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公開番号
2025097677
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214012
出願日
2023-12-19
発明の名称
電子制御装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04L
61/25 20220101AFI20250624BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】アドレス解決用の通信を行う必要がない電子制御装置を提供すること。
【解決手段】電子制御装置は、複数の車載機器とともに車両内における有線通信ネットワークに含まれる。電子制御装置は、車載機器と接続されており、少なくとも車載機器間における通信の中継を行う中継装置を備えている。また、電子制御装置は、中継装置を介して車載機器と通信を行うものであり、車載機器間で用いられるMACアドレスとは異なる電子制御装置に固有のグローバルMACアドレスが与えられたプロセッサを備えている。中継装置は、電子制御装置を示すものでありMACアドレスに相当する仮想MACアドレスをグローバルMACアドレスとを変換する(S24,S34)。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一つの車載装置(200,300,400)とともに車両内における有線通信ネットワークに含まれる電子制御装置であって、
前記車載装置と接続されており、少なくとも前記車載装置間における通信の中継を行う中継装置(20)と、
前記中継装置を介して前記車載装置と通信を行うものであり、前記車載装置間で用いられるローカルアドレスとは異なる前記電子制御装置に固有のグローバルアドレスが与えられたプロセッサ(10)と、を備え、
前記中継装置は、前記電子制御装置を示すものであり前記ローカルアドレスに相当する仮想アドレスと、前記グローバルアドレスとを変換する書換ステップ(S24,S34)を備えている電子制御装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記中継装置は、前記グローバルアドレスを含むアドレス変換テーブルが記憶される記憶装置(22)を備えており、前記アドレス変換テーブルに基づいて前記仮想アドレスと前記グローバルアドレスとを変換する請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記車両の起動時に毎回、前記記憶装置に前記グローバルアドレスを書き込むとともに前記アドレス変換テーブルを設定する請求項2に記載の電子制御装置。
【請求項4】
不揮発性メモリ(30)を備え、
前記プロセッサは、前記車両の初回起動時に、前記不揮発性メモリに前記グローバルアドレスを書き込み、
前記記憶装置は、前記車両の起動時に、前記不揮発性メモリから前記グローバルアドレスを書き込まれるとともに前記アドレス変換テーブルが設定される請求項2に記載の電子制御装置。
【請求項5】
前記グローバルアドレスを書き込まれた不揮発性メモリ(30)を備え、
前記記憶装置は、前記車両の起動時に、前記不揮発性メモリから前記グローバルアドレスを書き込まれるとともに前記アドレス変換テーブルが設定される請求項2に記載の電子制御装置。
【請求項6】
前記記憶装置は、多数決回路を備えている請求項2~5のいずれか1項に記載の電子制御装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、自身の前記グローバルアドレスと、前記記憶装置の前記グローバルアドレスとを比較して、合致しない場合は、前記グローバルアドレスを前記記憶装置に再度書き込む請求項2に記載の電子制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、中継装置が開示されている。中継装置は、二つのインタフェースの一方により受信したフレームのアドレス変更をするアドレス変更部と、アドレス変更をしたフレームをインタフェースの他方により送信することで転送する転送部とを備ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-220073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車載機器とともに有線通信ネットワークに含まれる電子制御装置は、車両外と通信を行う場合、グローバルアドレスが割り当てられることがある。この場合、車載機器には、有線通信ネットワークにおけるローカルアドレスが割り当てられる。よって、電子制御装置は、車載機器と通信を行う場合、起動時に毎回アドレス解決用の通信が必要となる。上記観点において、または言及されていない他の観点において、電子制御装置にはさらなる改良が求められている。
【0005】
開示される一つの目的は、アドレス解決用の通信を行う必要がない電子制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された電子制御装置は、
少なくとも一つの車載装置(200,300,400)とともに車両内における有線通信ネットワークに含まれる電子制御装置であって、
車載装置と接続されており、少なくとも車載装置間における通信の中継を行う中継装置(20)と、
中継装置を介して車載装置と通信を行うものであり、車載装置間で用いられるローカルアドレスとは異なる電子制御装置に固有のグローバルアドレスが与えられたプロセッサ(10)と、を備え、
中継装置は、電子制御装置を示すものでありローカルアドレスに相当する仮想アドレスと、グローバルアドレスとを変換する書換ステップ(S24,S34)を備えている。
【0007】
このように、電子制御装置は、ローカルアドレスに相当する仮想アドレスと、ローカルアドレスとは異なるグローバルアドレスとを変換する。よって、電子制御装置は、仮想アドレスを用いて、車載装置との間で通信を行うことができる。そのため、電子制御装置は、車載機器との間で、アドレス解決用の通信を行う必要がない。
【0008】
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
有線通信ネットワークの概略構成を示すブロック図である。
アドレス変換テーブルの概略構成を示す図面である。
電子制御装置の通信フローを示すフロー図である。
電子制御装置の紐づけ処理を示すフローチャートである。
電子制御装置の外部との中継処理を示すフローチャートである。
電子制御装置の内部における中継処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下において、図1~図6を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。電子制御装置100は、車両に搭載可能に構成されている。車両には、車載機器として第2電子制御装置200、第3電子制御装置300、第4電子制御装置400が搭載されている。電子制御装置100は、各電子制御装置200~400と個別に通信線で接続されている。電子制御装置100~400は、車両内の有線通信ネットワークに含まれている。有線通信ネットワークは、ローカル通信ネットワークである。有線通信ネットワークでは、通信規格としてEthernet(登録商標)などを採用できる。
(【0011】以降は省略されています)
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