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公開番号
2025094846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210628
出願日
2023-12-13
発明の名称
情報処理装置及びその制御方法、並びに、プログラム
出願人
株式会社ブリヂストン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01B
17/00 20060101AFI20250618BHJP(測定;試験)
要約
【課題】タイヤの残り溝の深さを簡易に推定する。
【解決手段】情報処理装置10は、マイク15により検知された、車両50の走行中に発生したノイズの音声情報を取得し、前記音声情報を解析して、前記車両50のタイヤ51,52のトレッドパターンに起因して生じたパターンノイズを取得し、取得した前記パターンノイズの音量に基づいて、前記タイヤ51,52の残り溝の深さを推定し、推定した前記タイヤ51,52の残り溝の深さを出力する、制御部11を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
マイクにより検知された、車両の走行中に発生したノイズの音声情報を取得し、
前記音声情報を解析して、前記車両のタイヤのトレッドパターンに起因して生じたパターンノイズを取得し、
取得した前記パターンノイズの音量に基づいて、前記タイヤの残り溝の深さを推定し、
推定した前記タイヤの残り溝の深さを出力する、
制御部を備える、情報処理装置。
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【請求項2】
前記制御部は、取得した前記パターンノイズの音量の経時的変化に基づいて、前記タイヤの残り溝の深さを推定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記パターンノイズの音量と前記タイヤの残り溝の深さとの対応関係を示す対応情報を参照して、前記取得した前記パターンノイズの音量に基づき、前記タイヤの残り溝の深さを推定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記推定したタイヤの残り溝の深さ、又は、前記取得した前記パターンノイズの音量が予め定められた閾値以下である場合、前記タイヤの交換を促す情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記タイヤに設けられた通信装置から、前記タイヤの交換時期に対応する残り溝の深さ又はパターンノイズの音量の閾値を取得し、
前記推定したタイヤの残り溝の深さ、又は、前記取得した前記パターンノイズの音量が前記通信装置から取得した前記閾値以下である場合、前記タイヤの交換を促す情報を出力する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記車両の速度及び前記タイヤの特性に基づいて、前記音声情報を解析して前記パターンノイズを取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記タイヤの特性として、前記タイヤの周長及びピッチ個数に基づき、前記音声情報を解析して前記パターンノイズを取得する、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記パターンノイズの音量を説明変数とし、前記タイヤの残り溝の深さを目的変数として学習された学習済みモデルに対して、取得した前記パターンノイズの音量を入力して、前記タイヤの残り溝の深さを推定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
制御部を備える情報処理装置の制御方法であって、
前記制御部が、
マイクにより検知した、車両の走行中に発生したノイズの音声情報を取得する工程と、
前記音声情報を解析して、前記車両のタイヤのトレッドパターンに起因して生じたパターンノイズを取得する工程と、
取得した前記パターンノイズの音量に基づいて、前記タイヤの残り溝の深さを推定する工程と、
推定した前記残り溝の深さを出力する工程と、
を含む、情報処理装置の制御方法。
【請求項10】
コンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置として動作させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及びその制御方法、並びに、プログラムに関する。
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【背景技術】
【0002】
タイヤの溝は、車両のスリップを防ぎ、車両運行上の安全を確保する上で重要である。法令上も、タイヤに一定の深さの残り溝を確保することが義務付けられている。特許文献1には、タイヤの残り溝の深さを測定する装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公報第2023/188113号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の構成は、タイヤの残り溝の深さを簡易に推定するという点で改善の余地があった。
【0005】
本開示の目的は、タイヤの残り溝の深さを簡易に推定することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、
マイクにより検知された、車両の走行中に発生したノイズの音声情報を取得し、
前記音声情報を解析して、前記車両のタイヤのトレッドパターンに起因して生じたパターンノイズを取得し、
取得した前記パターンノイズの音量に基づいて、前記タイヤの残り溝の深さを推定し、
推定した前記タイヤの残り溝の深さを出力する、
制御部を備える。
このような構成によれば、マイクにより検知された音声情報に基づき残り溝の深さを推定するため、タイヤの残り溝の深さを簡易に推定することが可能である。
【0007】
(2)本開示の一実施形態として、(1)において、
前記制御部は、取得した前記パターンノイズの音量の経時的変化に基づいて、前記タイヤの残り溝の深さを推定してもよい。
このような構成によれば、パターンノイズの音量の経時的変化に基づき残り溝の深さを推定するため、残り溝の深さを高い精度で推定することが可能である。
【0008】
(3)本開示の一実施形態として、(1)又は(2)において、
前記制御部は、前記パターンノイズの音量と前記タイヤの残り溝の深さとの対応関係を示す対応情報を参照して、前記取得した前記パターンノイズの音量に基づき、前記タイヤの残り溝の深さを推定してもよい。
このような構成によれば、パターンノイズの音量とタイヤの残り溝の深さとの対応関係を示す対応情報を参照して残り溝の深さを推定するため、残り溝の深さを高い精度で推定することが可能である。
【0009】
(4)本開示の一実施形態として、(1)から(3)のいずれかにおいて、
前記制御部は、
前記推定したタイヤの残り溝の深さ、又は、前記取得した前記パターンノイズの音量が予め定められた閾値以下である場合、前記タイヤの交換を促す情報を出力してもよい。
このような構成によれば、タイヤの残り溝の深さ、又は、パターンノイズの音量が予め定められた閾値以下である場合、タイヤの交換を促す情報を出力するため、タイヤの交換が必要であることを通知することが可能である。
【0010】
(5)本開示の一実施形態として、(4)において、
前記制御部は、
前記タイヤに設けられた通信装置から、前記タイヤの交換時期に対応する残り溝の深さ又はパターンノイズの音量の閾値を取得し、
前記推定したタイヤの残り溝の深さ、又は、前記取得した前記パターンノイズの音量が前記通信装置から取得した前記閾値以下である場合、前記タイヤの交換を促す情報を出力してもよい。
このような構成によれば、タイヤに設けられた通信装置からタイヤの交換時期に関する残り溝の深さ又はパターンノイズの音量の閾値を取得するため、事前の煩雑な設定を要することなく、適切な時期にタイヤを交換すべきことを通知することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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