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公開番号2025071255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025026068,2021115621
出願日2025-02-20,2021-07-13
発明の名称発光モジュール
出願人東芝ライテック株式会社
代理人個人
主分類F21S 2/00 20160101AFI20250424BHJP(照明)
要約【課題】混色特性を向上した発光モジュールを提供する。
【解決手段】実施形態の発光モジュールは、基板と、Nを4以上の整数としたときに、基板の左辺の最も近くに配設される第1の発光部と、基板の左辺と対向する右辺の最も近くに配設される第Nの発光部と、を含み基板上に均等間隔で配設されるN個の発光部を備える。そして、第1の発光部と、第Nの発光部は異なる発光色であり、第1の発光部が照射する光の色度座標と、第Nの発光部が照射する光の色度座標と、の間の座標間距離は、N個の発光部から抽出した任意の2つの発光部が照射する光の色度座標間の距離の中で最も短い。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
左辺と、前記左辺と対向する右辺とを備える基板と;
それぞれ異なる発光色であり、前記基板上に均等間隔で配設されるN個の発光部(Nは4以上の整数)からなる発光部グループを複数有する発光モジュールと;を備え、
一つの前記発光部グループにおいては、最も前記基板の左辺側に配設される第1の発光部と、最も前記基板の右辺側に配設される第Nの発光部とを備えており、前記第1の発光部が照射する光の色度座標と、前記第Nの発光部が照射する光の色度座標と、の間の座標間距離は、前記N個の発光部から抽出した任意の2つの発光部が照射する光の色度座標間の距離の中で最も短い発光モジュール。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
左辺と、前記左辺と対向する右辺とを備える基板と;
それぞれ異なる発光色であり、前記基板上に均等間隔で配設されるN個の発光部(Nは4以上の整数)からなる発光部グループを複数有する発光モジュールと;を備え、
前記発光部グループのそれぞれにおいては、最も前記基板の左辺側に配設される第1の発光部と、最も前記基板の右辺側に配設される第Nの発光部とを備えており、前記第1の発光部が照射する光の色度座標と、前記第Nの発光部が照射する光の色度座標と、の間の座標間距離は、前記N個の発光部から抽出した任意の2つの発光部が照射する光の色度座標間の距離の中で最も短い発光モジュール。
【請求項3】
前記発光部グループにおいて、Nを4以上の偶数(Mを2以上の整数とし、N=2×M)とし、前記第1の発光部から配設位置が近い順に昇順となるように、前記発光部の名称を第2の発光部から第N-1の発光部まで定義した場合に、前記N個の発光部において、それぞれ自身とは異なるN-1個の全ての発光部との関係において照射する光の色度座標間の距離が最も短くなる組合せを導出したときに、前記N個の発光部それぞれで導出した最短の色度座標間の距離のうち最も長くなる組合せを構成する2つの発光部のうち、一方を第Xの発光部として配設し、他方を第X+Mの発光部として配設する(Xは1≦X≦Mの整数)ことを特徴とする請求項1または2記載の発光モジュール。
【請求項4】
前記発光部グループにおいて、Nを5以上の奇数(Mを2以上の整数とし、N=2×M+1)とし、前記第1の発光部から配設位置が近い順に昇順となるように、前記発光部の名称を第2の発光部から第N-1の発光部まで定義した場合に、前記N個の発光部において、それぞれ自身とは異なるN-1個の全ての発光部との関係において照射する光の色度座標間の距離の総和を導出したときに、その総和が最も大きくなる発光部を第M+1の発光部として配設することを特徴とする請求項1または2記載の発光モジュール。
【請求項5】
前記発光部グループにおいて、Nを5以上の奇数(Mを2以上の整数とし、N=2×M+1)とし、前記第1の発光部から配設位置が近い順に昇順となるように、前記発光部の名称を第2の発光部から第N-1の発光部まで定義した場合に、前記N個の発光部において、それぞれ自身とは異なるN-1個の全ての発光部との関係において照射する光の色度座標間の距離が最も短くなる組合せを導出したときに、前記N個の発光部それぞれで導出した最短の色度座標間の距離のうち最も長くなる組合せを構成する2つの発光部のうち、一方を第Xの発光部として配設し、他方を(X+M+1)の発光部として配設する(Xは1≦X≦Mの整数)ことを特徴とする請求項4記載の発光モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、発光モジュールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
