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公開番号
2025081998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195160
出願日
2023-11-16
発明の名称
テープリフター機構、および磁気テープ装置
出願人
NECプラットフォームズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G11B
15/67 20060101AFI20250521BHJP(情報記憶)
要約
【課題】 磁気テープ装置のテープリフター機構の安定した動作を提供する。
【解決手段】 テープリフター機構は、スレッディングされた磁気テープと接触するリフターブロックを備え、2つのガイドピンを有しており、これらのガイドピンがリフターブロックを両端から支持し、リフターブロックは、磁気テープの巻き送りまたは巻き戻し時に、磁気テープとリフターブロックとの間の動摩擦を軽減するためのリフターローラーを有している。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
スレッディングされた磁気テープと接触するリフターブロックを備え、
2つのガイドピンを有しており、
前記2つのガイドピンが前記リフターブロックを両端から支持し、
前記リフターブロックは、前記磁気テープの巻き送りまたは巻き戻し時に、前記磁気テープと前記リフターブロックとの間の動摩擦を軽減するためのリフターローラーを有している
テープリフター機構。
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【請求項2】
第1のガイド溝が設けられたリフターカバーをさらに備え、
前記リフターカバーの一端に設けられた第1のガイドピンは、前記第1のガイド溝に沿って摺動する
ことを特徴とする請求項1に記載のテープリフター機構。
【請求項3】
前記リフターカバーが固定されているプレートと、
前記プレートの上を摺動するリフタースイングアーム及びリフターアームと、を備え、
前記リフターカバーは、前記リフタースイングアーム及び前記リフターアームを覆うように、前記プレートに固定されている
ことを特徴とする請求項2に記載のテープリフター機構。
【請求項4】
前記リフターブロックには、ヘッドブラシが付設されており、
前記磁気テープの走行に応じて、前記リフターローラーが回転する時、前記ヘッドブラシは、前記磁気テープに保存されたデータを読み書きするための磁気ヘッドと接触することにより、前記磁気ヘッドをクリーニングする
ことを特徴とする請求項1に記載のテープリフター機構。
【請求項5】
第2のガイド溝が設けられたリフターブロックをさらに備え、
前記リフターブロックのもう一端に設けられた第2のガイドピンは、前記第2のガイド溝に沿って摺動する
ことを特徴とする請求項1に記載のテープリフター機構。
【請求項6】
前記リフターブロックには、前記リフターローラーが、シャフトを介して、回転自由に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のテープリフター機構。
【請求項7】
前記リフターアームは、前記リフタースイングアームの先端で、前記リフタースイングアームに連結されており、前記リフタースイングアームの揺動に連動して、前記プレートの上を摺動する
ことを特徴とする請求項3に記載のテープリフター機構。
【請求項8】
リフターローラーは、複数のシャフトを介して、前記リフターブロックに対して、回転自由に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のテープリフター機構。
【請求項9】
前記リフタースイングアームが揺動することによって、前記磁気テープと、前記磁気テープに保存されたデータを読み書きするための磁気ヘッドとの間に、前記リフターブロックが進入し、前記リフターブロックは、前記磁気テープと前記磁気ヘッドの接触を妨げる
ことを特徴とする請求項3に記載のテープリフター機構。
【請求項10】
カートリッジに収納された磁気テープを巻き取るためのテイクアップリールと、
前記磁気テープに保存されたデータを読み書きするための磁気ヘッドと、
テープリフター機構と、を備え、
前記テープリフター機構は、前記カートリッジに挿入された前記磁気テープと接触するリフターブロックを備え、2つのガイドピンを有しており、前記2つのガイドピンが前記リフターブロックを両端から支持し、前記リフターブロックは、前記磁気テープの巻き送りまたは巻き戻し時に、前記磁気テープと前記リフターブロックとの間の動摩擦を軽減するためのリフターローラーを有している
磁気テープ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、テープリフター機構、および磁気テープ装置に関し、特に、磁気テープを巻き送りまたは巻き戻しするためのテープリフター機構、および磁気テープ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
シングルリールカートリッジ(以下、カートリッジ)は、磁気記録媒体(あるいはテープ媒体)として使用される。磁気テープは、カートリッジリールに巻かれた状態で、カートリッジ内部に収納されている。磁気テープの一端は、カートリッジの本体に固定されており、磁気テープのもう一端には、リーダーピンが取り付けられている。カートリッジを磁気テープ装置に挿入すると、カートリッジが磁気テープ装置内の然る位置に移動する(ローディング)。その後、磁気テープの先端に取り付けられたリーダーピンが、リーダブロックと係合して、所定の経路に沿って移動することにより、磁気テープが、磁気テープ装置のテイクアップリールに巻き取られる(スレッディング)。その後に、磁気テープ装置内で、磁気テープが走行可能になる。
【0003】
近年、単位記録媒体あたりのデータ容量が益々増加している背景から、磁気テープ上のデータを読み書きするための磁気テープの巻き送りまたは巻き戻しの頻度、及び速度が従来よりも高くなってきている。そのため、磁気テープの摩耗の進行が顕著になってきた。この摩耗を軽減するべく、磁気テープの巻き送りまたは巻き戻し時に、磁気テープが磁気ヘッドと接触することを防止するためのテープリフター機構が、磁気テープ装置に導入されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
特許文献1に記載の関連する技術では、テープリフター機構は、走行停止中の磁気テープをその走行経路から引き離し、磁気ヘッドと磁気テープとの間の接触を妨げる機能を持つ。磁気ヘッドは、磁気テープ上の任意のデータ格納場所を特定するために、磁気テープ上のサーボトラックを常時監視している。
【0005】
テープリフター機構により、磁気ヘッドと磁気テープとの間の接触がなくなると、磁気ヘッドは、サーボトラックを読み込むことができず、データ格納場所が判らなくなる。そのため、関連する技術では、テープリフター機構が動作した後の磁気テープと磁気ヘッドとの接触が回復した時に、磁気テープ上のサーボトラックサーチを行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-95888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
テープリフター機構のリフターブロックは、磁気テープと直接に接触して、それを持ち上げる(リフト)。関連する技術では、リフターブロックが片持ち支持構造であるため、テープテンションの影響で、リフターブロックの姿勢が崩れ、その結果、機構部の動摩擦が増大し、それに伴って、部品の摩耗が誘発される可能性がある。
【0008】
加えて、関連する技術では、テープリフター機構が動作している時、リフターブロックと磁気テープとの間の動摩擦が比較的大きいので、極薄なフィルム状の磁気テープは、リフターブロックの表面に比較的吸着し易い。そのため、リフターブロックの移動に磁気テープが意図せず追随し、結果的に、テープリフター機構が動作する前後で、磁気テープの長手方向の位置と磁気ヘッドの位置との間にずれが発生する可能性がある。
【0009】
これにより、テープリフター機構が動作した後、磁気ヘッドが磁気テープ上のデータを読み書きすることを再開することが遅れるという問題がある。
【0010】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、磁気テープ装置のテープリフター機構の安定した動作を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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