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公開番号
2025091876
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207400
出願日
2023-12-08
発明の名称
撚線
出願人
三洲電線株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01B
5/08 20060101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】撚線が撚り崩れした場合、容易に発見できるとともに、撚り戻りが生じにくい撚線をを提供する。
【解決手段】
複数の第1素線11からなる第1外層2と、複数の第2素線12からなる第2外層3と、複数の第3素線13からなる第3外層4と、第3外層の内側に形成した中空部5を有し、第1素線11と第2素線12と第3素線13の数を全て同じとし、第1素線11を、同一円周上に、相互に当接するように配設し、第3素線13を、同一円周上に相互に当接るように配設し、第2素線12を、周方向に隣り合う第1素線11,11で構成される内側の谷間部15と、周方向に隣り合う第3素線13,13で構成される外側の谷間部16に、周囲の素線に当接するように配設し、第1素線11と第3素線13は当接しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の第1素線を周方向に配設して形成した第1外層と、該第1外層の径方向内側に設け、かつ、複数の第2素線を周方向に配設して形成した第2外層と、該第2外層の径方向内側に設け、かつ、複数の第3素線を周方向に配設して形成した第3外層と、該第3外層の内側に形成した中空部を有し、
第1素線と第2素線と第3素線の数を全て同じとし、
前記第1素線を、同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う素線は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設し、
前記第2素線は、同一円周上に配設するとともに、隣り合う第2素線を離間して配設し、
前記第3素線を、同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う第3素線は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設し、
前記第2素線は、周方向に隣り合う第1素線で構成される内側の谷間部において、この隣り合う第1素線と当接するとともに、周方向に隣り合う第3素線で構成される外側の谷間部において、この隣り合う第3素線に当接するように配設し、
前記第1素線と前記第3素線は当接しないことを特徴とする撚線。
続きを表示(約 100 文字)
【請求項2】
前記撚線を、撚線導体として用いることを特徴とする請求項1記載の撚線。
【請求項3】
前記撚線を、医療用線として用いることを特徴とする請求項1記載の撚線。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撚線に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電線市場において、電線及びケーブルの細径化、軽量化、高機能化の観点から、断面が円形状に近い撚線導体が求められている。
【0003】
図6に示すように撚線101の外形を、円形状に近い形成したものとして、外層102を、第1外層103と、第1外層103の内側に形成した第2外層104と、第2外層104の内側に形成した第3外層105で構成し、第3外層105の内側に中空部106を形成し、各層103,104,105を構成する素線103a,104a,105aの数は全て同じ数で構成されている。各層103,104,105において、その層103,104,105を構成する素線103a,104a,105aは、同一円周上に配設されるとともに、隣り合う素線同士は当接するように構成されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、上記撚線101は、屈曲性に優れていることから、治療に用いられるガイドワイヤ―等の医療用線として適用することが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4673361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記撚線101は、製造時等に撚り崩れ等が生じて、中空部106内に、第3外層105を構成する素線105aが落ち込むことがある。第1外層103と第2外層104を構成する素線103a,104aは安定して形状保持できるため、第3外層105を構成する素線105aの落ち込みは、外部からでは視認できず、不良品を容易には検出できず、検査コストが高くなるという問題があった。
【0007】
また、上記撚線101を、医療用線に適用する場合、素線103a,104a,105aをステンレス線、チタン線材などで構成する必要がある。このような線材で撚線101を形成した場合、撚り戻りが発生しやすく、撚り戻りが生じると図7に示すような素線103a,104a,105aの配列位置が、所定のものとは異なり、物性等に影響が出る恐れがある。
【0008】
そこで、撚線が撚り崩れした場合、容易に発見できるとともに、撚り戻りが生じにくい撚線を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、本願発明は、複数の第1素線を周方向に配設して形成した第1外層と、該第1外層の径方向内側に設け、かつ、複数の第2素線を周方向に配設して形成した第2外層と、該第2外層の径方向内側に設け、かつ、複数の第3素線を周方向に配設して形成した第3外層と、該第3外層の内側に形成した中空部を有し、
第1素線と第2素線と第3素線の数を全て同じとし、
前記第1素線を、同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う素線は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設し、
前記第2素線は、同一円周上に配設するとともに、隣り合う第2素線を離間して配設し、
前記第3素線を、同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う第3素線は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設し、
前記第2素線は、周方向に隣り合う第1素線で構成される内側の谷間部において、この隣り合う第1素線と当接するとともに、周方向に隣り合う第3素線で構成される外側の谷間部において、この隣り合う第3素線に当接するように配設し、
前記第1素線と前記第3素線は当接しないことを特徴とするものである。
【0010】
また、前記撚線を、撚線導体として用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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