光源として複数色のLEDを基板に搭載した発光モジュールを用い、それぞれのLEDの点灯状態を変化させ、それぞれのLEDから照射される光を混色することで、複数パターンの発光色を再現可能な照明装置が知られている。このような照明装置においては、複数色のLEDの混色光を製作する際に、それぞれのLEDから照射される光を適切に混色させる必要があり、光の混色が不十分な場合は、照明装置から照射される光に色ムラが生じてしまっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6648594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、混色特性を向上した発光モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の発光モジュールは、左辺と、左辺に対向する右辺とを備える基板と、それぞれ異なる発光色であり、基板上に均等間隔で配設されるN個の発光部(Nは4以上の整数)からなる発光部グループを複数有する発光モジュールと、を備える。そして、一つの発光部グループにおいては、最も基板の左辺側に配設される第1の発光部と、最も基板の右辺側に配設される第Nの発光部とを備えており、第1の発光部が照射する光の色度座標と、第Nの発光部が照射する光の色度座標と、の間の座標間距離は、N個の発光部から抽出した任意の2つの発光部が照射する光の色度座標間の距離の中で最も短い。
【発明の効果】
【0006】
実施形態によれば、混色特性を向上した発光モジュールを提供することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態の発光モジュールの上面図である。
一実施形態の発光モジュールを並べた様子を示す上面図である。
一実施形態で用いる発光部から照射される光の一例を示す表である。
一実施形態の発光モジュールが偶数種類の発光色を備える場合の、発光部(発光色)の配置を決定する手順を示すフローチャートである。
図3に示す発光部(発光色)のすべて組合せにおいて、その色度座標間の距離を導出した値を示す表である。
一実施形態の発光モジュールが偶数種類の発光色を備える場合の、ペアを作成する手順の一部の過程を示す表である。
一実施形態の発光モジュールが偶数種類の発光色を備える場合の、他の発光部(発光色)の配置を決定する手順の一部の過程を示す表である。
一実施形態の発光モジュールが奇数種類の発光色を備える場合の、発光部(発光色)の配置を決定する手順を示すフローチャートである。
一実施形態の発光モジュールが奇数種類の発光色を備える場合の、具体例となる発光部(発光色)の一例と、その発光部(発光色)のすべて組合せにおいて、その色度座標間の距離を導出した値を示す表である。
一実施形態の発光モジュールが奇数種類の発光色を備える場合の、ペアを作成する手順の一部の過程を示す表である。
一実施形態の発光モジュールが奇数種類の発光色を備える場合の、他の発光部(発光色)の配置を決定する手順の一部の過程を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照して、一実施形態の発光モジュール1の構成について説明する。図1は、発光モジュール1の上面図である。発光モジュール1は、N個(種類)の発光部10と、基板20と、を備えている。Nは2以上の整数であり、特に、4以上の整数であることが望ましい。図1においては、発光モジュール1は、6個(種類)の発光部10(発光部10-1~発光部10-6)を備えている。
【0009】
発光部10は、例えば、LED素子、レーザーダイオード素子、有機EL素子などの固体発光光源を備えている。そして、発光部10がLED素子を備えている場合は、発光部10は、SMD(Surface Mount Device)やCSP(Chip Scale Package)のようなパッケージであってもよいし、ベアチップであってもよい。また、発光部10は、基板20の一方の面である表面側に、接合材料を用いて実装される。接合材料は、例えば、非導電性樹脂材料や、樹脂材料に導電性フィラーを混ぜた導電性樹脂材料や、はんだなどの金属材料が用いられる。
【0010】
基板20は、基材21と、基材に配設されたパターン配線(図1には図示せず)と、を備える。基材21は、長尺(上面視で長方形)に構成されており、2つの対向する短辺(左辺22、右辺23)と、2つの対向する長辺(上辺24、下辺25)と、を備える。また、基材21は、例えば、アルミナや窒化ケイ素などのセラミック、アルミや銅などの金属、ガラスエポキシなどの樹脂、で構成される。パターン配線は、基材の一方の面である表面、もしくは、基材の表面と基材の他方の面である裏面との両方の面に配設される。基板20が複数の基材21を積層することで構成される多層基板の場合は、パターン配線は基材21間に配設されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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