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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025091918
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207471
出願日
2023-12-08
発明の名称
画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
主分類
H04N
23/60 20230101AFI20250612BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】保護フィルムの影響を抑制する。
【解決手段】画像処理装置は、撮影装置で取得した画像中から撮影装置のレンズに貼り付けられた保護フィルムに付された所定のマークを検出する検出手段21と、マークが検出された画像が偏光撮影により取得された偏光撮影画像である場合に、偏光撮影画像中のマークが検出された位置に基づいて、保護フィルムのレンズに対する向きを特定する特定手段22と、保護フィルムなしで撮影装置が撮影した画像を再現するように、特定された向きに応じて偏光撮影画像を調整する調整手段25と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
撮影装置で取得した画像中から前記撮影装置のレンズに貼り付けられた保護フィルムに付された所定のマークを検出する検出手段と、
前記マークが検出された画像が偏光撮影により取得された偏光撮影画像である場合に、前記偏光撮影画像中の前記マークが検出された位置に基づいて、前記保護フィルムの前記レンズに対する向きを特定する特定手段と、
前記保護フィルムなしで前記撮影装置が撮影した画像を再現するように、特定された前記向きに応じて前記偏光撮影画像を調整する調整手段と、を備える
画像処理装置。
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【請求項2】
撮影装置のレンズに保護フィルムが貼り付けられている状態で前記撮影装置が非偏光撮影を行うことにより取得された非偏光撮影画像を、前記保護フィルムなしで前記撮影装置が前記非偏光撮影を行うことにより撮影した画像を再現するように調整する調整手段、を備える
画像処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像処理装置において、さらに、
前記撮影装置が前記偏光撮影により前記保護フィルムありで取得した画像を前記撮影装置が前記偏光撮影により前記保護フィルムなしで取得した画像へ変換する複数の変換行列であって、各々が前記保護フィルムの前記レンズに対する異なる向きに対応する前記複数の変換行列から、特定された前記向きに基づいて1つの変換行列を選択する選択手段を備え、
前記調整手段は、前記選択手段が選択した前記1つの変換行列に基づいて、特定された前記向きに応じて前記偏光撮影画像を調整する
画像処理装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項3に記載の画像処理装置において、さらに、
特定された前記向きに基づいて、前記偏光撮影画像から前記保護フィルムなしで前記撮影装置が撮影した画像を再現できるか否かの判定を行う判定手段と、
前記判定の結果に基づいて警告を発する警告手段と、を備える
画像処理装置。
【請求項5】
請求項1または請求項3に記載の画像処理装置において、
前記調整手段は、前記マークが検出された画像が前記偏光撮影画像でない非偏光撮影画像である場合に、前記保護フィルムなしで前記撮影装置が撮影した画像を再現するように、前記保護フィルムの前記レンズに対する向きによらず前記非偏光撮影画像を調整する
画像処理装置。
【請求項6】
請求項2に記載の画像処理装置において、さらに、
前記撮影装置が前記非偏光撮影により前記保護フィルムありで取得した前記非偏光撮影画像を前記撮影装置が前記非偏光撮影により前記保護フィルムなしで取得した画像へ変換する変換行列を取得する取得手段を備え、
前記調整手段は、前記取得手段が取得した前記変換行列に基づいて、前記非偏光撮影画像を調整する
画像処理装置。
【請求項7】
請求項5に記載の画像処理装置において、さらに、
前記撮影装置が非偏光撮影により前記保護フィルムありで取得した前記非偏光撮影画像を前記撮影装置が前記非偏光撮影により前記保護フィルムなしで取得した画像へ変換する変換行列を取得する取得手段を備え、
前記調整手段は、前記取得手段が取得した前記変換行列に基づいて、前記非偏光撮影画像を調整する
画像処理装置。
【請求項8】
撮影装置で取得した画像を処理する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
前記撮影装置で取得した画像中から前記撮影装置のレンズに貼り付けられた保護フィルムに付された所定のマークを検出し、
前記マークが検出された画像が偏光撮影により取得された偏光撮影画像である場合に、前記偏光撮影画像中の前記マークが検出された位置に基づいて、前記保護フィルムの前記レンズに対する向きを特定し、
前記保護フィルムなしで前記撮影装置が撮影した画像を再現するように、特定された前記向きに応じて前記偏光撮影画像を調整する
画像処理方法。
【請求項9】
撮影装置で取得した画像を処理する画像処理装置のコンピュータに、
前記撮影装置で取得した画像中から前記撮影装置のレンズに貼り付けられた保護フィルムに付された所定のマークを検出し、
