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公開番号
2025081739
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2025033311,2023208562
出願日
2025-03-03,2023-06-21
発明の名称
蓋体の製造方法
出願人
株式会社KY7
代理人
主分類
B65D
77/20 20060101AFI20250520BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】蓋体が紙系素材で形成されている場合にも、蓋体で容器の開口部を被覆した状態で内容物を知ることが可能な蓋体、蓋体付き容器、蓋体と容器の組み合わせ、及び蓋体の製造方法を提供する
【解決手段】蓋体10が、開口部を有する容器に対して前記開口部を被覆した状態を形成し且つ前記容器を接合することが可能となるように形成され、前記開口部を被覆する部分で構成される蓋領域対応部50Bと、前記蓋領域対応部よりも外側部分で構成される外側領域対応部50Cと、を有し、前記外側領域対応部の外周縁に複数の延出部111を備え、少なくとも一部の前記延出部から前記蓋領域対応部の中心に向かった所定の位置、且つ、前記外周縁75よりも内側の位置に、前記容器の内容物に応じて定められた意匠を表示する意匠部112が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部を有する容器に対して前記開口部を被覆した状態を形成し且つ前記容器を接合することが可能となるように形成され、前記開口部を被覆する部分で構成される蓋領域対応部と、前記蓋領域対応部よりも外側部分で構成される外側領域対応部と、前記外側領域対応部の外周縁に形成された延出部と、前記延出部から前記蓋領域対応部の中心に向かった所定の位置、且つ、前記外周縁よりも内側の位置に、前記容器の内容物に応じて定められた意匠を表示する意匠部と、を有する蓋体の製造方法であって、
前記蓋体は、原反シートを打抜き加工されたブランク材から形成されており、
前記原反シートにおける前記蓋体の打ち抜きエリアであるブランク材対応部のエリアのレイアウトが前記原反シートの長手方向に沿って前記ブランク材対応部のエリアの位置を移動するごとに前記原反シートの幅方向に前記ブランク材対応部の配置位置を交互に変えながら配置されている、
蓋体の製造方法。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記ブランク材対応部のレイアウトが、前記原反シートの長手方向に沿ってブランク材対応部のエリアの位置を移動するごとに前記原反シートの幅方向に前記ブランク材対応部の配置位置を交互に変えながらジグザグ配置されている、請求項1に記載の蓋体の製造方法。
【請求項3】
前記ブランク材対応部は、前記延出部の向きを異ならせて前記蓋体を配置した状態に対応するように、互い違いに配置されている、請求項1に記載の蓋体の製造方法。
【請求項4】
前記蓋体が前記延出部を複数備えている請求項1に記載の蓋体の製造方法。
【請求項5】
複数の前記延出部のそれぞれの形成位置から前記蓋領域対応部の中心に向かった所定の位置、且つ、前記外周縁よりも内側の位置に、それぞれの前記延出部に対応した前記意匠部が設けられている、
請求項1に記載の蓋体の製造方法。
【請求項6】
複数の前記延出部は、前記外側領域対応部の所定の部分に偏在している、
請求項1に記載の蓋体の製造方法。
【請求項7】
中心角が60度以下で前記外側領域対応部を切り分けて、前記中心角が60度以下となる第1部分と該第1部分を除く第2部分とを形成した状態を想定した場合に、複数の前記延出部は、前記第1部分に偏在している、
請求項1に記載の蓋体の製造方法。
【請求項8】
前記外側領域対応部は、前記容器が接合される領域に対応する接合領域対応部を有し、
前記意匠部の少なくとも一部が、前記接合領域対応部に形成されている、
請求項1に記載の蓋体の製造方法。
【請求項9】
前記延出部の基端に、基端脆弱化部が形成されている、
請求項1に記載の蓋体の製造方法。
【請求項10】
前記延出部の先端と前記外周縁との間に、中間脆弱化部が形成されている、
請求項1に記載の蓋体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋体、蓋体付き容器、及び蓋体と容器の組み合わせに用いる蓋体の製造方法に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)
【背景技術】
【0002】
上端に開口部を形成した容器に飲食料品等(以下においては「内容物」とも言う。)を収容して蓋体を取り付けることで容器内を閉じた蓋体付き容器の状態で提供することが広く行われている。
【0003】
容器に取り付けられる蓋体としては、環境負荷軽減の観点から、紙系素材を用いたものを用いることが求められている。容器に蓋体を取り付ける方法としては、特許文献1には、ヒートシール等の方法を用いて蓋体を容器の上端の開口部の外周を形成する縁部に接合する方法(シール法)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2007-530372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
