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公開番号2025082882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196399
出願日2023-11-20
発明の名称排水栓開閉装置
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人ぱてな
主分類E03C 1/22 20060101AFI20250523BHJP(上水;下水)
要約【課題】電源体の保守作業が容易であり、かつ、浴槽の湯張りを確実性高く行うことが可能な排水栓開閉装置を提供する。
【解決手段】本発明の排水栓開閉装置1は浴槽用排水機構5に用いられている。浴槽用排水機構5は排水栓52及びスイッチ54を有している。排水栓開閉装置1は、ケース11と、電源体15と、作動体17と、制御部19と、押圧体21とを備えている。電源体15及び作動体17は、ケース11の内部に設けられている。制御部19は、ケースの内部に設けられており、電源体15から作動体17に給電を行いつつ、作動体17の作動制御を行う。また、制御部19は外部装置101、102と無線通信可能である。押圧体21は作動体17に設けられており、スイッチ54を押圧可能である。制御部19は、湯張り運転時には、浴槽3への湯水30の供給よりも先に押圧体21にスイッチ54を押圧させて排水栓52を閉状態に変位させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
浴槽用排水機構に用いられる排水栓開閉装置であって、
前記浴槽用排水機構は、浴槽に接続し、前記浴槽に貯留された湯水を前記浴槽から排出可能な排水路と、前記排水路に設けられ、前記排水路を開放する開状態及び前記排水路を閉鎖する閉状態に変位可能な排水栓と、前記排水栓から離隔した取付部に取り付けられるとともに前記排水栓と動力伝達可能に接続され、自己に対する押圧操作によって前記排水栓を作動させるスイッチとを有し、
前記排水栓開閉装置は、前記取付部に着脱可能に設けられるケースと、
前記ケースの内部に設けられた電源体と、
前記ケースの内部に設けられた作動体と、
前記ケースの内部に設けられ、前記電源体から前記作動体に給電を行いつつ、前記作動体の作動制御を行う制御部と、
前記ケースに設けられ、前記作動体の作動によって前記ケースから前記スイッチに向かって移動しつつ前記スイッチを押圧可能な押圧体とを備え、
前記ケースは、前記取付部に設けられた状態では前記スイッチを覆い、
前記電源体は充電池又は乾電池であり、
前記制御部は、前記ケースの外部に位置する外部装置と無線通信可能であり、
前記外部装置は、前記浴槽に湯水を供給しつつ前記浴槽に湯水を貯留させる湯張り運転を使用者が選択可能であり、
前記制御部は、前記湯張り運転時には、前記浴槽への湯水の供給よりも先に前記押圧体に前記スイッチを押圧させて前記排水栓を前記閉状態に変位させることを特徴とする排水栓開閉装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記電源体は前記充電池であり、
前記ケースの最上部に設けられ、前記充電池に対する給電を行う給電部を備えている請求項1記載の排水栓開閉装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記排水栓が前記開状態にあるか又は前記閉状態あるかを判断可能であるとともに、前記判断に基づく判断信号を前記外部装置に送信可能であり、
前記外部装置は、前記判断信号に基づき、前記排水栓が前記開状態にあるか又は前記閉状態にあるかを前記使用者に報知可能である請求項1又は2記載の排水栓開閉装置。
【請求項4】
前記浴槽は、湯水を貯留可能であるとともに前記排水路と接続する貯水部と、前記貯水部を囲う外縁とを有し、
前記取付部は前記外縁であり、
前記ケースは、前記外縁に載置されて前記スイッチを上方から覆い、
前記電源体の質量は、前記押圧体が前記スイッチを押圧する際の荷重よりも大きい請求項1又は2記載の排水栓開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は排水栓開閉装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の図5~図7に従来の排水栓開閉装置が開示されている。この排水栓開閉装置は、浴槽用排水機構に用いられている。浴槽用排水機構は、排水路と、排水栓と、スイッチとを有している。排水路は浴槽と接続しており、浴槽に貯留された湯水を浴槽から排出可能である。排水栓は排水路に設けられており、排水路を開放する開状態及び排水路を閉鎖する閉状態に変位可能である。スイッチは浴槽の外縁に設けられており、排水栓から離隔している。スイッチは、自己に対する押圧操作を排水栓に伝達可能な動力伝達部材によって排水栓と接続されている。これにより、スイッチは押圧操作によって排水栓を作動させることが可能となっている。
【0003】
