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公開番号
2025077791
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190256
出願日
2023-11-07
発明の名称
クリーニング装置およびクリーニング方法
出願人
バンドー化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B08B
1/32 20240101AFI20250512BHJP(清掃)
要約
【課題】表面に凹部がある対象物であっても、異物を効果的に除去することができるクリーニング装置およびクリーニング方法の提供を目的とする。
【解決手段】クリーニング装置1は、板状またはフィルム状の対象物Sの一方の表面に付着する異物Xを除去する。対象物Sの搬送方向と垂直かつ一方の表面と平行な回転軸を中心として回転可能に配設され、一方の表面に接触するローラ状の第1クリーニングブラシ10と、第2クリーニングブラシ20と、回転しつつ一方の表面に接触するクリーニングローラ30とを備え、一方の表面との接点部分での第1クリーニングブラシおよびクリーニングローラの回転方向が搬送方向に対して順方向であり、一方の表面との接点部分での第2クリーニングブラシの回転方向が搬送方向に対して逆方向である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
板状またはフィルム状の対象物の少なくとも一方の表面に付着する異物を除去するクリーニング装置であって、
上記対象物の搬送方向と垂直かつ上記一方の表面と平行な回転軸を中心として回転可能に配設され、上記一方の表面に接触するローラ状の第1クリーニングブラシと、
この第1クリーニングブラシの下流側に位置し、上記第1クリーニングブラシと回転軸が平行に配設され、回転しつつ上記一方の表面に接触するローラ状の第2クリーニングブラシと、
この第2クリーニングブラシの下流側に位置し、上記第2クリーニングブラシと回転軸が平行に配設され、回転しつつ上記一方の表面に接触するクリーニングローラと
を備え、
上記一方の表面との接点部分での上記第1クリーニングブラシおよび上記クリーニングローラの回転方向が上記搬送方向に対して順方向であり、
上記一方の表面との接点部分での上記第2クリーニングブラシの回転方向が上記搬送方向に対して逆方向であるクリーニング装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
上記一方の表面との接点部分での上記対象物の搬送速度に対する上記第1クリーニングブラシの周速度の比が、1.3倍以上3.0倍以下である請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項3】
上記一方の表面との接点部分での上記対象物の搬送速度に対する上記第2クリーニングブラシの周速度の比が、0.1倍以上0.5倍以下である請求項1または請求項2に記載のクリーニング装置。
【請求項4】
上記第1クリーニングブラシ、上記第2クリーニングブラシおよび上記クリーニングローラが帯電した状態で上記一方の表面に接触する請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項5】
上記対象物が、上記一方の表面に凹部を有する請求項1に記載のクリーニング装置。
【請求項6】
板状またはフィルム状の対象物の少なくとも一方の表面に付着する異物を除去するクリーニング方法であって、
請求項1に記載のクリーニング装置を用い、
上記第1クリーニングブラシおよび上記第2クリーニングブラシが、円柱状の芯金と、この芯金の周面への複数の毛の植設により形成されるブラシ部とを有しており、
上記対象物との接点部分での上記第1クリーニングブラシおよび上記第2クリーニングブラシの圧接量を0.2mm以上1.5mm以下に制御するクリーニング方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーニング装置およびクリーニング方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、フラットパネルディスプレイ(FPD)のガラス基板、電子部品を搭載するプリント基板、樹脂薄板、フィルム材料等の一方の表面に付着する塵埃などの異物を取り除くためのクリーニング装置が開発されている。
【0003】
このようなクリーニング装置として、対象物の搬送方向に対して逆方向となるように回転しつつ一方の表面に接触するクリーニングブラシと、対象物の搬送方向に対して順方向となるように回転しつつ上記一方の表面に接触するクリーニングローラとを備えるクリーニング装置が提案されている(特開2016-215155号公報参照)。
【0004】
このクリーニング装置を用いれば、クリーニングブラシによりミリサイズの比較的大きな異物を効果的に掻き起こし、クリーニングローラにより主に微細な異物を除去できるため、異なるサイズの異物を効果的に除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-215155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来のクリーニング装置は、表面が比較的平坦な対象物に付着した異物を効果的に除去することができる一方で、特に対象物の表面に凹部がある場合、この凹部の陰に位置した異物は、除去され難い傾向となる。
【0007】
本発明はこのような不都合に鑑みてなされたものであり、表面に凹部がある対象物であっても、異物を効果的に除去することができるクリーニング装置およびクリーニング方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るクリーニング装置は、板状またはフィルム状の対象物の少なくとも一方の表面に付着する異物を除去するクリーニング装置であって、上記対象物の搬送方向と垂直かつ上記一方の表面と平行な回転軸を中心として回転可能に配設され、上記一方の表面に接触するローラ状の第1クリーニングブラシと、この第1クリーニングブラシの下流側に位置し、上記第1クリーニングブラシと回転軸が平行に配設され、回転しつつ上記一方の表面に接触するローラ状の第2クリーニングブラシと、この第2クリーニングブラシの下流側に位置し、上記第2クリーニングブラシと回転軸が平行に配設され、回転しつつ上記一方の表面に接触するクリーニングローラとを備え、上記一方の表面との接点部分での上記第1クリーニングブラシおよび上記クリーニングローラの回転方向が上記搬送方向に対して順方向であり、上記一方の表面との接点部分での上記第2クリーニングブラシの回転方向が上記搬送方向に対して逆方向である。
【0009】
本発明の別の一態様に係るクリーニング方法は、板状またはフィルム状の対象物の少なくとも一方の表面に付着する異物を除去するクリーニング方法であって、本発明のクリーニング装置を用い、上記第1クリーニングブラシが、円柱状の芯金と、この芯金の周面への複数の毛の植設により形成されるブラシ部とを有しており、上記対象物との接点部分での第1クリーニングブラシの圧接量を0.2mm以上1.5mm以下に制御する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のクリーニング装置は、表面に凹部がある対象物であっても、異物を効果的に除去することができる。また、本発明のクリーニング方法を用いることで、表面に凹部がある対象物であっても、異物を効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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