蓋体が紙系素材で形成されている場合においては、蓋体で容器の開口部を被覆した蓋体付き容器の状態でも内容物の識別性に優れた蓋体を得る観点で改良が要請されている。
本発明は、蓋体が紙系素材で形成されている場合に、蓋体で容器の開口部を被覆した状態で内容物を知ることが可能な蓋体、蓋体付き容器、蓋体と容器の組み合わせ、及び蓋体の製造方法の提供を目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、次の(1)から(18)にかかる発明を要旨としている。
【0007】
(1)開口部を有する容器に対して前記開口部を被覆した状態を形成し且つ前記容器を接合することが可能となるように形成され、前記開口部を被覆する部分で構成される蓋領域対応部と、前記蓋領域対応部よりも外側部分で構成される外側領域対応部と、前記外側領域対応部の外周縁に形成された延出部と、前記延出部から前記蓋領域対応部の中心に向かった所定の位置、且つ、前記外周縁よりも内側の位置に、前記容器の内容物に応じて定められた意匠を表示する意匠部と、を有する蓋体の製造方法であって、前記蓋体は、原反シートを打抜き加工されたブランク材から形成されており、前記原反シートにおける前記蓋体の打ち抜きエリアであるブランク材対応部のエリアのレイアウトが前記原反シートの長手方向に沿って前記ブランク材対応部のエリアの位置を移動するごとに前記原反シートの幅方向に前記ブランク材対応部の配置位置を交互に変えながら配置されている、蓋体の製造方法。
(2)前記ブランク材対応部のレイアウトが、前記原反シートの長手方向に沿ってブランク材対応部のエリアの位置を移動するごとに前記原反シートの幅方向に前記ブランク材対応部の配置位置を交互に変えながらジグザグ配置されている、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(3)前記ブランク材対応部は、前記延出部の向きを異ならせて前記蓋体を配置した状態に対応するように、互い違いに配置されている、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(4)前記蓋体が前記延出部を複数備えている上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(5)複数の前記延出部のそれぞれの形成位置から前記蓋領域対応部の中心に向かった所定の位置、且つ、前記外周縁よりも内側の位置に、それぞれの前記延出部に対応した前記意匠部が設けられている、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(6)複数の前記延出部は、前記外側領域対応部の所定の部分に偏在している、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(7)中心角が60度以下で前記外側領域対応部を切り分けて、前記中心角が60度以下となる第1部分と該第1部分を除く第2部分とを形成した状態を想定した場合に、複数の前記延出部は、前記第1部分に偏在している、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(8)前記外側領域対応部は、前記容器が接合される領域に対応する接合領域対応部を有し、前記意匠部の少なくとも一部が、前記接合領域対応部に形成されている、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(9)前記延出部の基端に、基端脆弱化部が形成されている、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(10)前記延出部の先端と前記外周縁との間に、中間脆弱化部が形成されている、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(11)少なくとも前記延出部と前記外側領域対応部は、紙系素材で形成されており、且つ、前記延出部が前記外側領域対応部に一体的に形成されている、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(12)前記蓋領域対応部に、貫通部が形成されている、請求項1に記載の蓋体の製造方法。
(13)前記蓋領域対応部に、前記蓋領域対応部における分断位置を案内する脆弱化部が設けられており、前記脆弱化部は、複数の前記貫通部と、少なくとも2つの前記貫通部の間に形成された少なくとも一つの連続部とを有する、上記(12)に記載の蓋体の製造方法。
(14)前記脆弱化部は、前記連続部の周囲に放射状に複数の前記貫通部を形成している、上記(13)に記載の蓋体の製造方法。
(15)前記蓋領域対応部に、前記蓋領域対応部における分断位置を案内する脆弱化部が設けられており、前記脆弱化部は、ハーフカット構造を有する、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
