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公開番号2025072977
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183487
出願日2023-10-25
発明の名称スイング解析装置及びスイング解析方法
出願人住友ゴム工業株式会社,学校法人同志社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A63B 69/36 20060101AFI20250501BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】 打具の挙動を解析することができるスイング解析装置及びスイング解析方法を提供する。
【解決手段】 打具のスイングを解析するためのスイング解析装置1であって、プレーヤーが打具をスイングしたときの挙動を計測した計測データを取得するための取得部14aと、計測データから、打具の挙動を特定する時系列の打具挙動データを算出するための計算部14bと、打具挙動データからスイング指標を抽出するための抽出部17と、を含み、抽出部17は、打具挙動データを直交するモードに展開する展開部17bを含む。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
打具のスイングを解析するためのスイング解析装置であって、
プレーヤーが前記打具をスイングしたときの挙動を計測した計測データを取得するための取得部と、
前記計測データから、前記打具の挙動を特定する時系列の打具挙動データを算出するための計算部と、
前記打具挙動データからスイング指標を抽出するための抽出部とを含み、
前記抽出部は、前記打具挙動データを直交するモードに展開する展開部を含む、スイング解析装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記展開は、主成分分析、固有値解析又は特異値分解のいずれかを含む、請求項1に記載のスイング解析装置。
【請求項3】
前記展開部は、前記スイング指標として、第1ないし第3主成分ベクトルの少なくとも1つを算出する、請求項1に記載のスイング解析装置。
【請求項4】
前記展開部は、前記スイング指標として、第1ないし第3主成分ベクトルに対応する固有値の少なくとも1つを算出する、請求項1に記載のスイング解析装置。
【請求項5】
前記展開部は、前記スイング指標として、第1ないし第3主成分ベクトルから、クォータニオンを算出する、請求項1に記載のスイング解析装置。
【請求項6】
前記打具は、ゴルフクラブである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のスイング解析装置。
【請求項7】
打具のスイングを解析するためのスイング解析方法であって、
プレーヤーが前記打具をスイングしたときの挙動を計測した計測データを取得するステップと、
前記計測データから、前記打具の挙動を特定する時系列の打具挙動データを算出するステップと、
前記打具挙動データからスイング指標を抽出するステップとを含み、
前記抽出するステップは、前記打具挙動データを直交するモードに展開するステップを含む、スイング解析方法。
【請求項8】
前記展開するステップは、主成分分析、固有値解析又は特異値分解のいずれかを含む、請求項7に記載のスイング解析装置。
【請求項9】
前記展開するステップは、前記スイング指標として、第1ないし第3主成分ベクトルの少なくとも1つを算出するステップを含む、請求項7に記載のスイング解析方法。
【請求項10】
前記展開するステップは、前記スイング指標として、第1ないし第3主成分ベクトルに対応する固有値の少なくとも1つを算出するステップを含む、請求項7に記載のスイング解析方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スイング解析装置及びスイング解析方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、打具の一例として、ゴルフクラブまたはゴルフクラブヘッドの挙動を計測、評価、診断等するシステムや方法が提案されている。例えば、下記特許文献1には、アドレスからインパクトまで間に設定された複数のスイング姿勢(アドレス、トップ、インパクト等)でのチェックポイントを数値化し、予め入力されている理想値と比較してスイング診断することが記載されている。また、下記特許文献2には、インパクト時及びフェース面とボールとの接触点を推定することができるクラブヘッドの挙動の計測方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-313479号公報
特開2012-170547号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、打具のスイング中のある時刻での挙動を評価することができるが、スイング中のある時刻から別の時刻(例えば、ゴルフスイング中のトップからインパクト)までのように、ある範囲を持った区間での打具の連続的な挙動を評価することはできなかった。
【0005】
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、任意に定められた区間内の打具の挙動を解析することができるスイング解析装置及びスイング解析方法を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、打具のスイングを解析するためのスイング解析装置であって、プレーヤーが前記打具をスイングしたときの挙動を計測した計測データを取得するための取得部と、前記計測データから、前記打具の挙動を特定する時系列の打具挙動データを算出するための計算部と、前記打具挙動データからスイング指標を抽出するための抽出部とを含み、前記抽出部は、前記打具挙動データを直交するモードに展開する展開部を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明のスイング解析装置及びスイング解析装置は、任意に定められた区間内の打具の挙動を解析することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態のスイング解析システムの全体構成図である。
本実施形態のスイング解析方法の手順の一例を示すフローチャートである。
スイング解析装置の一例を示すブロック構成図である。
マーカーが取り付けられたゴルフクラブの部分平面図である。
アドレス姿勢のプレーヤーの正面図である。
ゴルフクラブを持ったプレーヤーの左腕の概略図である。
スイング指標の抽出手順の一例を示すフローチャートである。
スイングベクトル及び第1、第2及び第3主成分ベクトルを示すグラフである。
シャフト質量が異なる2種類のゴルフクラブのスイングベクトル及びそれらの第1、第2及び第3主成分ベクトルを示すグラフである。
図9のスイングの第1、第2及び第3主成分ベクトルのX成分、Y成分及びZ成分を示すグラフである。
図9のスイングの第1、第2及び第3主成分ベクトルの固有値を示すグラフである。
(A)及び(B)は、スイングプレーンの変化を説明する線図である。
クォータニオンの4成分を示す線図である。
図9のスイングのクォータニオンの4成分を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が説明される。以下の実施形態で説明された具体的な構成は、本発明の内容理解のためのものであって、本発明は、これらの具体的な実施形態に限定して解釈されるものではない。
【0010】
[スイング解析システム]
図1は、本実施形態のスイング解析装置1を含むスイング解析システム100の全体構成図を示す。スイング解析システム100は、例えば、スイング解析装置1と計測装置2とを含んで構成される。スイング解析装置1は、打具3のスイング中の挙動を解析するための装置である。また、図3には、スイング解析装置1の一例を示すブロック図を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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