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公開番号2025095030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210786
出願日2023-12-14
発明の名称電気光学装置および電子機器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H10K 59/123 20230101AFI20250619BHJP()
要約【課題】開口率を高め。光の利用効率を高める。
【解決手段】基板102と、共通電極133と、画素電極131と、有機層132と、反射電極181と、反射電極181と画素電極133との間の層に設けられ、コンタクトホールCt3を有する絶縁層210、212、214と、コンタクトホールCt1の内部に設けられ、反射電極181と画素電極131とを互いに接続する接続部材163と、反射電極181に対して画素電極131と反対側の層に設けられ、コンタクトホールCt2を有する絶縁層204、207と、コンタクトホールCt2の内部に設けられ、反射電極181に電気的に接続する接続部材162と、を有し、接続部材163の径a3は、接続部材162の径a2よりも小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
共通電極と、
前記基板および前記共通電極の間に設けられた画素電極と、
前記画素電極および前記共通電極の間に設けられた発光層と、
前記基板および画素電極の間に設けられた反射電極と、
前記反射電極と前記画素電極との間の層に設けられ、第1コンタクトホールを有する第1絶縁層と、
前記第1コンタクトホールの内部に設けられ、前記反射電極と前記画素電極とを互いに電気的に接続する第1接続部材と、
前記反射電極に対して前記画素電極と反対側の層に設けられ、第2コンタクトホールを有する第2絶縁層と、
前記第2コンタクトホールの内部に設けられ、前記反射電極に電気的に接続される第2接続部材と、
を有し、
平面視で前記第1接続部材の径は、前記第2接続部材の径よりも小さい
電気光学装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1絶縁層は、前記第2絶縁層よりも薄い
請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項3】
前記画素電極と前記発光層との間に設けられ、平面視で前記画素電極に含まれる開口領域で開口する第3絶縁層を有し、
前記開口領域において前記画素電極と前記発光層とが接し、
平面視で前記第1コンタクトホールは、前記開口領域外に設けられる
請求項2に記載の電気光学装置。
【請求項4】
前記基板と前記反射電極との間に設けられ、前記反射電極とともに前記第2絶属層を挟む第1メタル電極を含み、
前記反射電極は、前記第1メタル電極に前記第2接続部材を介して電気的に接続され、
平面視で前記反射電極が設けられた領域は、前記第1メタル電極が設けられた領域に含まれる
請求項3に記載の電気光学装置。
【請求項5】
前記第1メタル電極と同層からなる第1検査電極を含み、
前記第2絶縁層は、
前記第1メタル電極および前記第1検査電極からみて、第4絶縁層および第5絶縁層が順に設けられた積層絶縁層であって、平面視で前記第1検査電極の一部の領域である開孔部において、前記第4絶縁層が開孔し、前記開孔部に第6絶像層が充填された
請求項4に記載の電気光学装置。
【請求項6】
前記第1メタル電極と同層からなる第1接続電極と、
前記反射電極と同層からなる第2接続電極と、
前記画素電極と同層からなり、前記共通電極に電気的に接続された第3接続電極と、
を含み、
前記第3接続電極は、前記第1絶縁層に設けられた第3コンタクトホールを介して前記第2接続電極に電気的に接続され、
前記第2接続電極は、前記第5絶縁層および前記第4絶縁層に設けられた第4コンタクトホールを介して前記第1接続電極に電気的に接続される
請求項5に記載の電気光学装置。
【請求項7】
前記基板と反射電極との間に設けられた第2メタル電極と、
前記反射電極と同層からなる第4接続電極と、
前記第2メタル電極と前記第4接続電極の間に設けられる第2検査電極と、
を含み、
前記第2絶縁層は、
前記第2メタル電極からみて、第7絶縁層、第8絶縁層および第9絶縁層が順に設けられた積層絶縁層であり、
前記第4接続電極は、前記第9絶縁層に設けられた第5コンタクトホールを介して第2検査電極に電気的に接続され、
前記第2検査電極は、前記第7絶縁層に設けられた第6コンタクトホールを介して第2メタル電極に電気的に接続される
請求項3に記載の電気光学装置。
【請求項8】
前記第2メタル電極と同層からなる第6接続電極と、
前記第2検査電極と同層からなる第7接続電極と、
前記反射電極と同層からなる第8接続電極と、
前記画素電極と同層からなり、前記共通電極に電気的に接続された第9接続電極と、
