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公開番号
2025073906
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023185070
出願日
2023-10-27
発明の名称
プログラム、情報処理装置
出願人
株式会社 ミックウェア
代理人
主分類
G06F
11/36 20060101AFI20250502BHJP(計算;計数)
要約
【課題】対象プログラムの画面遷移データを適宜自動作成し、迅速なテスト実施を実現することが可能なプログラム等を提供する。
【解決手段】コンピュータは、対象プログラムの実行により表示されるGUI画面に含まれる操作可能なオブジェクトの種別を検知し、検知したオブジェクトが操作された場合に表示される画面の遷移に関するデータを取得し、遷移前のGUI画面と、該GUI画面中のオブジェクトの種別と、該オブジェクトが操作された場合の画面の遷移に関するデータとを対応付けて、対象プログラムの画面遷移データを作成し、更新前画像遷移データと、更新後画像遷移データとを比較し、比較した結果、GUI画面の遷移に差異点がある場合、画面遷移図に、差異点を通常の遷移とは異なる態様で表示部に表示する。
【選択図】図21
特許請求の範囲
【請求項1】
GUI(Graphical User Interface)画面の表示を伴う対象プログラムを実行する実行ステップと、
前記対象プログラムの実行により表示される前記GUI画面に含まれる操作可能なオブジェクトの種別を検知する検知ステップと、
検知した前記オブジェクトが操作された場合に表示される画面の遷移に関するデータを取得する取得ステップと、
遷移前の前記GUI画面と、該GUI画面中のオブジェクトの種別と、該オブジェクトが操作された場合の画面の遷移に関するデータとを対応付けて、前記対象プログラムの画面遷移データを作成する作成ステップと、
前記対象プログラム又は前記対象プログラムの実行環境が更新される前に作成された前記画面遷移データである更新前画像遷移データと、前記対象プログラム又は前記対象プログラムの実行環境が更新された後に作成された前記画面遷移データである更新後画像遷移データとを比較する比較ステップと、
比較した結果、前記GUI画面の遷移に差異点がある場合、前記更新前画像遷移データに基く画面遷移図、または前記更新後画像遷移データに基く画面遷移図に、前記差異点を、通常の遷移とは異なる態様で表示部に表示させる表示ステップと、
を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記比較ステップは、前記更新前画像遷移データに含まれる前記GUI画面と、対応する前記更新後画像遷移データに含まれる前記GUI画面との類似度合を算出し、算出した類似度合が所定値未満であるか否かを比較し、
前記表示ステップは、算出した類似度合いが所定値未満である場合に、当該GUI画面は、前記差異点があるものとして、前記画面遷移図に、前記差異点がないGUI画面とは異なる態様で前記表示部に表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記比較ステップは、前記更新前画像遷移データに含まれる前記GUI画面において出力される音信号と、対応する前記更新後画像遷移データに含まれる前記GUI画面において出力される音信号との類似度合を算出し、算出した類似度合が所定値未満であるか否かを比較し、
前記表示ステップは、算出した類似度合いが所定値未満である場合に、当該GUI画面は、前記差異点があるものとして、前記画面遷移図に、前記差異点がないGUI画面とは異なる態様で前記表示部に表示させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
GUI画面の表示を伴う対象プログラムを実行する制御部を備え、
前記制御部は、
前記対象プログラムの実行により表示される前記GUI画面に含まれる操作可能なオブジェクトの種別を検知する処理と、
検知したオブジェクトが操作された場合に表示される画面の遷移に関するデータを取得する処理と、
遷移前の前記GUI画面と、該GUI画面中のオブジェクトの種別と、該オブジェクトが操作された場合の画面の遷移に関するデータとを対応付けて、前記対象プログラムの画面遷移データを作成する処理と、
前記対象プログラム又は前記対象プログラムの実行環境が更新される前に作成された前記画面遷移データである更新前画像遷移データと、前記対象プログラム又は前記対象プログラムの実行環境が更新された後に作成された前記画面遷移データである更新後画像遷移データとを比較する処理と、
比較した結果、前記GUI画面の遷移に差異点がある場合、前記更新前画像遷移データに基く画面遷移図、または前記更新後画像遷移データに基く画面遷移図に、前記差異点を、通常の遷移とは異なる態様で表示部に表示させる処理とを実行する、
情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力コマンドに応じて複数の画面を遷移表示するプログラムの動作検証を行うためのプログラム、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、対象装置のディスプレイに表示された画面の画像データを取得し、取得した画像データを解析して、画面に含まれる1つ以上のボタンを抽出し、抽出したボタンを操作した際の信号を対象装置に発生させ、ボタン操作により生じた画面の遷移前後の画像データと、操作したボタンに関するデータとを含む画面遷移データを記録し、画面遷移データを用いて画面遷移図を生成することを開示する。
【0003】
特許文献2は、設計図書を読み込んでテストシナリオを自動生成し、シナリオ生成自に出力されるエラー情報を用いて設計図書を修正し、修正した設計図書によりテストシナリオを自動生成することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-15476号公報
特開2020-204847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、テスト対象のプログラムの仕様に変更はなくても、プログラムの実行環境であるOS(Operationg System)のバージョンが新しいものに変わることで、正しく動作しなくなることがある。例えば、古いバージョンのOSでは正しく動作していたプログラムも、新しいバージョンのOSでは動作しなくなり、所定のボタンを押しても所定の画面に遷移しなくなることがある。
【0006】
また、テスト対象のプログラムの仕様が更新され、所定のGUIボタンを追加若しくは削除すると、仕様の更新前と更新後とでは、画面の遷移が変わることが多々ある。
【0007】
そして、このように対象プログラムの実行環境の更新または対象プログラムの仕様更新によって、画面の遷移が、どのように変わったかを端的に示す機能が従来なかった。
【0008】
1つの側面において、本開示は、対象プログラムの画面遷移データを適宜自動作成し、迅速なテスト実施を実現することが可能なプログラム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本開示の一実施形態のプログラムは、GUI画面の表示を伴う対象プログラムを実行する実行ステップと、前記対象プログラムの実行により表示されるGUI画面に含まれる操作可能なオブジェクトの種別を検知する検知ステップと、検知したオブジェクトが操作された場合に表示される画面の遷移に関するデータを取得する取得ステップと、遷移前の前記GUI画面と、該GUI画面中のオブジェクトの種別と、該オブジェクトが操作された場合の画面の遷移に関するデータとを対応付けて、前記対象プログラムの画面遷移データを作成する作成ステップと、対象プログラム又は対象プログラムの実行環境が更新される前に作成された画面遷移データである更新前画像遷移データと、対象プログラム又は対象プログラムの実行環境が更新された後に作成された画面遷移データである更新後画像遷移データとを比較する比較ステップと、比較した結果、GUI画面の遷移に差異点がある場合、更新前画像遷移データに基く画面遷移図、または更新後画像遷移データに基く画面遷移図に、差異点を、通常の遷移とは異なる態様で表示部に表示させる表示ステップと、を含む処理をコンピュータに実行させる。
【0010】
(2)(1)のプログラムにおいて、比較ステップは、更新前画像遷移データに含まれるGUI画面と、対応する更新後画像遷移データに含まれるGUI画面との類似度合を算出し、算出した類似度合が所定値未満であるか否かを比較し、表示ステップは、算出した類似度合いが所定値未満である場合に、当該GUI画面は、差異点があるものとして、画面遷移図に、差異点がないGUI画面とは異なる態様で表示部に表示させる、としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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