排水栓開閉装置は、動作検出手段と、電動駆動部と、制御部とを備えている。動作検出手段は、浴室内において、スイッチ、ひいては浴槽から離隔した位置に設置されている。動作検出手段は、使用者の手の動作を検出可能である。電動駆動部は排水路内に設けられており、排水栓と接続されている。電動駆動部は、作動体としての電動モータを有している他、電動モータに対する給電を行うための電源体を有している。電源体は充電池又は乾電池である。制御部も排水路内に設けられている。制御部は電動駆動部の作動制御が可能である。また、制御部は動作検出手段と無線通信可能である。
【0004】
この排水栓開閉装置では、排水栓が閉状態にある際に使用者が動作検出手段に対して5秒間手をかざすことで動作検出手段が反応する。これにより、動作検出手段から制御部に対して動作情報が伝達され、制御部が電動駆動部を作動させる。この結果、電動駆動部は排水栓を閉状態から開状態に変位させる。排水栓が開状態にある際についても同様に、使用者が動作検出手段に対して手をかざすことにより、制御部が電動駆動部を作動させることで電動駆動部が排水栓を開状態から閉状態に変位させる。こうして、この排水栓開閉装置によれば、使用者はスイッチに対する押圧操作を行うことなく、排水栓を開状態と閉状態とに変位させることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-111745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の排水栓開閉装置では、電源体の保守作業として、充電池の充電作業や乾電池の交換作業を定期的に行う必要がある。しかし、この排水栓開閉装置では、電源体、ひいては電動駆動部が排水路内に設けられているため、電源体の保守作業を行うに当たり、使用者又は保守作業を行う作業者は排水栓とともに電動駆動部を排水路から取り外す必要がある。そして、電源体の保守作業が終了した後は、これらの排水栓及び電動駆動部を再び排水路に配置し直す必要がある。このため、この排水栓開閉装置では、電源体の保守作業を容易に行い難い。
【0007】
また、この排水栓開閉装置では、浴槽に湯水を供給しつつ浴槽に貯留させる湯張り運転を行う際には、使用者は事前にスイッチを押圧操作して排水栓を閉状態にしておくか、又は、排水栓開閉装置によって排水栓を閉状態にしておく必要がある。しかしながら、使用者が排水栓を閉状態に変位させることを失念していたり、排水栓が開状態であるにも関わらず閉状態であると使用者が誤解していたりする場合が考えられる。このような場合には、浴槽に供給された湯水が浴槽に貯留されずに排水路から排出されてしまうことから、浴槽の湯張りができない事態となる。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、電源体の保守作業が容易であり、かつ、浴槽の湯張りを確実性高く行うことが可能な排水栓開閉装置を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の排水栓開閉装置は、浴槽用排水機構に用いられる排水栓開閉装置であって、
前記浴槽用排水機構は、浴槽に接続し、前記浴槽に貯留された湯水を前記浴槽から排出可能な排水路と、前記排水路に設けられ、前記排水路を開放する開状態及び前記排水路を閉鎖する閉状態に変位可能な排水栓と、前記排水栓から離隔した取付部に取り付けられるとともに前記排水栓と動力伝達可能に接続され、自己に対する押圧操作によって前記排水栓を作動させるスイッチとを有し、
前記排水栓開閉装置は、前記取付部に着脱可能に設けられるケースと、
前記ケースの内部に設けられた電源体と、
前記ケースの内部に設けられた作動体と、
前記ケースの内部に設けられ、前記電源体から前記作動体に給電を行いつつ、前記作動体の作動制御を行う制御部と、
前記作動体に設けられ、前記作動体の作動によって前記ケースから前記スイッチに向かって移動しつつ前記スイッチを押圧可能な押圧体とを備え、
前記ケースは、前記取付部に設けられた状態では前記スイッチを覆い、
前記電源体は充電池又は乾電池であり、
前記制御部は、前記ケースの外部に位置する外部装置と無線通信可能であり、
前記外部装置は、前記浴槽に湯水を供給しつつ前記浴槽に湯水を貯留させる湯張り運転を使用者が選択可能であり、
前記制御部は、前記湯張り運転時には、前記浴槽への湯水の供給よりも先に前記押圧体に前記スイッチを押圧させて前記排水栓を前記閉状態に変位させることを特徴とする。
【0010】
本発明の排水栓開閉装置では、電源体がケースに設けられており、このケースは、スイッチが取り付けられた取付部に着脱可能に設けられる。このため、この排水栓開閉装置では、充電池の充電作業や乾電池の交換作業、すなわち電源体の保守作業を行う際、電源体を含めケースを取付部から容易に移動させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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