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公開番号
2025073645
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184605
出願日
2023-10-27
発明の名称
発泡壁紙及び発泡壁紙の製造方法
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/04 20060101AFI20250502BHJP(積層体)
要約
【課題】絵柄層に硬化不良が発生する可能性を低減させることが可能な、発泡壁紙と、発泡壁紙の製造方法を提供する。
【解決手段】非発泡の層である基材層2と、発泡剤を含有し、且つ基材層2に積層した発泡剤含有樹脂層3と、発泡剤含有樹脂層3の基材層2と対向する面と反対側の面に積層した絵柄層5と、絵柄層5の発泡剤含有樹脂層3と対向する面と反対側の面に積層した表面保護層6とを備える発泡壁紙1であって、絵柄層5が、水性インクジェットインクを用いて形成されており、表面保護層6が、アクリル系樹脂のみを用いて形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
非発泡の層である基材層と、発泡剤を含有し、且つ前記基材層に積層した発泡剤含有樹脂層と、前記発泡剤含有樹脂層の前記基材層と対向する面と反対側の面に積層した絵柄層と、前記絵柄層の前記発泡剤含有樹脂層と対向する面と反対側の面に積層した表面保護層と、を備え、
前記絵柄層は、水性インクジェットインキを用いて形成され、
前記表面保護層は、アクリル系樹脂のみを用いて形成されている発泡壁紙。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記表面保護層の塗布量は、1.0g/m
2
dry以上である請求項1に記載した発泡壁紙。
【請求項3】
前記発泡剤含有樹脂層と前記絵柄層との間に配置したプライマー層をさらに備える請求項1に記載した発泡壁紙。
【請求項4】
前記基材層は、紙材を用いて形成されている請求項1に記載した発泡壁紙。
【請求項5】
前記絵柄層は、インクジェット印刷により形成されている請求項1に記載した発泡壁紙。
【請求項6】
前記発泡剤含有樹脂層は、塩ビ系樹脂を用いて形成されている請求項1に記載した発泡壁紙。
【請求項7】
前記発泡剤含有樹脂層は、可塑剤、減粘剤、安定剤、発泡剤、充填剤、酸化チタンのうち少なくとも一つを含む請求項1に記載した発泡壁紙。
【請求項8】
前記表面保護層を形成する前記アクリル系樹脂は、メタクリル酸メチルを含む請求項1に記載した発泡壁紙。
【請求項9】
前記表面保護層を形成する前記アクリル系樹脂は、非晶質二酸化ケイ素を含む請求項1に記載した発泡壁紙。
【請求項10】
前記表面保護層の厚さは、1μm以上50μm以下の範囲内である請求項1に記載した発泡壁紙。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡壁紙と、発泡壁紙の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット印刷を用いて形成する壁紙としては、例えば、特許文献1に開示されている壁紙が提案されている。特許文献1に開示されている壁紙は、基材層(支持補強部材)と、発泡剤含有樹脂層(加熱発泡剤を分散させた材料から作成した熱可塑性樹脂層)と、絵柄層(インクジェットインク受容層)を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001‐150660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている壁紙を含め、従来、インクジェット印刷を用いて形成する壁紙では、絵柄層を、紫外線硬化型のインクを用いて形成する場合がある。この場合、発泡剤含有樹脂層が含有する発泡剤を発泡させる前に、紫外線硬化型のインクを塗布し、その後、発泡剤含有樹脂層が含有する発泡剤を発泡させ、絵柄層を形成する紫外線硬化型のインクへ紫外線を照射する。しかしながら、紫外線硬化型のインクを用いて絵柄層を形成する構成では、発泡剤含有樹脂層が含有する発泡剤を発泡させた後に絵柄層を形成する際に、紫外線が絵柄層へ均一に照射されず、硬化不良が発生する可能性がある。
本発明は、上述した問題点を鑑み、絵柄層に硬化不良が発生する可能性を低減させることが可能な発泡壁紙と、発泡壁紙の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、非発泡の層である基材層と、発泡剤含有樹脂層と、絵柄層と、表面保護層とを備える発泡壁紙である。発泡剤含有樹脂層は、発泡剤を含有し、且つ基材層に積層した層である。絵柄層は、発泡剤含有樹脂層の基材層と対向する面と反対側の面に積層した層である。表面保護層は、絵柄層の発泡剤含有樹脂層と対向する面と反対側の面に積層した層である。また、絵柄層は、水性インクジェットインキを用いて形成されている。さらに、表面保護層は、アクリル系樹脂のみを用いて形成されている。
【0006】
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様は、非発泡の層である基材層と、発泡剤含有樹脂層と、絵柄層と、表面保護層とを備える発泡壁紙の製造方法である。発泡剤含有樹脂層は、発泡剤を含有し、且つ基材層に積層した層である。絵柄層は、発泡剤含有樹脂層の基材層と対向する面と反対側の面に積層した層である。表面保護層は、絵柄層の発泡剤含有樹脂層と対向する面と反対側の面に積層した層である。また、発泡壁紙の製造方法では、絵柄層を、水性インクジェットインキを用いて形成し、さらに、表面保護層を、アクリル系樹脂のみを用いて形成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、絵柄層に硬化不良が発生する可能性を低減させることが可能な、発泡壁紙と発泡壁紙の製造方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一実施形態における発泡壁紙の構成を示す断面図である。
第一実施形態の変形例における発泡壁紙の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本技術の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。以下に示す実施形態は、本技術の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本技術の技術的思想は、下記の実施形態に例示した装置や方法に特定するものでない。本技術の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。また、以下の説明における「左右」や「上下」の方向は、単に説明の便宜上の定義であって、本発明の技術的思想を限定するものではない。よって、例えば、紙面を90度回転すれば「左右」と「上下」とは交換して読まれ、紙面を180度回転すれば「左」が「右」になり、「右」が「左」になることは勿論である。
【0010】
(第一実施形態)
以下、図1を参照して、第一実施形態における発泡壁紙1の構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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