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公開番号
2025089915
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204888
出願日
2023-12-04
発明の名称
建築物
出願人
積水ハウス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04H
1/02 20060101AFI20250609BHJP(建築物)
要約
【課題】天井の美観を向上できる建築物を提供する。
【解決手段】天井20は、第1平面21と、第2平面22と、第1平面21と第2平面22とを接続する接続面23とを有している。第1平面21は、第1方向において第2平面22に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜している。第2平面22は、第1方向において第1平面21に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜している。接続面23は、第1平面21の上端及び第2平面22の上端のそれぞれと滑らかに繋がっている。接続面23は、上方に向かって湾曲する湾曲面である。接続面23を含む接続面部20cは、複数の第3下地35と第3天井パネル36とによって構成されている。第3下地35の第3下面35aは、上方に向かって湾曲する湾曲面である。複数の第3下地35は、第2方向に並べて配置されている。第3天井パネル36は、第3下地35の第3下面35aに沿って配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
天井によって覆われる室内空間を有する部屋を備え、
前記天井は、第1平面と第2平面とを有し、
平面視で前記第1平面と前記第2平面とが並ぶ方向を第1方向とすると、
前記第1平面は、前記第1方向において前記第2平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜し、
前記第2平面は、前記第1方向において前記第1平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜している建築物であって、
前記天井は、前記第1平面と前記第2平面とを接続する接続面をさらに有し、
前記接続面は、前記第1平面の上端及び前記第2平面の上端のそれぞれと滑らかに繋がるとともに上方に向かって湾曲する湾曲面であり、
前記第1平面を含む第1平面部は、第1下面が前記第1方向において前記第2平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜する平面であるとともに前記第1方向と平面視で直交する第2方向に並べて配置される複数の第1下地と、前記第1下面に沿って配置される第1天井パネルとによって構成され、
前記第2平面を含む第2平面部は、第2下面が前記第1方向において前記第1平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜する平面であるとともに前記第2方向に並べて配置される複数の第2下地と、前記第2下面に沿って配置される第2天井パネルとによって構成され、
前記接続面を含む接続面部は、第3下面が上方に向かって湾曲する湾曲面であるとともに前記第2方向に並べて配置される複数の第3下地と、前記第3下面に沿って配置される第3天井パネルとによって構成されている建築物。
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【請求項2】
前記第2方向に延びる棟梁を備え、
複数の前記第3下地はそれぞれ、前記第3下面の頂点が前記棟梁と上下方向に重なるように配置されている請求項1に記載の建築物。
【請求項3】
前記第1下地の上端部及び前記第2下地の上端部はそれぞれ、前記棟梁に向かって延びて前記棟梁に接続されており、
前記第2方向において、前記第1下地、前記第2下地、及び前記第3下地は同じ位置に配置されており、
前記第3下地は、前記第1下面及び前記第2下面に接触している請求項2に記載の建築物。
【請求項4】
前記第1天井パネルの下面、前記第2天井パネルの下面、及び前記第3天井パネルの下面には、左官材料層が設けられている請求項1に記載の建築物。
【請求項5】
前記接続面は、前記第2方向から見た側面視において円弧状である請求項1に記載の建築物。
【請求項6】
前記第1方向に沿うように延びる壁部を備え、
前記第2平面は、前記第1平面の下端よりも上側に位置する本体部と、前記第1平面の下端よりも下側に位置する延長部とを有し、
前記壁部は、前記第1平面、前記接続面、及び前記第2平面の前記本体部の下側に位置し、
前記室内空間は、前記第1平面、前記接続面、及び前記第2平面の前記本体部の下側に位置する第1領域と、前記第2平面の前記延長部の下側に位置する第2領域とを有する請求項1に記載の建築物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物は、天井によって覆われる室内空間を有する部屋を備えている。特許文献1に記載の天井は、第1平面と第2平面とを有している。第1平面は、平面視で第1平面と第2平面とが並ぶ方向において第2平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜している。第2平面は、平面視で第1平面と第2平面とが並ぶ方向において第1平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜している。天井は、第1平面と第2平面とを接続する接続面をさらに有している。接続面は、水平方向に沿うように延びる平面である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-149609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような天井では、第1平面と接続面との境界、及び第2平面と接続面との境界において、天井の勾配が不連続に変化することにより、天井の美観が損なわれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決する建築物は、天井によって覆われる室内空間を有する部屋を備え、前記天井は、第1平面と第2平面とを有し、平面視で前記第1平面と前記第2平面とが並ぶ方向を第1方向とすると、前記第1平面は、前記第1方向において前記第2平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜し、前記第2平面は、前記第1方向において前記第1平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜している建築物であって、前記天井は、前記第1平面と前記第2平面とを接続する接続面をさらに有し、前記接続面は、前記第1平面の上端及び前記第2平面の上端のそれぞれと滑らかに繋がるとともに上方に向かって湾曲する湾曲面であり、前記第1平面を含む第1平面部は、第1下面が前記第1方向において前記第2平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜する平面であるとともに前記第1方向と平面視で直交する第2方向に並べて配置される複数の第1下地と、前記第1下面に沿って配置される第1天井パネルとによって構成され、前記第2平面を含む第2平面部は、第2下面が前記第1方向において前記第1平面に近づくにつれて高さが高くなるように傾斜する平面であるとともに前記第2方向に並べて配置される複数の第2下地と、前記第2下面に沿って配置される第2天井パネルとによって構成され、前記接続面を含む接続面部は、第3下面が上方に向かって湾曲する湾曲面であるとともに前記第2方向に並べて配置される複数の第3下地と、前記第3下面に沿って配置される第3天井パネルとによって構成されている。
【0006】
この構成によれば、接続面は、第1平面の上端及び第2平面の上端のそれぞれと滑らかに繋がっている。また、接続面は、上方に向かって湾曲する湾曲面である。このため、天井の勾配は、第1方向において連続的に変化する。したがって、天井の美観を向上できる。また、平面同士が接続されることによる角部が天井に生じないことにより、天井は柔らかい印象になる。したがって、室内空間は、包まれ感のある空間となる。さらに、室内空間内の光は、天井に沿うように伸びやかに広がることができる。
【0007】
また、上記構成によれば、接続面部は、複数の第3下地と第3天井パネルとによって構成されている。第3下地の第3下面は、上方に向かって湾曲する湾曲面である。複数の第3下地は、第2方向に並べて配置されている。第3天井パネルは、第3下地の第3下面に沿って配置されている。これにより、湾曲している第3天井パネルを用意しなくても、第3下地の第3下面に沿って第3天井パネルを配置することにより、精度の高い湾曲面を形成することができる。
【0008】
(2)上記(1)の建築物において、前記第2方向に延びる棟梁を備え、複数の前記第3下地はそれぞれ、前記第3下面の頂点が前記棟梁と上下方向に重なるように配置されている。
【0009】
この構成によれば、棟梁は、第2方向に沿うように延びている。このため、棟梁をガイドとして棟梁が延びる方向において第3下地を並べて配置することにより、第3下地は第2方向において並べて配置される。したがって、第3下地の配置作業が容易になる。
【0010】
また、各第3下地は、第3下面の頂点が棟梁と上下方向に重なるように配置されている。これにより、複数の第3下地は、第3下面の頂点が一直線上に並ぶように配置される。したがって、第1方向における第3下地のずれを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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