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公開番号2025090063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205039
出願日2023-12-05
発明の名称スラストフォイル軸受
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人
主分類F16C 27/02 20060101AFI20250610BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】回転体との不要な接触を抑制することが可能なスラストフォイル軸受を提供する。
【解決手段】スラストフォイル軸受は、シャフトの挿通孔が設けられ、挿通孔を囲む環状の段部15を含むベースプレート10と、段部15に取り付けられる固定部材40と、ベースプレート10に配置されるトップフォイル20とを備え、トップフォイル20は、挿通孔の周囲に配置されると共にその外周側で互いに連結されてベースプレート10に取り付けられる複数のトップフォイル片21を含み、各トップフォイル片21は、当該トップフォイル片から段部15まで延伸すると共に固定部材40によって段部15に押さえ付けられるタブ部26を含む。
【選択図】図6B
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトの挿通孔が設けられ、前記挿通孔を囲む環状の段部を含むベースプレートと、
前記段部に取り付けられる固定部材と、
前記ベースプレートに配置されるトップフォイルと
を備え、
前記トップフォイルは、前記挿通孔の周囲に配置されると共にその外周側で互いに連結されて前記ベースプレートに取り付けられる複数のトップフォイル片を含み、
各前記トップフォイル片は、当該トップフォイル片から前記段部まで延伸すると共に前記固定部材によって前記段部に押さえ付けられるタブ部を含む
スラストフォイル軸受。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記段部は、前記挿通孔の内周面と接続している
請求項1に記載のスラストフォイル軸受。
【請求項3】
前記固定部材は、前記段部と同形の環状に形成されている
請求項1に記載のスラストフォイル軸受。
【請求項4】
前記固定部材は、前記段部及び前記タブ部を貫通した螺合部品に螺合可能なナットである
請求項1に記載のスラストフォイル軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スラストフォイル軸受に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
スラストフォイル軸受は流体軸受の一種である。スラストフォイル軸受は、回転体との間に流体膜を形成することによって非接触で当該回転体を支持する。回転体は、振動や衝撃等によって当該回転体の軸方向に細かく移動する。
【0003】
このような回転体の細かな動きに関わりなく、スラストフォイル軸受は流体膜の形成を維持する必要がある。そのため、スラストフォイル軸受は回転体に対して傾斜した金属薄板を備えている。金属薄板は軸方向に撓み可能に設けられ、回転体と共に流体膜を形成し、当該流体膜の内圧を増加させるための楔形の流路を形成する。特許文献1は、上述した金属薄板としての複数のトップフォイル片と、複数のトップフォイル片を弾性的に支持する複数のバックフォイル片とを備えたスラストフォイル軸受を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-037975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
回転体の回転速度が低い間は流体膜が形成されず、回転体はトップフォイル片に接触する。また、回転体の回転速度が高く、流体膜が形成されている場合でも、軸方向の大きな衝撃を受けた場合に、回転体は一時的にトップフォイル片に接触する。つまり、トップフォイル片は、スラストフォイル軸受の動作の特性上、基本的に摩耗しやすい。
【0006】
本開示は上述の事情を鑑みて成されたものであり、回転体との不要な接触を抑制することが可能なスラストフォイル軸受の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るスラストフォイル軸受は、シャフトの挿通孔が設けられ、前記挿通孔を囲む環状の段部を含むベースプレートと、前記段部に取り付けられる固定部材と、前記ベースプレートに配置されるトップフォイルとを備え、前記トップフォイルは、前記挿通孔の周囲に配置されると共にその外周側で互いに連結されて前記ベースプレートに取り付けられる複数のトップフォイル片を含み、各前記トップフォイル片は、当該トップフォイル片から前記段部まで延伸すると共に前記固定部材によって前記段部に押さえ付けられるタブ部を含む。
【0008】
前記段部は、前記挿通孔の内周面と接続してもよい。前記固定部材は、前記段部と同形の環状に形成されてもよい。前記固定部材は、前記段部及び前記タブ部を貫通した螺合部品に螺合可能なナットでもよい。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、回転体との不要な接触を抑制することが可能なスラストフォイル軸受を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係るスラストフォイル軸受を適用したターボ機械の一例の側面図である。
本実施形態に係るスラストフォイル軸受の一例の側面図である。
本実施形態に係るベースプレートの正面図である。
本実施形態に係る段部を周方向から見たときの断面図である。
本実施形態に係る固定部材の正面図である。
固定部材を周方向から見たときの断面図である。
本実施形態に係るバックフォイルの正面図である。
本実施形態に係るバックフォイル片の正面図である。
バックフォイル片が、トップフォイル片と共にベースプレートに取付けられた状態を示す側面図である。
本実施形態に係るトップフォイルの正面図である。
本実施形態に係るトップフォイル片の斜視図である。
トップフォイル片の一部を周方向から見たときの断面図である。
本実施形態に係るタブ部及び固定部材の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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