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公開番号
2025079229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191796
出願日
2023-11-09
発明の名称
電池モジュール
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
50/242 20210101AFI20250514BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】製造工数及びコストの増加を抑制しつつ、熱膨張を抑制できる電池モジュールを得る。
【解決手段】電池モジュール11は、電極体をラミネートフィルムで封止することによって形成された長尺状の電池セル20と、電池セル20が複数配列された電池セル群を収容可能なケース13と、を有し、ケース13は、電池セル20の積層方向に沿って延在する一対の短辺側壁部13Aと、当該短辺側壁部13A同士を繋ぐ一対の長辺側壁部13Bとを含んで構成されており、長辺側壁部13Bは、短辺側壁部13Aに対して、板厚方向に変形しにくい形状に形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電極体をラミネートフィルムで封止することによって形成された長尺状の電池セルと、
前記電池セルが複数配列された電池セル群を収容可能なケースと、
を有し、
前記ケースは、前記電池セルの積層方向に沿って延在する一対の短辺側壁部と、当該短辺側壁部同士を繋ぐ一対の長辺側壁部とを含んで構成されており、
前記長辺側壁部は、前記短辺側壁部に対して、板厚方向に変形しにくい形状に形成されている、
電池モジュール。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記短辺側壁部は、直線状に形成されており、
前記長辺側壁部は、長手方向中央部分が内側へ凸となる形状に形成されている、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記長辺側壁部における長手方向中央部分は、無負荷状態で前記電池セル群に接している、請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記長辺側壁部は、長手方向中央部分が他の部位よりも肉厚に形成されている、請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記長辺側壁部における前記短辺側壁部との接続部分は、他の部位よりも肉厚に形成されている、請求項1に記載の電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電極組立体をケースに収容した電池モジュールが開示されている。また、電極組立体の外側を熱収縮性保護層によって囲うことで、電極組立体の熱膨張を抑制する構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2018/287184号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、熱収縮性保護層を形成するため、熱収縮性保護層を形成しない構造と比較して、製造工数及びコストが増加する。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、製造工数及びコストの増加を抑制しつつ、熱膨張を抑制できる電池モジュールを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る電池モジュールは、電極体をラミネートフィルムで封止することによって形成された長尺状の電池セルと、前記電池セルが複数配列された電池セル群を収容可能なケースと、を有し、前記ケースは、前記電池セルの積層方向に沿って延在する一対の短辺側壁部と、当該短辺側壁部同士を繋ぐ一対の長辺側壁部とを含んで構成されており、前記長辺側壁部は、前記短辺側壁部に対して、板厚方向に変形しにくい形状に形成されている。
【0007】
請求項1に係る電池モジュールでは、電池セルは、電極体をラミネートフィルムで封止することによって形成されており、長尺状となっている。また、ケースは、電池セルが複数配列された電池セル群が収容可能となっている。ここで、ケースは、電池セルの積層方向に沿って延在する一対の短辺側壁部と、短辺側壁部同士を繋ぐ一対の長辺側壁部とを含んで構成されており、長辺側壁部は、短辺側壁部に対して、板厚方向に変形しにくい形状に形成されている。これにより、電池セルが熱膨張した際に、ケースの長辺側壁部から電池セルへ反力が付与されることにより、電池セルの熱膨張を抑制できる。また、ケースの長辺側壁部を板厚方向に変形しにくい形状して電池セルの熱膨張を抑制する構造のため、熱収縮性保護層のような専用部材を必要とせずに済む。
【0008】
請求項2に係る電池モジュールは、請求項1において、前記短辺側壁部は、直線状に形成されており、前記長辺側壁部は、長手方向中央部分が内側へ凸となる形状に形成されている。
【0009】
請求項2に係る電池モジュールでは、長辺側壁部の長手方向中央部分が内側へ凸となっている。電池セルは、熱膨張時に長手方向中央部分が膨張しやすいため、長辺側壁部の長手方向中央部分を電池セル群に接触させることで、電池セルの熱膨張を効果的に抑制できる。
【0010】
請求項3に係る電池モジュールは、請求項2において、前記長辺側壁部における長手方向中央部分は、無負荷状態で前記電池セル群に接している。
(【0011】以降は省略されています)
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