TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025089833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204735
出願日
2023-12-04
発明の名称
水素ガスバリア被覆体
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
C23C
16/40 20060101AFI20250609BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】水素ガスバリア機能を向上させる水素ガスバリア被覆体を提供する。
【解決手段】水素ガスバリア被覆体は、基材10と、基材10に成膜されている水素ガスバリア膜20と、を備え、水素ガスバリア膜20は、アモルファスのZnOおよびアモルファスのAlOを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水素ガスバリア被覆体であって、
基材(10)と、
前記基材に成膜されている水素ガスバリア膜(20)と、
を備え、
前記水素ガスバリア膜は、アモルファスのZnOおよびアモルファスのAlOを含む、水素ガスバリア被覆体。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記水素ガスバリア膜の膜厚は、10nm以上、80nm以下とされている、請求項1に記載の水素ガスバリア被覆体。
【請求項3】
前記ZnOと前記AlOとの合計を100at%としたときの前記AlOの比率が25at%以上、75at%以下とされている、請求項1に記載の水素ガスバリア被覆体。
【請求項4】
前記基材は、ポリエチレンテレフタレートを含む、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の水素ガスバリア被覆体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水素ガスバリア被覆体に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、異なる種類の金属窒化膜で構成される結晶ナノ薄膜を10以上かつ1000以下で複数回積層し、全体膜厚を0.5~2μmとした水素ガスバリア膜が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-139009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、金属窒化膜は、材質的に応力が高く、膜厚が大きいとさらに応力が高くなる。応力が高いと、膜中にクラックが発生し易くなる。また、結晶膜では、粒界からクラックが発生し、水素透過経路となるため、水素ガスバリア機能が低下する。
【0005】
本開示は、水素ガスバリア機能を向上させる水素ガスバリア被覆体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、水素ガスバリア被覆体であって、基材(10)と、前記基材に成膜されている水素ガスバリア膜(20)と、を備え、前記水素ガスバリア膜は、アモルファスのZnOおよびアモルファスのAlOを含む、水素ガスバリア被覆体である。
【0007】
水素ガスバリア膜がアモルファスのZnOおよびアモルファスのAlOを含むことにより、水素が透過しにくくなることから、水素ガスバリア機能が向上する。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態の水素ガスバリア被覆体の断面図。
実施例1-7および比較例1-3の膜厚とAlO比率および水素透過係数との関係を示した図表。
実施例1-5および比較例1-3における膜厚と水素透過係数との関係をまとめたグラフ。
実施例2、6、7および比較例1におけるAlO比率と水素透過係数との関係をまとめたグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る