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公開番号2025071119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025020836,2021046064
出願日2025-02-12,2021-03-19
発明の名称積層体及び包装袋
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20250424BHJP(積層体)
要約【課題】環境負荷低減性に優れると共に、耐衝撃性及び引き裂き性に優れる、積層体の提供。
【解決手段】本発明は、基材層と、バリア層と、接着層と、ポリエチレンを主成分として含むシーラント層と、をこの順に備える、積層体であって、前記バリア層は、金属箔を含み、前記シーラント層は、ラミネート層と、中間層と、シール層と、をこの順に備え、前記シーラント層は、エチレン-1-ブテン共重合体及びエチレン-1-オクテン共重合体を含み、前記シーラント層における前記エチレン-1-オクテン共重合体の含有量が、1質量%以上30質量%以下であり、前記シーラント層のバイオマス度が、5%以上であり、前記シーラント層は前記接着層と隣接し、前記シーラント層と、前記接着層を介して前記シーラント層と隣接する層とのラミネート強度が、15mmの幅において、5.0N以上である、積層体である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材層と、バリア層と、接着層と、ポリエチレンを主成分として含むシーラント層と、をこの順に備える、積層体であって、
前記バリア層は、金属箔を含み、
前記シーラント層は、ラミネート層と、中間層と、シール層と、をこの順に備え、
前記シーラント層は、エチレン-1-ブテン共重合体及びエチレン-1-オクテン共重合体を含み、
前記シーラント層における前記エチレン-1-オクテン共重合体の含有量が、1質量%以上30質量%以下であり、
前記シーラント層のバイオマス度が、5%以上であり、
前記シーラント層は前記接着層と隣接し、
前記シーラント層と、前記接着層を介して前記シーラント層と隣接する層とのラミネート強度が、15mmの幅において、5.0N以上である、積層体。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記シーラント層は、バイオマスポリエチレンを含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記シーラント層は、高圧法低密度ポリエチレンを更に含む、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
前記接着層が、接着剤層である、請求項1~3のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項5】
前記基材層と前記接着層との間に位置する支持体層を更に備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項6】
前記基材層が、延伸フィルムである、請求項1~5のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の積層体を備える、包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体及び包装袋に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、包装袋は、食料品、医薬品、化学品及び化粧品等の内容物を充填包装するために用いられてきた。包装袋を構成する積層体としては、延伸フィルム等の基材層と、シール性を有するシーラント層とを備えるものがある。包装袋は、積層体が備えるシーラント層を熱溶着(ヒートシール)することにより製造される。
【0003】
近年、循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、材料分野においてもエネルギーと同様に化石燃料からの脱却が望まれており、バイオマスの利用が注目されている。バイオマスは、二酸化炭素と水から光合成された有機化合物であり、それを利用することにより、再度二酸化炭素と水になる、いわゆるカーボンニュートラルな再生可能エネルギーである。昨今、これらバイオマスを原料としたバイオマスプラスチックの実用化が急速に進んでおり、各種の樹脂をバイオマス原料から製造する試みも行われている。
【0004】
バイオマス由来の樹脂としては、乳酸発酵を経由して製造されるポリ乳酸(PLA)が先行して商業生産が始まったが、生分解性であることをはじめ、プラスチックとしての性能が現在の汎用プラスチックとは大きく異なるため、製品用途や製品製造方法に限界があり広く普及するには至っていない。また、PLAに対しては、ライフサイクルアセスメント(LCA)評価が行われており、PLA製造時の消費エネルギー及び汎用プラスチック代替時の等価性等について議論がなされている。
【0005】
ここで、汎用プラスチックとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン及びポリエステル等の様々な種類のポリマーが用いられている。特に、ポリエチレンは、フィルム、シート、ボトル等に成形され、包装材等の種々の用途に供されており、世界中での使用量が多いため、従来の化石燃料由来のポリエチレンを用いることは環境負荷が大きい。従って、ポリエチレンの製造にバイオマス由来の原料を用いて、化石燃料の使用量を削減することが望まれている。例えば、現在までに、ポリオレフィン樹脂の原料となるエチレンやブチレンを、再生可能な天然原料から製造することが研究されてきた(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2011-506628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
包装袋に使用される積層体においても、バイオマス由来の原料を用いて、化石燃料の使用量を低減し、環境負荷を低減することが望まれる。また、包装袋には、手で容易に開封できるような引き裂き性、及び、外部及び内部からの衝撃によって容易に破断しないような耐衝撃性が要求されるところ、包装袋に使用される積層体においても、良好な耐衝撃性及び引き裂き性が要求されている。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、環境負荷低減性に優れると共に、耐衝撃性及び引き裂き性に優れる、積層体を提供することである。
本発明の目的は、該積層体を備える包装袋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、基材層と、バリア層と、接着層と、ポリエチレンを主成分として含むシーラント層と、をこの順に備える、積層体であって、
前記バリア層は、金属箔を含み、
前記シーラント層は、ラミネート層と、中間層と、シール層と、をこの順に備え、
前記シーラント層は、エチレン-1-ブテン共重合体及びエチレン-1-オクテン共重合体を含み、
前記シーラント層における前記エチレン-1-オクテン共重合体の含有量が、1質量%以上30質量%以下であり、
前記シーラント層のバイオマス度が、5%以上であり、
前記シーラント層は前記接着層と隣接し、
前記シーラント層と、前記接着層を介して前記シーラント層と隣接する層とのラミネート強度が、15mmの幅において、5.0N以上である、積層体である。
【0010】
本発明による積層体において、前記シーラント層は、バイオマスポリエチレンを含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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