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公開番号2025097102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213187
出願日2023-12-18
発明の名称冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20250623BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷蔵庫の断熱扉の回転範囲を容易に変更できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫10の支持機構14は、断熱箱体11に固定されたヒンジ本体部141を有する。範囲規制モジュール15は、ベース部151と、ストッパ部152と、当接部154と、を有する。ベース部151は、断熱扉13に固定される。ストッパ部152は、ベース部151に組み付けられると共に、回転方向においてベース部151との相対位置を変更できるように構成される。当接部154は、ストッパ部152に固定されると共に、断熱扉13の開く角度が一定に達したらヒンジ本体部141に当接するように構成される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
貯蔵室が形成される断熱箱体と、
前記貯蔵室の開口部を閉鎖する断熱扉と、
前記断熱扉を前記断熱箱体に対して回転可能に支持する支持機構と、
前記断熱扉の回転範囲を規制する範囲規制モジュールと、を具備し、
前記支持機構は、前記断熱箱体に固定されたヒンジ本体部を有し、
前記範囲規制モジュールは、ベース部と、ストッパ部と、当接部と、を有し、
前記ベース部は、前記断熱扉に固定され、
前記ストッパ部は、前記ベース部に組み付けられると共に、前記ベース部に対して回転可能に構成され、
前記当接部は、前記ストッパ部に固定されると共に、前記断熱扉の開く角度が一定に達したら前記ヒンジ本体部に当接するように構成されることを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記ベース部と前記ストッパ部との回転方向における相対位置は、所定の角度単位で変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記支持機構は、前記ヒンジ本体部から上下方向に沿って伸びて前記断熱扉に対して回転可能な状態で挿入されるヒンジ軸を、更に有し、
前記ベース部は、ベース本体部と、ベース係合部と、を有し、
前記ストッパ部は、ストッパ本体部と、ストッパ係合部と、を有し、
前記ベース係合部と前記ストッパ係合部とが係合することで、前記当接部の回転方向における位置が規定されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記ベース係合部は、円周方向に沿って複数が形成され、
前記ストッパ係合部は、円周方向に沿って複数が形成されることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記範囲規制モジュールは、圧力付与部を更に有し、
前記圧力付与部は、前記ストッパ部に対して圧力を与えるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記ストッパ部は、円周方向に沿って複数のストッパ凹状部を有し、
前記圧力付与部は、前記ストッパ凹状部を押圧することを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記当接部は、切欠部を有し、
前記断熱扉の開く角度が一定に達したら、前記ヒンジ本体部は前記切欠部に当接することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関し、特に、回転式の断熱扉を有する冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、回転式の断熱扉を有する冷蔵庫が存在する。この種の冷蔵庫は、断熱箱体と、断熱箱体の内部に形成される貯蔵室と、貯蔵室の開口を閉鎖する断熱扉を有する。断熱扉は、幅方向端部が断熱箱体に対して回転可能に接続される。かかる構成により、断熱扉を回転させることで、貯蔵室開口の開閉を行うことができる。また、冷蔵庫の利便性を向上するために、断熱扉の開く範囲を規制したいという要望がある。
【0003】
特許文献1には、冷蔵庫の回転式扉が開く際の最大角度を変更する発明が記載されている。具体的には、特許文献1では、最大角度を変更するために、断熱扉に取付金具を取り付ける。取付金具には、扉ストッパが2本の調整螺杆を螺装することで一体に装着されている。この取付金具を扉の下縁に取着する。取付後、調整螺杆を回動操作することで扉ストッパは移動し、これにより扉ストッパの位置が自由に変えられる。よって、扉ストッパが本体の所定部位に当るまでの扉開閉角度が、容易に変更設定できる。
【0004】
また、冷蔵庫の断熱扉の開く角度を変更する発明は、以下の特許文献2等にも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平06-117155号公報
実開平05-038247号公報
特許第4881649号公報
特許第4876184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述した背景技術に係る冷蔵庫は、断熱扉の開閉時における利便性の観点から、改善の余地があった。
【0007】
具体的には、特許文献1に記載された発明では、ネジを緩めることで扉ストッパの位置を変更していたため、治具を用いたネジ操作が必要になる。よって、扉ストッパの位置を変更するための操作が煩雑である課題があった。また、冷蔵庫の使用状況下において、回転式扉が扉ストッパに繰り返し当接することで、扉ストッパの位置がずれてしまい、回転式扉の規制位置が意図せず変更されてしまう課題があった。
【0008】
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷蔵庫の断熱扉の回転範囲を容易に変更できる冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明の冷蔵庫は、貯蔵室が形成される断熱箱体と、前記貯蔵室の開口部を閉鎖する断熱扉と、前記断熱扉を前記断熱箱体に対して回転可能に支持する支持機構と、前記断熱扉の回転範囲を規制する範囲規制モジュールと、を具備し、前記支持機構は、前記断熱箱体に固定されたヒンジ本体部を有し、前記範囲規制モジュールは、ベース部と、ストッパ部と、当接部と、を有し、前記ベース部は、前記断熱扉に固定され、前記ストッパ部は、前記ベース部に組み付けられると共に、前記ベース部に対して回転可能に構成され、前記当接部は、前記ストッパ部に固定されると共に、前記断熱扉の開く角度が一定に達したら前記ヒンジ本体部に当接するように構成されることを特徴とする。本発明の冷蔵庫によれば、断熱扉の開く角度が一定に達したら、ストッパ部に固定された当接部がヒンジ本体部に当接することにより、断熱扉の開く最大角度を規定できる。更に、ストッパ部が、回転方向においてベース部との相対位置を変更できることから、ユーザがストッパ部の回転方向における位置を変更できる。よって、ユーザは、冷蔵庫の設置位置等に基づき、断熱扉の開く最大角度を変更することができる。
【0010】
(2)また、本発明の冷蔵庫では、前記ベース部と前記ストッパ部との回転方向における相対位置は、所定の角度単位で変更可能であることを特徴とする。本発明の冷蔵庫によれば、かかる構成によりストッパ部に固定される当接部の回転方向における位置を、所定の角度単位で変更できるため、断熱扉の開く最大角度を容易に変更できる。
(【0011】以降は省略されています)

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