を含み、
前記第9接続電極は、前記第1絶縁層に設けられた第7コンタクトホールを介して前記第8接続電極に電気的に接続され、
前記第8接続電極は、前記第9絶縁層に設けられた第8コンタクトホールを介して前記第7接続電極に電気的に接続され、
前記第7接続電極は、前記第7絶縁層に設けられた第9コンタクトホールを介して前記第6接続電極に電気的に接続される
請求項7に記載の電気光学装置。
【請求項9】
前記反射電極および前記第1接続部材は互いに異なる材料で構成される
請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかに記載の電気光学装置を有する電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気光学装置および電子機器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、以下「OLED」という)素子などの発光素子を用いた電気光学装置が各種提案されている。電気光学装置では、走査線とデータ線との交差に対応して、上記発光素子や、電流を供給して発光素子を駆動するトランジスターなどを含む画素部が、表示すべき画像の画素に対応して設けられる。
【0003】
電気光学装置の高精細化および小型化が進行すると、発光素子における光の利用効率が低下するので、画素を構成する副画素において、光共振構造がされる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
具体的には、当該共通電極と第1光学距離だけ離隔して設けられた反射層と、共通電極と反射層との間に設けられた画素電極と、共通電極と画素電極との間に設けられた発光層と、画素電極と反射層との間に設けられた光学距離調整層とが設けられる。そして、副画素の色の波長に応じて、光学距離調整層の厚さを調整することで、発光層から発せられた光が共通電極と反射層との間で往復し、当該距離に応じた波長の光が強められて共通電極から出射する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-115237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記技術では、反射層の下層に設けられるコンタクトホールによって、当該反射層に凹凸が生じ、当該反射層に入射した光が当該反射層で乱反射する。このため、光の利用効率が低下する、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る電気光学装置は、基板と、共通電極と、前記基板および前記共通電極の間に設けられた画素電極と、前記画素電極および共通電極の間に設けられた発光層と、前記基板および画素電極の間に設けられた反射電極と、前記反射電極と前記画素電極との間の層に設けられ、第1コンタクトホールを有する第1絶縁層と、前記第1コンタクトホールの内部に設けられ、前記反射電極と前記画素電極とを互いに電気的に接続する第1接続部材と、前記反射電極に対して前記画素電極と反対側の層に設けられ、第2コンタクトホールを有する第2絶縁層と、前記第2コンタクトホールの内部に設けられ、前記反射電極に電気的に接続される第2接続部材と、を有し、平面視で前記第1接続部材の径は、前記第2接続部材の径よりも小さい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示す斜視図である。
電気光学装置の電気的な構成を示すブロック図である。
電気光学装置における画素部の回路図である。
電気光学装置の動作を示すタイミングチャートである。
電気光学装置の要部断面図である。
電気光学装置の製造プロセスを示す要部断面図である。
電気光学装置の製造プロセスを示す要部断面図である。
電気光学装置の製造プロセスを示す要部断面図である。
電気光学装置の製造プロセスを示す要部断面図である。
電気光学装置の画素部を示す図である。
第2実施形態に係る電気光学装置の要部断面図である。
電気光学装置の製造プロセスを示す要部断面図である。
電気光学装置の製造プロセスを示す要部断面図である。
電気光学装置の製造プロセスを示す要部断面図である。
電気光学装置を適用したヘッドマウントディスプレイを示す斜視図である。
ヘッドマウントディスプレイの光学構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係る電気光学装置について図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0010】
図1は、第1実施形態に係る電気光学装置10を示す斜視図であり、図2は、電気光学装置10の電気的な構成を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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