み、前記二枚の基板を互いに押し付けて保持する長手状の樹脂材料を含む材質からなる鞘体と
を備え、
前記鞘体の押付け力の作用下での前記二枚の基板の回転変位に伴い、前記半リング部分のそれぞれの先端が互いに近接されるとともに離間される、
リング式綴じ具であって、
前記二枚の基板のそれぞれの外側面には、長手方向に延在された係着溝部が設けられており、
前記係着溝部の内部には、前記長手方向に係る前記二枚の基板の両端部に配置された基板端部係止爪が設けられており、
前記基板端部係止爪のそれぞれは、前記長手方向に係る前記基板の内側に配置されるとともに前記幅方向に対して傾斜して延在された基板傾斜側面と、前記長手方向に係る前記基板の外側に配置されるとともに前記幅方向に延在された基板位置決側面とを有しており、
前記鞘体は、裏板部と、前記裏板部の両側縁から立ち上げられた側板部と、前記側板部のそれぞれの先端部から互いに近づく方向に突出されて前記係着溝部に差し込まれた鞘係着爪とを有しており、
前記鞘係着爪には、前記長手方向に係る前記鞘体の両端部に配置された鞘端部係着爪が設けられており、
前記鞘端部係着爪のそれぞれは、前記長手方向に係る前記鞘体の外側に配置されるとともに前記幅方向に対して傾斜して延在された鞘傾斜側面と、前記長手方向に係る前記鞘体の内側に配置されるとともに前記幅方向に延在された鞘位置決側面とを有しており、
前記基板傾斜側面及び前記鞘傾斜側面は、前記基板端部係止爪が前記鞘係着爪及び前記鞘端部係着爪を乗り越えることを許容するように構成されており、
前記基板位置決側面及び前記鞘位置決側面は、互いに突き当てられることで、前記長手方向に係る前記二枚の基板と前記鞘体との相対的な変位を規制するように構成されている、
リング式綴じ具。
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【請求項2】
前記鞘係着爪には、前記長手方向に係る前記鞘端部係着爪の間に配置された少なくとも1つの鞘中間係着爪が設けられており、
前記鞘中間係着爪の両側の側面は、前記幅方向に対して傾斜して延在されており、前記基板端部係止爪が前記鞘中間係着爪を乗り越えることを許容するように構成されている、
請求項1に記載のリング式綴じ具。
【請求項3】
前記側板部からの前記鞘係着爪の突出量は、前記係着溝部の深さの1/3以上である、
請求項2に記載のリング式綴じ具。
【請求項4】
前記長手方向に係る前記係着溝部の両端は開放されている、
請求項1から3までのいずれか1項に記載のリング式綴じ具。
【請求項5】
前記二枚の基板のそれぞれの内側面には、互いに嵌り合う突起付き凸面及び突起付き凹面が設けられており、前記突起付き凸面及び突起付き凹面のそれぞれには、前記回転変位の途中で互いに衝突し、前記押付け力に抗して乗り越えて当該回転変位に抵抗する対向突起部が形成されている、
請求項1から3までのいずれか1項に記載のリング式綴じ具。
【請求項6】
前記樹脂材料を含む材質は、バイオマスプラスチックである、
請求項1から3までのいずれか1項に記載のリング式綴じ具。
【請求項7】
前記樹脂材料を含む材質は、紙、トウモロコシ、卵の殻又は貝殻由来の材料を含む、
請求項6に記載のリング式綴じ具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞘体の押付け力の作用下での二枚の基板の回転変位に伴い、半リング部分のそれぞれの先端が互いに近接されるとともに離間されるリング式綴じ具に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来用いられていたこの種のリング式綴じ具としては、例えば下記の特許文献1等に示されている構成を挙げることができる。すなわち、従来のリング式綴じ具では、二枚の基板(半身板)と鞘体とを樹脂(硬質プラスチック)で構成している。二枚の基板の側部には係着溝部が設けられており、鞘体には係着溝部に係着される傾斜面が設けられている。二枚の基板の下方に鞘体を配置し、下方から鞘体を二枚の基板に向けて押圧することで、係着溝部に傾斜面を係着させて、二枚の基板を鞘体に組み付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-239781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
樹脂に大きな応力が加わると割れが生じる。上記のような従来構成では、下方から鞘体を二枚の基板に向けて押圧することで係着溝部に傾斜面を係着しているので、鞘体又は傾斜面の割れの発生を抑えるために傾斜面を長くすることが難しく、二枚の基板及び鞘体が上下に分離しやすくなっている。
【0005】
また、樹脂製の鞘体は、金属製の鞘体と比較して押付け力が弱い傾向にある。従来構成における鞘体の傾斜面を長くすることで押付け力を向上できるが、下方から鞘体を二枚の基板に組み付ける構成では、やはり長くすることが難しい。
【0006】
