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公開番号2025072294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2024162193
出願日2024-09-19
発明の名称ケトン捕捉剤
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類B01J 20/22 20060101AFI20250430BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】 ケトン類を効率よく捕捉可能な捕捉剤を提供する。
【解決手段】 アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体を含むケトン捕捉剤をケトンと接触させる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体を含むケトン捕捉剤。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体が、下記一般式(2)で示されるいずれかの構造を有する担体である請求項1に記載のケトン捕捉剤。
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(式中、Rは、炭素数1~4のアルキル基を表す。Xは、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。mは、0~2の整数を表す。m’は、0又は1を表す。nは、1~12の整数を表す。mが2のとき、複数のRは同一又は相異なっていてもよい。mが0のとき、複数のXは同一又は相異なっていてもよい。)
【請求項3】
Rが、メチル基であり、Xが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、及びイソプロポキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項2に記載のケトン捕捉剤。
【請求項4】
nが、3である、請求項2に記載のケトン捕捉剤。
【請求項5】
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体が、下記一般式(1)で表される化合物と、表面に水酸基を有する担体無機担体又は高分子担体との反応生成物である請求項1に記載のケトン捕捉剤。
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165
(式中、Rは、炭素数1~4のアルキル基を表す。Xは、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。mは、0~2の整数を表し、nは、1~12の整数を表す。mが0又は1のとき、複数のXは同一又は相異なっていてもよい。mが2のとき、複数のRは同一又は相異なっていてもよい。)
【請求項6】
Rが、メチル基であり、Xが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、及びイソプロポキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項5に記載のケトン捕捉剤。
【請求項7】
nが、3である、請求項5に記載のケトン捕捉剤。
【請求項8】
担体が、シリカゲル、アルミナ、ゼオライト、マグネシア、チタニア、ジルコニア、セリア、珪藻土、活性炭、及びヒドロキシアパタイトからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のケトン捕捉剤。
【請求項9】
担体が、シリカゲルである請求項1乃至7のいずれかに記載のケトン捕捉剤。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のケトン捕捉剤をケトンと接触させるケトンの除去方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ケトン捕捉剤及びその用途に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
住宅内や車室内等の人の居住空間には、悪臭の原因となる様々なガス状汚染化合物が存在しており、これらガス状汚染化合物を除去し、快適な環境を得ることに関心が持たれるようになってきた。例えば、アルデヒド類やケトン類は、タバコの煙、体臭、ペット臭、カビ臭、塗料臭、印刷臭等の各種の臭気に含まれている。アルデヒド類やケトン類は臭気により人に不快感を与えるだけでなく、化合物によっては発癌性も疑われており、人体への影響が懸念されている。そのため、アルデヒド類やケトン類を効率よく除去する方法が求められている。アルデヒド類に関しては、ヒドラジン誘導体、アミン、無機系吸着剤等からなる消臭剤と化学反応させることによる除去方法が開示されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【0003】
一方、ケトン類はアルデヒド類と比較して化学的により不活性なため、上記先行技術文
献に記載の捕捉剤では捕捉効率が不十分であり、ケトン類を効率よく除去可能な捕捉剤が
望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-358536号公報
特開平11-4879号公報
特開2000-45175公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、上記の背景技術に鑑みてなされたものであって、ケトン類を効率よく除去可能な捕捉剤を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、特定のアミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体、又はそれを含む組成物が、ケトン類を速やかに捕捉することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち本開示は、以下の実施態様を含むものである。
【0008】
[1]アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体を含むケトン捕捉剤。
【0009】
[2]アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体が、下記一般式(2)で示されるいずれかの構造を有する担体である前記[1]に記載のケトン捕捉剤。
【0010】
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(【0011】以降は省略されています)

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