(16)前記蓋領域対応部は、前記容器の前記開口部よりも小さな開口面積を有する小開口部を有するベース部と、前記小開口部を開閉する小蓋部と、前記ベース部と前記小蓋部とを繋げるヒンジ部とを備え、前記小蓋部は、前記ヒンジ部を軸として前記ベース部に対して回動可能に構成されており、少なくとも一部の前記貫通部が、前記小蓋部の外周縁と前記小開口部の開口縁との境界位置に形成されている、上記(12)に記載の蓋体の製造方法。
(17)前記小蓋部の上面側に摘み部が設けられている、上記(15)に記載の蓋体の製造方法。
(18)前記延出部は、下記の条件を満たすように構成されている、上記(1)に記載の蓋体の製造方法。
条件:前記延出部の平面視上、仮想直線で分割された前記延出部の領域を第1分割領域及び第2分割領域とした場合に、前記延出部の重心が前記第2分割領域に位置し、且つ、前記第2分割領域の面積が前記第1分割領域の面積よりも大きい。
ただし、前記仮想直線は、中点位置と前記蓋領域対応部の中心とを通過する直線として定められるものとし、前記中点位置は、前記延出部の2つの突出開始位置を結ぶ線分nの中点であり、前記突出開始位置は、前記延出部の外周縁のうち前記延出部の基端となる位置であるものとする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、蓋体が紙系素材で形成されている場合に、蓋体で容器の開口部を被覆した状態で内容物を知ることが可能な蓋体、蓋体付き容器、蓋体と容器の組み合わせ、及び蓋体の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1Aは、本発明の第1の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。図1Bは、図1AのA-A線縦断面の状態を模式的に示す断面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。
図3は、本発明の第1の実施形態の変形例3にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。
図4Aは、本発明の第1の実施形態の変形例2にかかる蓋体の延出部の一実施例を模式的に示す平面図である。図4Bは、図4AのB-B線縦断面の状態を模式的に示す断面図である。
図5は、本発明の第1の実施形態の変形例2にかかる蓋体の延出部の一実施例を模式的に示す平面図である。
図6A、図6Bは、本発明の第2の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。
図7A、図7Bは、本発明の第2の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。
図8は、本発明の第3の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。
図9は、本発明の第3の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。
図10Aは、蓋体付き容器の一実施例を模式的に示す斜視図である。図4Bは、図4AのC-C線縦断面の状態を模式的に示す断面図である。
図11は、蓋体の製造工程を模式的に示す図である。
図12は、本発明の第1の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。
図13は、本発明の第1の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。
図14Aは、本発明の第1の実施形態にかかる蓋体の一実施例を模式的に示す平面図である。図14Bは、延出部を折り曲げた状態の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る蓋体について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明に係る蓋体は、コーヒーカップのような各種の飲料物を入れる容器(カップ)に対して用いられる蓋体を例として挙げて説明するが、飲料物を入れる容器の蓋体に限定されるものではなく、飲料物以外の食料品を収容する容器の蓋体としても適用することが可能である。また、本発明に係る蓋体は、飲食物以外の各種物品、例えばボルトやナット等といった部品や、上記した以外の物品を収容することのできる容器にも適用することができる。さらに、本発明に係る蓋体は、平面視したときの形状が円形状であるものの例を用いて以下においては説明するが、蓋体の形状は平面視したときに円形状であるものに限定されることはなく、楕円形状、矩形状、三角形状などの多角形状、面取り矩形状、面取り多角形状等、円形状以外の各種の形状にも適用することができる。
以下、本発明に関係した第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、及び適用例について、順次、図面を参照しながら説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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