特許ウォッチ

公開番号2025087288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201843
出願日2023-11-29
発明の名称把手付米袋
出願人個人
代理人個人
主分類B65D 30/10 20060101AFI20250603BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】一般的な米袋について、運搬しやすく、把手を用いた際、把手が破損しにくい構造の米袋を提供する。
【解決手段】環状紐を配置し、環状紐の一部を把手として使用し、環状紐の他の一部が米袋の側面に保持部によって保持されており、把手が米袋の開口部及び底部から突出しており、保持部は裏面側にあり、開口部側は折り曲げ部分を除く部分まで、底側は底マチと重ならない部分までである手段を有する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
開口部を締紐で閉鎖させるようにした米袋において、
環状紐を配置し、該環状紐の一部を把手として使用し、
該環状紐の他の一部が、該米袋の側面に保持部によって保持されていることを特徴とする米袋。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記把手が、前記米袋の前記開口部及び底部から突出していることを特徴とする請求項１に記載の米袋。
【請求項３】
前記保持部は、裏面側にあり、
該保持部の領域は、開口部側が開口部を閉鎖する際折り曲げる折り曲げ部分を除く部分まで、底側が底マチと重ならない部分まで、となっていることを特徴とする請求項２に記載の米袋。
【請求項４】
前記保持部は、裏面側にあり、
前記環状紐は、前記米袋の側面を囲むように複数配置され、少なくとも米袋の開口部側に近い位置と、底側に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の米袋。
【請求項５】
前記環状紐の長さは、前記米袋の側面の周方向の寸法に比べて、５％から１０％長いことを特徴とする請求項４に記載の米袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、米袋に関し、詳しくは、米袋の運搬の技術に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、米の運搬には、一般的な単位である３０ｋｇ米袋が用いられている。３０ｋｇの重さは、一人で運ぶには負担が多いし、二人で運ぶ場合も、袋の表面が滑らかであることから、運びにくいものであった。
また、両端に、把手をつけることも考えられるが、３０ｋｇの重さが把手にかかることから、単に把手を取り付けただけでは、把手が脱落することもあり、危険であった。
そこで、米袋の運搬の負担を軽減しつつ、把手が破損しにくい構造が求められていた。
【０００３】
このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、粒体物収納袋（特許文献１参照）に関する技術が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、米などの穀物が収納された収納袋の上下、あるいは下端に把手部を設けることにより運搬をし易くするものであり、袋本体の両側端に、所要数の把手部をそれぞれ設けるものである。
しかしながら、上記技術提案では、把手の強度確保について記載されておらす、上記問題点の解決には至っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
登録実用新案第３０１５９３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は、上記問題点に鑑み、重量のある米袋の運搬が容易で、且つ、把手の強度を確保可能な米袋を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明は、環状紐を配置し、環状紐の一部を把手として使用し、環状紐の他の一部が米袋の側面に保持部によって保持されている手段を採る。
【０００７】
また、本発明は、把手が、米袋の開口部及び底部から突出している手段を採る。
【０００８】
さらに、本発明は、保持部が、裏面側にあり、保持部の領域は、開口部側は折り曲げ部分を除く部分まで、底側は底マチと重ならない部分まで、である手段を採る。
【０００９】
またさらに、本発明は、保持部が、裏面側にあり、環状紐は、米袋の側面を囲むように、複数、配置され、少なくとも、米袋の開口部側に近い位置と、底側に近い位置に配置されている手段を採る。
【００１０】
さらにまた、本発明は、環状紐の長さが、米袋の側面周方向の寸法に比べて、５％から１０％長い手段を採る。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許