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公開番号
2025082415
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195715
出願日
2023-11-17
発明の名称
炭素触媒、電極及び電池
出願人
国立大学法人群馬大学
,
日清紡ホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類
H01M
4/96 20060101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高い触媒活性と高い耐久性とを兼ね備えた炭素触媒、電極及び電池を提供する。
【解決手段】炭素触媒は、CuKα線を用いた粉末X線回折により得られるX線回折図における回折角(2θ)が43°付近の回折ピークから得られる結晶子サイズLaに対する、1600℃まで昇温可能な昇温脱離分析により得られる平均炭素網面サイズLの比であるL/La比が18以上であり、X線光電子分光法により得られる炭素原子濃度(原子%)に対するハロゲン原子濃度(原子%)の比が0.0005以上である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
CuKα線を用いた粉末X線回折により得られるX線回折図における回折角(2θ)が43°付近の回折ピークから得られる結晶子サイズLaに対する、1600℃まで昇温可能な昇温脱離分析により得られる平均炭素網面サイズLの比であるL/La比が18以上であり、
X線光電子分光法により得られる炭素原子濃度(原子%)に対するハロゲン原子濃度(原子%)の比が0.0005以上である、
炭素触媒。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記平均炭素網面サイズLが5nm以上である、
請求項1に記載の炭素触媒。
【請求項3】
前記結晶子サイズLaが10.00nm以下である、
請求項1に記載の炭素触媒。
【請求項4】
窒素原子を含有する、
請求項1に記載の炭素触媒。
【請求項5】
X線光電子分光法により得られる炭素原子濃度(原子%)に対する窒素原子濃度(原子%)の比が0.0005以上である、
請求項1に記載の炭素触媒。
【請求項6】
X線光電子分光法により得られるスペクトラムにおけるN1sスペクトルを次の4つの窒素原子ピーク:(1)398.5±0.3eVの範囲にピークトップを有し半値全幅が1.4eVであるピリジン型窒素原子ピーク;(2)400.5±0.3eVの範囲にピークトップを有し半値全幅が1.4eVであるピロール・ピリドン型窒素原子ピーク;(3)401.5±0.3eVの範囲にピークトップを有し半値全幅が1.4eVであるクォータナリー型窒素原子ピーク;及び(4)402.5±0.3eVの範囲にピークトップを有し半値全幅が2.0eVである酸化型窒素原子ピーク:にピーク分離して得られる、前記4つの窒素原子ピークの面積の合計に対する、前記クォータナリー型窒素原子ピークの面積の割合が0.1%以上である、
請求項1に記載の炭素触媒。
【請求項7】
窒素吸着法により得られるBET比表面積が50m
2
/g以上である、
請求項1に記載の炭素触媒。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載の炭素触媒を含む、
電極。
【請求項9】
請求項8に記載の電極を含む、
電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭素触媒、電極及び電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、X線広角解析より求めた<002>面間隔が3.40~3.60Åであり、c軸方向の結晶子の大きさが15~150Åであり、a軸方向の結晶子の大きさが25~75Åである結晶構造を有し、励起波長532nmのレーザーラマン分光測定により求めたスペクトルにおいて、1360cm
-1
付近のピーク強度(ID)と1580cm
-1
付近のピーク強度(IG)との強度比(ID/IG)が0.2~2.0であり、ICP発光分析法より得られるTi含有量が0.1~30重量%であることを特徴とする炭素質材料が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-123447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、従来、高い触媒活性と高い耐久性とを兼ね備えた炭素触媒を得ることは難しかった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、高い触媒活性と高い耐久性とを兼ね備えた炭素触媒、電極及び電池を提供することをその目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る炭素触媒は、CuKα線を用いた粉末X線回折により得られるX線回折図における回折角(2θ)が43°付近の回折ピークから得られる結晶子サイズLaに対する、1600℃まで昇温可能な昇温脱離分析により得られる平均炭素網面サイズLの比であるL/La比が18以上であり、X線光電子分光法により得られる炭素原子濃度(原子%)に対するハロゲン原子濃度(原子%)の比が0.0005以上である。本発明によれば、高い触媒活性と高い耐久性とを兼ね備えた炭素触媒が提供される。
【0007】
[2]前記[1]の炭素触媒は、前記平均炭素網面サイズLが5nm以上であることとしてもよい。[3]前記[1]又は[2]の炭素触媒は、前記結晶子サイズLaが10.00nm以下であることとしてもよい。
【0008】
[4]前記[1]乃至[3]のいずれかの炭素触媒は、窒素原子を含有することとしてもよい。[5]前記[1]乃至[4]のいずれかの炭素触媒は、X線光電子分光法により得られる炭素原子濃度(原子%)に対する窒素原子濃度(原子%)の比が0.0005以上であることとしてもよい。
【0009】
[6]前記[1]乃至[5]のいずれかの炭素触媒は、X線光電子分光法により得られるスペクトラムにおけるN1sスペクトルを次の4つの窒素原子ピーク:(1)398.5±0.3eVの範囲にピークトップを有し半値全幅が1.4eVであるピリジン型窒素原子ピーク;(2)400.5±0.3eVの範囲にピークトップを有し半値全幅が1.4eVであるピロール・ピリドン型窒素原子ピーク;(3)401.5±0.3eVの範囲にピークトップを有し半値全幅が1.4eVであるクォータナリー型窒素原子ピーク;及び(4)402.5±0.3eVの範囲にピークトップを有し半値全幅が2.0eVである酸化型窒素原子ピーク:にピーク分離して得られる、前記4つの窒素原子ピークの面積の合計に対する、前記クォータナリー型窒素原子ピークの面積の割合が0.1%以上であることとしてもよい。[7]前記[1]乃至[6]のいずれかの炭素触媒は、窒素吸着法により得られるBET比表面積が50m
2
/g以上であることとしてもよい。
【0010】
[8]上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る電極は、前記[1]乃至[7]のいずれかの炭素触媒を含む。本発明によれば、高い触媒活性と高い耐久性とを兼ね備えた電極が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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