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公開番号
2025086341
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2024203745
出願日
2024-11-22
発明の名称
粘着剤組成物、硬化物及び積層体
出願人
荒川化学工業株式会社
代理人
主分類
C09J
175/06 20060101AFI20250530BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明の課題は、低誘電特性及び高い透明性を有し、かつ難密着基材等の各種基材に対して優れた粘着性も示す硬化物及び粘着シートを与える粘着剤組成物を提供することにある。
【解決手段】芳香環及び/又は複素環を有するポリカルボン酸(a1-1)を含むポリカルボン酸(a1)、並びに、水酸基価10mgKOH/g以上100mgKOH/g未満であるポリオレフィンポリオール(a2-1)、水酸基価100mgKOH/g以上500mgKOH/g未満であるポリオール(a2-2)、及び水酸基価500mgKOH/g以上2000mgKOH/g以下であるポリオール(a2-3)からなるポリオール(a2)の反応生成物であり、かつ、特定の式(1)及び式(2)を満たすポリエステル樹脂(A)と、ポリイソシアネート(B)とを含む粘着剤組成物、硬化物及び積層体に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
芳香環及び/又は複素環を有するポリカルボン酸(a1-1)を含むポリカルボン酸(a1)、
水酸基価10mgKOH/g以上100mgKOH/g未満のポリオレフィンポリオール(a2-1)、
水酸基価100mgKOH/g以上500mgKOH/g未満のポリオール(a2-2)、及び
水酸基価500mgKOH/g以上2000mgKOH/g以下のポリオール(a2-3)からなるポリオール(a2)との反応生成物であり、かつ、式(1)及び式(2)を満たすポリエステル樹脂(A)と、
ポリイソシアネート(B)とを含む粘着剤組成物。
(式1)0.8≦w≦1
(式1中、wはポリカルボン酸(a1)中に含まれる芳香族及び/又は複素環を有するポリカルボン酸のモル分率を表す。)
(式2)0<x≦0.5、0<y<0.74、及び、z>0.1
(式2中、xはポリオール(a2)中に含まれる(a2-1)成分のモル分率、yはポリオール(a2)中に含まれる(a2-2)成分のモル分率、zはポリオール(a2)中に含まれる(a2-3)成分のモル分率を表し、x+y+z=1である。)
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
(a2-2)成分が、ダイマージオールを含む請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項3】
(a2-3)成分が、アルカンジオール及び/又はアルキルアルカンジオールを含む請求項1又は2に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
(B)成分が、脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネートのヌレート体及び脂環族ポリイソシアネートのヌレート体からなる群より選ばれる1種以上を含む請求項1又は2に記載の粘着剤組成物。
【請求項5】
更に、水素化石油樹脂(C)を含む請求項1又は2に記載の粘着剤組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の粘着剤組成物の硬化物。
【請求項7】
基材の少なくとも片面に、請求項6に記載の硬化物を有する積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤組成物、硬化物及び積層体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエステル樹脂は、耐熱性、耐薬品、耐久性等に優れており、フィルム、電子部品、ペットポトル、粘着剤等の用途に幅広く利用されている。また、ポリエステル樹脂はその構造から極性が高いため、ポリイミドやポリエステル等の高極性のプラスチックフィルムや銅、アルミニウム等の金属に対して優れた粘着性も示すことが知られている。
【0003】
近年では、透明フィルムアンテナや電波反射シートの部材の積層において、透明な粘着剤や粘着シートを用いて部材を貼り合わせることがある。
【0004】
そのような粘着剤組成物としては、例えば、水添ポリブタジエン構造及び芳香環構造由来の単位を有するポリエステル樹脂を含有するポリエステル系粘着剤組成物が公知である(特許文献1)。しかしながら、当該組成物では、オレフィン基材には優れた粘着性を示しているものの、シクロオレフィンポリマー(COP)等の難密着基材に対する粘着性には劣るものであった。また、近年は伝送信号の高周波化に伴い、当該用途の粘着剤組成物にも低誘電特性(低誘電率、低誘電正接)が求められているのに対し、当該技術では考慮されていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-041137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、低誘電特性及び高い透明性を有し、かつ難密着基材等の各種基材に対して優れた粘着性も示す硬化物及び粘着シートを与える粘着剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討することにより、前記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の粘着剤組成物、硬化物及び積層体に関する。
【0008】
1.芳香環及び/又は複素環を有するポリカルボン酸(a1-1)を含むポリカルボン酸(a1)、並びに、
水酸基価10mgKOH/g以上100mgKOH/g未満のポリオレフィンポリオール(a2-1)、
水酸基価100mgKOH/g以上500mgKOH/g未満のポリオール(a2-2)、及び
水酸基価500mgKOH/g以上2000mgKOH/g以下のポリオール(a2-3)からなるポリオール(a2)との反応生成物であり、かつ、式(1)及び式(2)を満たすポリエステル樹脂(A)と、
ポリイソシアネート(B)とを含む粘着剤組成物。
(式1)0.8≦w≦1
(式1中、wはポリカルボン酸(a1)中に含まれる芳香族ポリカルボン酸及び/又は複素環を有するポリカルボン酸のモル分率を表す。)
(式2)0<x≦0.5、0<y<0.74、及び、z>0.1
(式2中、xはポリオール(a2)中に含まれる(a2-1)成分のモル分率、yはポリオール(a2)中に含まれる(a2-2)成分のモル分率、zはポリオール(a2)中に含まれる(a2-3)成分のモル分率を表し、x+y+z=1である。)
【0009】
2.(a2-2)成分が、ダイマージオールを含む前項1に記載の粘着剤組成物。
【0010】
3.(a2-3)成分が、アルカンジオール及び/又はアルキルアルカンジオールを含む前項1又は2に記載の粘着剤組成物。
(【0011】以降は省略されています)
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