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公開番号2025098242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2025058629,2023181529
出願日2025-03-31,2013-09-26
発明の名称マイタンシノールをアシル化する改善された方法
出願人イミュノジェン・インコーポレーテッド
代理人個人,個人
主分類C07D 498/18 20060101AFI20250624BHJP(有機化学)
要約【課題】マイタンシノールのアミノ酸エステルを調製する方法を提供する。
【解決手段】マイタンシノールを、乾燥剤の存在下でアミノ酸のN-カルボキシ無水物(NCA)と反応させる。マイタンシノールと、アミノ酸のN-カルボキシ無水物との反応完了後に求核試薬を反応混合物に加える、改善された方法もまた開示される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の式:
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63
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(式中、R

は水素、置換されていてもよいC1~C10アルキル基、又はアミノ酸側鎖であり、但し、前記アミノ酸側鎖が反応性官能基を有する場合には前記反応性官能基は保護されていてもよく;


は水素又は置換されていてもよいC1~C10アルキル基である)で表される化合物を調製する方法であって、
マイタンシノールとN-カルボキシ無水物とを、塩基及び乾燥剤を追加して含ませた反応混合物において反応させ、それによって前記式(I)の化合物を形成するステップを含み、
前記N-カルボキシ無水物は次の式:
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39
24
で表されるものである、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連案件への参照
本願は、米国特許法第119条(e)項に基づき、2012年9月26日出願の米国仮出願第61/705,731号の出願日の利益を主張し、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
本発明は、マイタンシノイド及びその抗体複合体の合成において中間体を調製するための改善された方法である。
【背景技術】
【0003】
マイタンシノイドは細胞傷害性の高い化合物であり、下に示すようなマイタンシノールや、マイタンシノールのC-3エステルがある(米国特許第4,151,042号)。
【0004】
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【0005】
天然及び合成の、マイタンシノールのC-3エステルは2つの群に分類できる:(a)N-メチル-L-アラニン又はN-メチル-L-アラニンの誘導体をもったC-3エステルである、マイタンシン(2)及びその類似体(例えばDM1及びDM4)(米国特許第4,137,230号;第4,260,608号;第5,208,020号;及び、Chem.Pharm.Bull.12:3441(1984));(b)単純なカルボン酸をもったC-3エステルであるアンサマイトシン(米国特許第4,248,870号;第4,265,814号;第4,308,268号;第4,308,269号;第4,309,428号;第4,317,821号;第4,322,348号;及び第4,331,598号)。
【0006】
マイタンシン(2)、その類似体、及び各アンサマイトシン種は、マイタンシノール(1)のエステル化によって調製できる、マイタンシノールのC3エステルである。米国特許第7,301,019号及び第7,598,375号は、下に示す通り、塩基の存在下、アミノ酸のN-カルボキシ無水物(NCA、5)とともにマイタンシノール(1)をアシル化して、マイタンシノールのアミノ酸エステル(May-AA、6)を形成する方法を記載する。
【0007】
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【0008】
マイタンシノールのアミノ酸エステルは、カルボン酸に結合してマイタンシノイドをもたらすことができる貴重な中間体である。例えば下に示す通り、マイタンシノールと(4S)-3,4-ジメチル-2,5-オキサゾリジンジオン(5a)の反応は、N2’-デアセチル-マイタンシン(6a)を形成し、次に3-(メチルジチオ)プロピオン酸(7)に結合し、塩酸N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド(EDAC)を用いてDM1-SMe(8)を形成することができる。
【0009】
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【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
マイタンシノールのアミノ酸エステルを形成するアシル化反応の大きな短所は、それが、余剰(Extra)なN-メチル-アラニル成分(「余剰NMA」(9)と称す)をC3側鎖に含む副生成物をも形成することである。N2’-デアセチル-マイタンシンがア
シル化されるとき、余剰NMA(9)もまたアシル化され、余剰NMA-DM1-SMe(9a)を形成する。余剰NMA(9)及び余剰NMA-DM1-SMe(9a)の構造を下に示す。
(【0011】以降は省略されています)

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