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公開番号2025086640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200749
出願日2023-11-28
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類F21S 41/265 20180101AFI20250602BHJP(照明)
要約【課題】それぞれが配光パターンを形成する2つのユニットを有するものであって小型化することのできる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、第1光源21からの光を第1レンズ部材13から出射させて第1配光パターンを形成する第1ユニットと、第2光源22からの光を第2レンズ部材14から出射させて第2配光パターンを形成する第2ユニットと、を備える。第1レンズ部材13は、第1光源21からの光を入射させる第1入射部31と、その光を出射させる第1出射部37と、光軸方向に貫通する第1開口部39と、を有し、第2レンズ部材14は、第2光源22からの光を入射させる第2入射部41と、その光を出射させる第2出射部45と、光軸方向に貫通する第2開口部47と、を有し、第1開口部39は、第2レンズ部材14を通る光に対応し、第2開口部47は、第1レンズ部材13を通る光に対応している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1光源からの光を第1レンズ部材から出射させて第1配光パターンを形成する第1ユニットと、
第2光源からの光を第2レンズ部材から出射させて第2配光パターンを形成する第2ユニットと、を備え、
前記第1レンズ部材は、前記第1光源からの光を入射させる第1入射部と、入射された光を出射させる第1出射部と、光軸方向に貫通する第1開口部と、を有し、
前記第2レンズ部材は、前記第2光源からの光を入射させる第2入射部と、入射された光を出射させる第2出射部と、光軸方向に貫通する第2開口部と、を有し、
前記第1開口部は、前記第2レンズ部材を通る光に対応し、
前記第2開口部は、前記第1レンズ部材を通る光に対応していることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記第1開口部には、前記第2入射部が位置され、
前記第2開口部には、前記第1出射部が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第2レンズ部材は、光の透過を許す材料で形成され、前記第2出射部と前記第2開口部とを取り囲む環状壁部を有し、
前記環状壁部は、前記第2出射部と前記第2開口部とに面する内壁面に、入射される光を拡散する拡散部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第1配光パターンは、カットオフラインを有するすれ違い用配光パターンであり、
前記第1レンズ部材は、前記第1入射部から入射された光を前記光軸方向と交差する交差方向へと内部反射面で反射して前記第1出射部から出射させ、
前記内部反射面は、前記カットオフラインを形成するカットオフ縁部を有し、
前記第2レンズ部材は、前記第2入射部から入射された光を前記光軸方向へと進行させて前記第2出射部から出射させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第1レンズ部材は、前記第1出射部と前記第1開口部とを幅方向で並ぶ位置関係とし、
前記第2レンズ部材は、前記第2出射部と前記第2開口部とを幅方向で並ぶ位置関係としていることを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記第1光源と前記第2光源とは、同じ基板に設けられ、
前記基板では、前記第1光源が上下方向の下側に設けられているとともに、前記第2光源が上下方向の上側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具では、ロービームユニットですれ違い用配光パターンを形成するとともに、ハイビームユニットで走行用配光パターンを形成するものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。この車両用灯具では、ロービームユニットとハイビームユニットとを並べて配置することで、一体型の構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-125662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記の車両用灯具は、単にロービームユニットとハイビームユニットとを並べた状態で固定しているので、小型化する観点から改良の余地がある。
【0005】
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、それぞれが配光パターンを形成する2つのユニットを有するものであって小型化することのできる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用灯具は、第1光源からの光を第1レンズ部材から出射させて第1配光パターンを形成する第1ユニットと、第2光源からの光を第2レンズ部材から出射させて第2配光パターンを形成する第2ユニットと、を備え、前記第1レンズ部材は、前記第1光源からの光を入射させる第1入射部と、入射された光を出射させる第1出射部と、光軸方向に貫通する第1開口部と、を有し、前記第2レンズ部材は、前記第2光源からの光を入射させる第2入射部と、入射された光を出射させる第2出射部と、光軸方向に貫通する第2開口部と、を有し、前記第1開口部は、前記第2レンズ部材を通る光に対応し、前記第2開口部は、前記第1レンズ部材を通る光に対応していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の車両用灯具によれば、それぞれが配光パターンを形成する2つのユニットを有するものであって小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る一実施形態としての車両用灯具を示す説明図である。
車両用灯具を分解して示す説明図である。
第1レンズ部材を前後方向の後側から見た様子を示す説明図である。
第1レンズ部材を前後方向の前側から見た様子を示す説明図である。
図3に示すI-I線に沿って得られた断面と第1光源とを示す説明図である。
第2レンズ部材を前後方向の後側から見た様子を示す説明図である。
第2レンズ部材を前後方向の前側から見た様子を示す説明図である。
図6に示すII-II線に沿って得られた断面と第2光源とを示す説明図である。
第1レンズ部材と第2レンズ部材とを組み合わせた様子を示す前後方向の後側から見た説明図である。
第1レンズ部材と第2レンズ部材とを組み合わせた様子を示す前後方向の前側から見た説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る車両用灯具の一例としての車両用灯具10の実施例1について図面を参照しつつ説明する。なお、図9と図10とでは、第1レンズ部材13と第2レンズ部材14とが重ねられた様子の把握を容易とするために、第1レンズ部材13を白抜きで示すとともに、第2レンズ部材14に色を付けて示している。
【実施例】
【0010】
本開示に係る車両用灯具の一実施形態に係る実施例1の車両用灯具10を、図1から図10を用いて説明する。実施例1の車両用灯具10は、自動車等の車両の前照灯装置として用いられる。この車両用灯具10は、車両の前部の左右両側において、開放された前端がアウターレンズで覆われたランプハウジングにより形成される灯室に設けられる。車両用灯具10は、上下方向用光軸調整機構や左右方向用光軸調整機構を介して灯室に設けられ、車両の前方を適宜照射する。以下の説明では、車両用灯具10において、車両が進行する方向を前後方向(図面ではZとする)とし、前後方向を水平面に沿う状態とした際の鉛直方向を上下方向(図面ではYとする)とし、前後方向および上下方向に直交する方向(水平方向)を幅方向(図面ではXとする)とする。ここで、車両用灯具10は、車両の左側に設けられるものと右側に設けられるものとで基本的に等しい構成とされつつ幅方向(左右)で反転されたものであるので、以下では、右側に設けられる車両用灯具10を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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