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公開番号
2025082637
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023196104
出願日
2023-11-17
発明の名称
作業機械
出願人
コベルコ建機株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20250522BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】作業機械において、電装品を保護する部材の排水性を高めて耐久性を向上させる。
【解決手段】油圧ショベル1において、上面に吸込口11a,12aを有する吸気室10の壁面に設けられた電装品と、電装品が収容されるリレーボックス20と、リレーボックス20の上方の少なくとも一部を覆う屋根壁部21とを設ける。屋根壁部21の上面を傾斜させ、かつ、リレーボックス20の上面20aを傾斜させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上面に吸気口を有する吸気室の壁面に設けられた電装品と、
前記電装品が収容される電装品ボックスと、
前記電装品ボックスの上方の少なくとも一部を覆う屋根壁部とを備え、
前記屋根壁部の上面が傾斜し、かつ、前記電装品ボックスの上面が傾斜している
ことを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記電装品ボックスは、前記吸気室の壁面に対し、シール材を介して着脱可能に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記電装品ボックスの下側には、前記電装品ボックスの下方を覆う被水防止可撓性カバーが取り付けられており、
前記被水防止可撓性カバーの内部には、前記電装品の少なくとも1つを覆い、前記被水防止可撓性カバー内に入り込んだ水を前記被水防止可撓性カバーの外へ排出する雨樋ブラケットが形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
【請求項4】
前記電装品ボックスの下側には、前記電装品ボックスの下方を覆う被水防止可撓性カバーが取り付けられており、
前記被水防止可撓性カバーの上側は、前記電装品ボックスの下端に内側から着脱自在に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
【請求項5】
前記被水防止可撓性カバーよりも下方には、バッテリが設けられており、
前記バッテリの上方は、前記吸気室の外縁に向かって下方へ傾斜するバッテリカバーで覆われている
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の作業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベル等の作業機械に関し、特にその電装品の取付構造の改善に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1のように、油圧ショベルが、上部旋回体の後部に配置され、支持壁によって前側の部分が区画された機械室を備え、支持壁の壁面に複数の電装品が取り付けられる配電部を有することが知られている。この配電部は、支持壁と一体化された、一対の側壁部及び屋根壁部と、側壁部の突端側に装着されるカバー壁部とを有している。この屋根壁部は、側壁部の上方において略水平方向に張り出すことにより、電装品が雨水等に曝されるのを防止できるようにしている。
【0003】
また、特許文献2には、油圧ショベルの旋回体上に、上面に開口部を有する収納部と、この収納部の上部に取り付けた開閉蓋と、収納部内の底面に立設した電装品取付壁体と、この電装品取付壁体の側面に取り付けた電装品(バッテリリレー、グローリレー、セーフティリレー)とを設けることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-180652号公報
特開2004-351967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の油圧ショベルでは、屋根壁部によって電装品が雨水等に曝されるのを防止できるものの、屋根壁部上部に雨水、砂埃等が溜まり、錆等の経年劣化を早める懸念がある。
【0006】
また、特許文献2の油圧ショベルにおいても、収納部の開閉蓋や蓋部材でもある工具用底板に雨水や砂埃が溜まり、錆等の経年劣化を早める懸念がある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電装品を保護する部材の排水性を高めて耐久性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、この発明では、電装品を保護する部材の構成に工夫を加えた。
【0009】
具体的には、第1の発明では、
上面に吸気口を有する吸気室の壁面に設けられた電装品と、
前記電装品が収容される電装品ボックスと、
前記電装品ボックスの上方の少なくとも一部を覆う屋根壁部とを備え、
前記屋根壁部の上面が傾斜し、かつ、前記電装品ボックスの上面が傾斜している。
【0010】
上記の構成によると、上面に吸気口を有する吸込口から雨水や砂埃が浸入しやすいが、電装品ボックスや屋根壁部によって雨水等が電装品にかかるのが効果的に防止される。そして、電装品が収容される電装品ボックスの上方の少なくとも一部を覆う屋根部材だけでなく、電装品ボックスの上面も傾斜させているので、雨水等が溜まらず錆が発生しにくくなり、これらの耐久性が雨水等によって低下するのが防止される。
(【0011】以降は省略されています)
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