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公開番号2025091205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206338
出願日2023-12-06
発明の名称食器用の液体洗浄剤組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 1/83 20060101AFI20250611BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】食器洗い後の手肌感触(滞留感、かさつき(乾燥感)のなさ、きしみ(つっぱり)のなさ)を実感でき、油汚れに対する洗浄力と食器洗い後のヌルつきのなさとを両立できる食器用の液体洗浄剤組成物。
【解決手段】(A)成分:アニオン界面活性剤と、(B)成分:アミンオキシド型界面活性剤及び/又は両性界面活性剤と、(C)成分:HLB値が11以上である、下記一般式(c1)で表されるノニオン界面活性剤と、を含み、食器用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して、(A)成分の含有量が18質量%以下である、食器用の液体洗浄剤組成物。
CH3-CH(CH3)-R1-O-(R2O)n-H ・・・(c1)
(一般式(c1)中、R1は炭素数7~17の2価の炭化水素基であり、R2は炭素数1~3の2価の炭化水素基であり、nは平均繰り返し数であり、8~60の数である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:アニオン界面活性剤と、
(B)成分:アミンオキシド型界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
(C)成分:HLB値が11以上である、下記一般式(c1)で表されるノニオン界面活性剤と、を含み、
食器用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して、(A)成分の含有量が18質量%以下である、食器用の液体洗浄剤組成物。
CH

-CH(CH

)-R

-O-(R

O)

-H ・・・(c1)
(一般式(c1)中、R

は炭素数7~17の2価の炭化水素基であり、R

は炭素数1~3の2価の炭化水素基であり、nは平均繰り返し数であり、8~60の数である。)
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
(A)成分/(C)成分で表される質量比が2.5~8である、請求項1に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
(D)成分:ヒドロキシ酸又はその塩をさらに含む、請求項1又は2に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食器用の液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
手洗い食器洗い用洗浄剤は従来から油汚れがしっかり落ちることが求められている一方で、手肌へのやさしさも重要な性能として求められている。手肌へのやさしさへ繋がる要因として、基剤が手肌表面に滞留し保護されたように感じられる「滞留感」と、食器洗い後の手肌の「きしみ(つっぱり)のなさ」、「かさつき(乾燥感)のなさ」が挙げられ、これらを実感できることが望まれる。また、食器洗いにおける特にすすぎ工程でのヌルつき感は、食器のすすぎ時間が長くなることに繋がるため、節水・時短の観点からも抑制されることが望まれる。
【0003】
特許文献1には、(A)アニオン界面活性剤、(B)アミンオキシド型界面活性剤、(C)直鎖型ノニオン界面活性剤、(D)乳酸ナトリウムを組み合わせることで手肌マイルド性、乾燥抑制に優れる台所用液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2には、(C)低HLB値の分岐型ノニオン界面活性剤をアニオン界面活性剤、アミンオキシド型界面活性剤と組み合わせた硬表面洗浄剤の処方が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-084644号公報
特開2023-010225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、引用文献1の組成物は滞留感が小さく、すすぎ時にヌルつきを感じられることが課題である。また、引用文献2の組成物は滞留感が小さく、きしみ(つっぱり)が強く感じられることが課題である。
そこで、本発明は、食器洗い後の手肌感触(滞留感、かさつき(乾燥感)のなさ、きしみ(つっぱり)のなさ)を実感でき、油汚れに対する洗浄力と食器洗い後のヌルつきのなさとを両立できる食器用の液体洗浄剤組成物を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の態様を有する。
<1>
(A)成分:アニオン界面活性剤と、
(B)成分:アミンオキシド型界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
(C)成分:HLB値が11以上である、下記一般式(c1)で表されるノニオン界面活性剤と、を含み、
食器用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して、(A)成分の含有量が18質量%以下である、食器用の液体洗浄剤組成物。
CH

-CH(CH

)-R

-O-(R

O)

-H ・・・(c1)
(一般式(c1)中、R

は炭素数7~17の2価の炭化水素基であり、R

は炭素数1~3の2価の炭化水素基であり、nは平均繰り返し数であり、8~60の数である。)
<2>
(A)成分/(C)成分で表される質量比が2.5~8である、<1>に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
<3>
(D)成分:ヒドロキシ酸又はその塩をさらに含む、<1>又は<2>に記載の食器用の液体洗浄剤組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の食器用の液体洗浄剤組成物によれば、食器洗い後の手肌感触(滞留感、かさつき(乾燥感)のなさ、きしみ(つっぱり)のなさ)を実感でき、油汚れに対する洗浄力と食器洗い後のヌルつきのなさとを両立できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(食器用の液体洗浄剤組成物)
本発明の食器用の液体洗浄剤組成物(以下、単に「液体洗浄剤組成物」ともいう。)は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分を含有する。
【0009】
<(A)成分>
(A)成分は、アニオン界面活性剤である。液体洗浄剤組成物は、(A)成分を含有することで、食器洗い後の手肌感触(滞留感、きしみ(つっぱり)のなさ)を実感でき、油汚れに対する洗浄力と食器洗い後のヌルつきのなさとを両立できる。
【0010】
(A)成分としてはスルホン酸塩型のアニオン界面活性剤、硫酸エステル塩型のアニオン界面活性剤、脂肪酸塩型のアニオン界面活性剤、リン酸エステル塩型のアニオン界面活性剤、スルホコハク酸塩型のアニオン界面活性剤、アミノ酸系アニオン界面活性剤から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤である。アニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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