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公開番号2025074912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023207089,2023185886
出願日2023-12-07,2023-10-30
発明の名称皮革製品
出願人株式会社K&I
代理人個人
主分類D06N 3/00 20060101AFI20250507BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】比較的に太いマルチフィラメント糸で本縫いによるミシンステッチを表面に連続して見栄え良く形成した皮革生地を提供する。
【解決手段】 本縫いによるミシンステッチを皮革生地に縫製した皮革製品は、皮革生地における表側の第1の面においてミシンステッチを構成する第1の糸と、皮革生地における裏側の第2の面において前記ミシンステッチを構成する第2の糸とを備える。皮革生地の厚さは、2~12ミリメートルである。第1の糸および前記第2の糸は、マルチフィラメント糸である。第1の糸の太さは、1600~4000デシテックスであって第2の糸より600デシテックス以上太い。第2の糸の太さは、1000~1800デシテックスである。第1の糸と第2の糸との結び目は、皮革生地の厚さ方向において第2の面寄りに位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
本縫いによるミシンステッチを皮革生地に縫製した皮革製品の製造方法であって、
上糸および下糸をミシンに準備する糸準備工程と、
前記皮革生地の裏面を上に向けて、前記皮革生地を前記ミシンの針板上に載置する載置工程と、
前記上糸および前記下糸を準備した前記ミシンを用いて、前記針板上に載置した前記皮革生地を本縫いで縫製することによって、前記ミシンステッチを前記皮革生地に形成する縫製工程と
を備え、
前記皮革生地の厚さは、2~12ミリメートルであり、
前記上糸および前記下糸は、マルチフィラメント糸であり、
前記上糸の太さは、1000~1800デシテックスであり、
前記下糸の太さは、1600~4000デシテックスであって前記上糸より600デシテックス以上太く、
前記糸準備工程において、前記上糸の張力を15~21ニュートンに調整するとともに、前記下糸の張力を1~2ニュートンに調整する、皮革製品の製造方法。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
本縫いによるミシンステッチを皮革生地に縫製した皮革製品であって、
前記皮革生地における表側の第1の面において前記ミシンステッチを構成する第1の糸と、
前記皮革生地における裏側の第2の面において前記ミシンステッチを構成する第2の糸と
を備え、
前記皮革生地の厚さは、2~12ミリメートルであり、
前記第1の糸および前記第2の糸は、マルチフィラメント糸であり、
前記第1の糸の太さは、1600~4000デシテックスであって前記第2の糸より600デシテックス以上太く、
前記第2の糸の太さは、1000~1800デシテックスであり、
前記第1の糸と前記第2の糸との結び目は、前記皮革生地の厚さ方向において前記第2の面寄りに位置する、皮革製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、皮革製品およびその製造方法に関する技術を開示する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
本縫いによるミシンステッチを皮革生地(天然皮革、合成皮革および人工皮革を含む。)に縫製した皮革製品は、自動車内装部品、家具および鞄など人間の目に触れる種々の物に用いられる。特許文献1には、本縫いによるミシンステッチを皮革生地に縫製した自動車内装部品について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-198943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1600~4000デシテックス程度(品種番手で5~0番手)の比較的に太いマルチフィラメント糸を用いて、本縫いによるミシンステッチを皮革生地にミシンで縫製する場合、上糸と下糸との緩みがステッチの所々に生じ、連続して見栄えの良い縫目を得ることが難しいという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示する技術は、以下の形態として実現できる。
【0006】
本明細書に開示する一形態における皮革製品の製造方法は、本縫いによるミシンステッチを皮革生地に縫製した皮革製品の製造方法である。この製造方法は、上糸および下糸をミシンに準備する糸準備工程と、前記皮革生地の裏面を上に向けて、前記皮革生地を前記ミシンの針板上に載置する載置工程と、前記上糸および前記下糸を準備した前記ミシンを用いて、前記針板上に載置した前記皮革生地を本縫いで縫製することによって、前記ミシンステッチを前記皮革生地に形成する縫製工程とを備える。前記皮革生地の厚さは、2~12ミリメートルである。前記上糸および前記下糸は、マルチフィラメント糸である。前記上糸の太さは、1000~1800デシテックスである。前記下糸の太さは、1600~4000デシテックスであって前記上糸より600デシテックス以上太い。前記糸準備工程において、前記上糸の張力を15~21ニュートンに調整するとともに、前記下糸の張力を1~2ニュートンに調整する。この形態における皮革製品の製造方法によれば、1600~4000デシテックスの比較的に太いマルチフィラメント糸で本縫いによるミシンステッチを皮革生地の表面に連続して見栄え良く形成できる。
【0007】
本明細書に開示する一形態における皮革製品は、本縫いによるミシンステッチを皮革生地に縫製した皮革製品である。この皮革製品は、前記皮革生地における表側の第1の面において前記ミシンステッチを構成する第1の糸と、前記皮革生地における裏側の第2の面において前記ミシンステッチを構成する第2の糸とを備える。前記皮革生地の厚さは、2~12ミリメートルである。前記第1の糸および前記第2の糸は、マルチフィラメント糸である。前記第1の糸の太さは、1600~4000デシテックスであって前記第2の糸より600デシテックス以上太い。前記第2の糸の太さは、1000~1800デシテックスである。前記第1の糸と前記第2の糸との結び目は、前記皮革生地の厚さ方向において前記第2の面寄りに位置する。この形態の皮革製品によれば、1600~4000デシテックスの比較的に太いマルチフィラメント糸を用いた本縫いによるミシンステッチの品質を向上させることができる。
【0008】
本明細書に開示する技術は、皮革製品およびその製造方法とは異なる種々の形態で実現できる。本明細書に開示する技術は、例えば、皮革製品を用いた自動車内装部品、家具および鞄などの形態で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の皮革製品を示す平面図である。
本実施形態の皮革製品を示す断面図である。
皮革製品の製造方法を示す工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本実施形態の皮革製品10を示す平面図である。図2は、本実施形態の皮革製品10を示す断面図である。図2の断面図は、図1の断面F2-F2を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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