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公開番号
2025071933
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182364
出願日
2023-10-24
発明の名称
成型品の製造方法
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
B21D
22/20 20060101AFI20250430BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】溶接された2つの板材における接合部の割れを抑制することができる成型品の製造方法を提供する。
【解決手段】成型品の製造方法は、外側金属板に内側金属板を重ね合わせて溶接し、第1接合部を形成することを備える。また、成型品の製造方法は、第1接合部の形成後に、プレスにより外側金属板を内側金属板と共に曲げることを備える。プレスでは、第1面と、第1面と交差する方向に広がる第2面と、第1面と第2面とを連結すると共に内側金属板が重ね合わされた曲げ部と、を外側金属板に形成する。第1接合部は、内側金属板が外側金属板のうち第1面となる領域に溶接された部位である。内側金属板は、曲げ部の内側に配置され、外側金属板よりもスプリングバックが大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
成型品の製造方法であって、
外側金属板に内側金属板を重ね合わせて溶接し、第1接合部を形成することと、
前記第1接合部の形成後に、プレスにより前記外側金属板を前記内側金属板と共に曲げることと、
を備え、
前記プレスでは、第1面と、前記第1面と交差する方向に広がる第2面と、前記第1面と前記第2面とを連結すると共に前記内側金属板が重ね合わされた曲げ部と、を前記外側金属板に形成し、
前記第1接合部は、前記内側金属板が前記外側金属板のうち前記第1面となる領域に溶接された部位であり、
前記内側金属板は、前記曲げ部の内側に配置され、前記外側金属板よりもスプリングバックが大きい、成型品の製造方法。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の成型品の製造方法であって、
前記内側金属板は、前記外側金属板よりも引張強度が大きい、成型品の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の成型品の製造方法であって、
前記内側金属板は、前記外側金属板よりも板厚が薄い、成型品の製造方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の成型品の製造方法であって、
前記プレス後に、前記外側金属板と前記内側金属板とを溶接し、前記内側金属板が前記第2面に溶接された部位である第2接合部を形成することを更に備える、成型品の製造方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の成型品の製造方法であって、
当該成型品は、前記第1面、前記曲げ部及び前記第2面が並ぶ方向に沿った断面形状がハット状又はL字状であり、
前記内側金属板は、引張強度が590MPa以上の高張力鋼により形成される、成型品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、成型品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
金属板の絞り加工や曲げ加工では、強度を高めるために金属板の基材に補強板(つまりパッチ)を重ねて溶接した上で、プレスが行われる。このような加工では、曲げの内側に配置される補強板と、外側に配置される基材との間に、プレスによる伸び長さの差異が生ずる。その結果、補強板の溶接部分に剪断応力が発生し、割れるおそれがある。
【0003】
ここで、特許文献1には、主構成部材と副構成部材とを重ねて溶接した後、プレスして、天板部と、2つの縦壁部と、天板部と各縦壁部との間に位置する曲げ部と、を有するU字状の成型品を製造する方法が開示されている。この製造方法では、プレス前に、天板部及び縦壁部に相当する部分に溶接された接合部がそれぞれ設けられる。そして、プレスにより各接合部に発生する剪断応力を分散させるために、縦壁部に相当する部分には、縦壁部における曲げ部側の端部から反対側の端部に向かう方向に沿って並ぶ、複数の接合部が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-131226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した引用文献1の製造方法では、部材の硬さやプレスの種類によって、特に、高張力鋼板材を冷間プレスする場合、接合部に発生する剪断応力が分散されにくく、応力の緩和が不十分となりやすい。その結果、接合部に割れが生じやすくなるという問題がある。
【0006】
本開示の一局面は、溶接された2つの板材における接合部の割れを抑制することができる成型品の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、成型品の製造方法であって、外側金属板に内側金属板を重ね合わせて溶接し、第1接合部を形成することを備える。また、成型品の製造方法は、第1接合部の形成後に、プレスにより外側金属板を内側金属板と共に曲げることを備える。プレスでは、第1面と、第1面と交差する方向に広がる第2面と、第1面と第2面とを連結すると共に内側金属板が重ね合わされた曲げ部と、を外側金属板に形成する。第1接合部は、内側金属板が外側金属板のうち第1面となる領域に溶接された部位である。内側金属板は、曲げ部の内側に配置され、外側金属板よりもスプリングバックが大きい。
【0008】
このような構成では、プレスにより外側金属板が内側金属板と共に曲げられて、外側金属板と内側金属板との間に伸び長さの差異が生じても、第1接合部に応力が集中しにくい。したがって、溶接された外側金属板及び内側金属板における第1接合部の割れを抑制することができる。
【0009】
本開示の一態様では、内側金属板は、外側金属板よりも引張強度が大きくてもよい。
このような構成では、内側金属板のスプリングバックが、外側金属板のスプリングバックよりも大きくなりやすい。これにより、プレス後、内側金属板が外側金属板に押し付けられやすい。このため、プレス後の外側金属板及び内側金属板の密着を促すことができる。
【0010】
本開示の一態様では、内側金属板は、外側金属板よりも板厚が薄くてもよい。
このような構成では、内側金属板のスプリングバックが、外側金属板のスプリングバックよりも大きくなりやすい。これにより、プレス後、内側金属板が外側金属板に押し付けられやすい。このため、プレス後の外側金属板及び内側金属板の密着を促すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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