別の組み付け方法として、二枚の基板と鞘体との長手方向の相対的な変位により、二枚の基板の係着溝部に鞘体の傾斜面を係着することが考えられる。この組み付け方法を採れば、傾斜面を長くすることができ、二枚の基板及び鞘体の上下の分離を抑えることができるとともに、押付け力を確保することができる。しかしながら、この場合、二枚の基板及び鞘体を長手方向に相対的に変位可能とする必要があり、二枚の基板及び鞘体が長手方向にずれやすくなってしまう。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、長手方向の相対的な変位により二枚の基板に鞘体を係着する場合でも、二枚の基板及び鞘体が長手方向にずれを抑えることができるリング式綴じ具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るリング式綴じ具は、一実施形態において、互いに隣り合って平行に延在する長手状の二枚の基板と、二枚の基板の表面側に設けられた複数の半リング部分と、二枚の基板の裏面側に配置されるとともに、二枚の基板を幅方向に係る外側から挟み込み、二枚の基板を互いに押し付けて保持する長手状の樹脂材料を含む材質からなる鞘体とを備え、鞘体の押付け力の作用下での二枚の基板の回転変位に伴い、半リング部分のそれぞれの先端が互いに近接されるとともに離間される、リング式綴じ具であって、二枚の基板のそれぞれの外側面には、長手方向に延在された係着溝部が設けられており、係着溝部の内部には、長手方向に係る二枚の基板の両端部に配置された基板端部係止爪が設けられており、基板端部係止爪のそれぞれは、長手方向に係る基板の内側に配置されるとともに幅方向に対して傾斜して延在された基板傾斜側面と、長手方向に係る基板の外側に配置されるとともに幅方向に延在された基板位置決側面とを有しており、鞘体は、裏板部と、裏板部の両側縁から立ち上げられた側板部と、側板部のそれぞれの先端部から互いに近づく方向に突出されて係着溝部に差し込まれた鞘係着爪とを有しており、鞘係着爪には、長手方向に係る鞘体の両端部に配置された鞘端部係着爪が設けられており、鞘端部係着爪のそれぞれは、長手方向に係る鞘体の外側に配置されるとともに幅方向に対して傾斜して延在された鞘傾斜側面と、長手方向に係る鞘体の内側に配置されるとともに幅方向に延在された鞘位置決側面とを有しており、基板傾斜側面及び鞘傾斜側面は、基板端部係止爪が鞘係着爪及び鞘端部係着爪を乗り越えることを許容するように構成されており、基板位置決側面及び鞘位置決側面は、互いに突き当てられることで、長手方向に係る二枚の基板と鞘体との相対的な変位を規制するように構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明のリング式綴じ具の一実施形態によれば、基板位置決側面及び鞘位置決側面は、互いに突き当てられることで、長手方向に係る二枚の基板と鞘体との相対的な変位を規制するように構成されているので、長手方向の相対的な変位により二枚の基板に鞘体を係着する場合でも、二枚の基板及び鞘体が長手方向にずれを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態によるリング式綴じ具を示す正面図である。
図1のリング式綴じ具を示す平面図である。
図1のリング式綴じ具を示す底面図である。
図1のリング式綴じ具を示す左側面図である。
図1のリング式綴じ具を示す右側面図である。
図1のリング式綴じ具を斜め上方から見たときの斜視図である。
図6のリング式綴じ具を表裏逆転させて見たときの斜視図である。
図1の第1基板を単体で示す正面図である。
図8の第1基板を示す平面図である。
図8の第1基板を示す底面図である。
図8の線XI-XIに沿う第1基板の断面図である。
図8の線XII-XIIに沿う第1基板の断面図である。
閉状態において図11の突起付き凸面が第2基板の突起付き凹面に嵌っている状態を示す断面図である。
開状態において図11の突起付き凸面が図12の突起付き凹面に嵌っている状態を示す断面図である。
図1の線XVa-XVaに沿うリング式綴じ具の断面図である。
図1の第1基板を示す背面図である。
図16の線XVII-XVIIに沿う第1基板の断面図である。
図1の鞘体を単体で示す斜視図である。
図18の面XIXにおける鞘体の断面図である。
図18の面XXにおける鞘体の断面図である。
図18の鞘体を示す平面図である。
図1の鞘体の一端から第1基板及び第2基板を差し込んだときの様子を示す説明図である。
図22の領域XXIIIにおける基板端部係止爪と鞘端部係着爪との関係を示す説明図である。
図1の鞘体の他端から第1基板及び第2基板を差し込んだときの様子を示す説明図である。
図22の領域XXVにおける基板端部係止爪と鞘中間係着爪との関係を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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