前記マークが検出された画像が偏光撮影により取得された偏光撮影画像である場合に、前記偏光撮影画像中の前記マークが検出された位置に基づいて、前記保護フィルムの前記レンズに対する向きを特定し、
前記保護フィルムなしで前記撮影装置が撮影した画像を再現するように、特定された前記向きに応じて前記偏光撮影画像を調整する、処理を実行させる
プログラム。
【請求項10】
撮影装置で取得した画像を処理する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
前記撮影装置のレンズに保護フィルムが貼り付けられている状態で前記撮影装置が非偏光撮影を行うことにより取得された非偏光撮影画像を、前記保護フィルムなしで前記撮影装置が前記非偏光撮影を行うことにより撮影した画像を再現するように調整する
画像処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
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【背景技術】
【0002】
従来から、画像診断に用いる患部の画像を接写撮影により撮影する装置として、ダーモスコープ、及び、ダーモスコープを備えたカメラ(ダーモスコピーカメラ)が知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、ダーモスコープと患部の間にアダプタを介在させる技術が記載されている。ダーモスコピーカメラには、ダーモスコープのレンズを直接患部に接触させて接写撮影するものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-214552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなダーモスコピーカメラでは、レンズを患部に直接接触させて撮影を行う場合、レンズ面を保護する目的で、保護フィルムがレンズ面に貼着されることがある。この場合、保護フィルムを介して撮影される画像は、保護フィルムの光学特性によって明るさや色合いが変化するため、保護フィルムがない場合とは異なる画像となってしまう。以上のような課題は、保護フィルムがレンズ面に貼着されるカメラであれば、ダーモスコピーカメラ以外の他のカメラにも同様に当てはまる。
【0005】
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、保護フィルムの影響を抑制する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る画像処理装置は、撮影装置で取得した画像中から前記撮影装置のレンズに貼り付けられた保護フィルムに付された所定のマークを検出する検出手段と、前記マークが検出された画像が偏光撮影により取得された偏光撮影画像である場合に、前記偏光撮影画像中の前記マークが検出された位置に基づいて、前記保護フィルムの前記レンズに対する向きを特定する特定手段と、前記保護フィルムなしで前記撮影装置が撮影した画像を再現するように、特定された前記向きに応じて前記偏光撮影画像を調整する調整手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記の態様によれば、保護フィルムの影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係るダーモスコピーカメラを例示した図である。
第1の実施形態に係るダーモスコピーカメラの構成例を示した図である。
第1の実施形態に係る保護フィルムの構成を例示した図である。
第1の実施形態に係るダーモスコピーカメラで取得した画像の一例である。
第1の実施形態に係るダーモスコピーカメラで行われる画像処理に関連する構成を例示した図である。
第1の実施形態に係るダーモスコピーカメラで行われる画像処理の手順を示すフローチャートである。
保護フィルムの向きの特定方法を説明するための図である。
第2の実施形態に係るダーモスコピーカメラで行われる処理に関連する構成を例示した図である。
第2の実施形態に係るダーモスコピーカメラで行われる処理の手順を示すフローチャートである。
第3の実施形態に係るダーモスコピーカメラで行われる処理に関連する構成を例示した図である。
第3の実施形態に係るダーモスコピーカメラで行われる処理の手順を示すフローチャートである。
図3に示す保護フィルムの変形例を例示した図である。
一実施形態に係る画像処理システムの構成を例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1の実施形態>
図1及び図2に示すように、ダーモスコピーカメラ10は、皮膚表面からの反射光を低減しつつ皮膚に生じた病変を拡大して非侵襲的に観察可能な拡大鏡であるダーモスコープ付きの撮影装置である。また、ダーモスコピーカメラ10は、取得した画像に対して画像処理を行うコンピュータでもある。ダーモスコピーカメラ10で取得した画像は、例えば、皮膚の疾患を画像診断するために用いられる。
【0010】
ダーモスコピーカメラ10では、皮膚Sの患部Aにレンズ11を近づけた状態で接写撮影が行われる。レンズ11を直接患部に接触させて撮影が行われることもある。このため、レンズ11の保護を目的として、図1及び図2に示すように、患部に接触するレンズ11の表面に保護フィルム12を貼り付けた状態で撮影が行われる。このような保護フィルム12は、衛生面への配慮から使い捨てのフィルムとして構成され、使用の度に貼りかえられる。
(【0011】以降は省略されています)
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