TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025098600
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214842
出願日
2023-12-20
発明の名称
出入検知装置
出願人
トヨタ車体株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G07C
9/28 20200101AFI20250625BHJP(チェック装置)
要約
【課題】RFIDリーダの大型化を抑えつつ管理対象領域に対する管理対象物の進入または退出を検知することのできる出入検知装置を提供する。
【解決手段】出入検知装置30は、園児Kに取り付けられたタグ31と同タグ31の読み取りを行うリーダ32とを利用して、乗車部13に対する園児Kの出入りを検知する。出入検知装置30は、園児Kの位置を検出するレーダー方式の位置検出装置40を備える。リーダ32の読み取り範囲および位置検出装置の位置検出範囲は、互いに重複するように、且つ乗車部13の出入通路19の一部を塞ぐように設定されている。電子制御装置35は、リーダ32の読み取り結果と位置検出装置40の検出結果とに基づいて、園児Kと同園児Kに取り付けられたタグ31とを関連付けるとともに、関連付けた園児Kについての出入通路19を介した乗車部13への進入を検知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
管理対象物に取り付けられたRFIDタグと、前記RFIDタグの読み取りを行うRFIDリーダと、を利用して、管理対象領域に対する前記管理対象物の出入りを検知する出入検知装置であって、
前記管理対象物の位置を検出するレーダー方式またはカメラ方式の位置検出装置を備えており、
前記RFIDリーダの読み取り範囲および前記位置検出装置の位置検出範囲は、互いに重複するように、且つ前記管理対象領域の出入通路の少なくとも一部を塞ぐように設定されており、
前記RFIDリーダの読み取り結果と前記位置検出装置の検出結果とに基づいて、前記管理対象物と同管理対象物に取り付けられた前記RFIDタグとを関連付けるとともに、前記関連付けた前記管理対象物についての前記出入通路を介した前記管理対象領域への進入を検知する進入検知部を備えている、
出入検知装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記RFIDリーダの読み取り結果と前記位置検出装置の検出結果とに基づいて、前記管理対象物と同管理対象物に取り付けられた前記RFIDタグとを関連付けるとともに、前記関連付けた前記管理対象物についての前記出入通路を介した前記管理対象領域からの退出を検知する退出検知部を備えている、
請求項1に記載の出入検知装置。
【請求項3】
管理対象物に取り付けられたRFIDタグと、前記RFIDタグの読み取りを行うRFIDリーダと、を利用して、管理対象領域に対する前記管理対象物の出入りを検知する出入検知装置であって、
前記管理対象物の位置を検出するレーダー方式またはカメラ方式の位置検出装置を備えており、
前記RFIDリーダの読み取り範囲および前記位置検出装置の位置検出範囲は、互いに重複するように、且つ前記管理対象領域の出入通路の少なくとも一部を塞ぐように設定されており、
前記RFIDリーダの読み取り結果と前記位置検出装置の検出結果とに基づいて、前記管理対象物と同管理対象物に取り付けられた前記RFIDタグとを関連付けるとともに、前記関連付けた前記管理対象物についての前記出入通路を介した前記管理対象領域からの退出を検知する退出検知部を備えている、
出入検知装置。
【請求項4】
前記位置検出装置の検出結果に基づいて特定の前記管理対象物の前記管理対象領域への進入が検知されたにも関わらず、前記RFIDリーダにより読み取られた前記RFIDタグの中に前記特定の前記管理対象物に取り付けられた前記RFIDタグが含まれていない第1事象の発生を検知するとともに、同第1事象の発生回数を計数する進入計数部を備える、
請求項1または2に記載の出入検知装置。
【請求項5】
前記位置検出装置の検出結果に基づいて特定の前記管理対象物の前記管理対象領域からの退出が検知されたにも関わらず、前記RFIDリーダにより読み取られた前記RFIDタグの中に前記特定の前記管理対象物に取り付けられた前記RFIDタグが含まれていない第2事象の発生を検知するとともに、同第2事象の発生回数を計数する退出計数部を備える、
請求項2または3に記載の出入検知装置。
【請求項6】
前記位置検出範囲は、前記読み取り範囲の全体を含むように同読み取り範囲よりも広く定められている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の出入検知装置。
【請求項7】
前記読み取り範囲および前記位置検出範囲は、前記出入通路の出入方向における長さが前記出入方向と交差する交差方向における長さよりも短くなるように設定されている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の出入検知装置。
【請求項8】
前記管理対象領域は、幼稚園または保育園に通う幼児の送迎を目的に運行されるバス車両の車室であり、
前記管理対象物は前記幼児である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の出入検知装置。
【請求項9】
1つの前記管理対象物に対して、識別コードの異なる複数種の前記RFIDタグが取り付けられている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の出入検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、出入検知装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
管理対象物(例えば、商品)を管理するために、管理対象領域(例えば、倉庫)に対する管理対象物の出入りを管理することが提案されている。
そうした装置としては、RFIDタグおよびRFIDリーダを有するものが多用されている。RFIDタグは、管理対象物に取り付けられる。RFIDリーダは、RFIDタグとの間で電波を送受信するためのアンテナを有し、同RFIDタグの読み取りを行う。この装置によれば、RFIDリーダの読み取り範囲内におけるRFIDタグの有無を判定することができる。また、RFIDリーダのアンテナとRFIDタグとの距離を検出することなども可能になる。
【0003】
また、RFIDリーダのアンテナとして、ビームスキャンアンテナを採用することが提案されている(例えば特許文献1)。この装置では、ビームスキャンアンテナの作動制御を通じて送受信方向を変化させながら、同ビームスキャンアンテナとRFIDタグとの間での電波の送受信が実行される。そして、送受信された電波の強度が最も大きくなったときにおけるビームスキャンアンテナの送受信方向が、RFIDタグが存在する方向として検出される。この装置では、こうして検出された方向をもとにRFIDタグの位置が検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-85397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の装置によれば、そのときどきにおけるRFIDタグの位置を検出することで、同RFIDタグの管理対象領域に対する出入りを検知することが可能になる。ただし、上記装置は大型の部材であるビームスキャンアンテナが必要になるため、装置の大型化を招くおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための装置の各態様を記載する。
[態様1]管理対象物に取り付けられたRFIDタグと、前記RFIDタグの読み取りを行うRFIDリーダと、を利用して、管理対象領域に対する前記管理対象物の出入りを検知する出入検知装置であって、前記管理対象物の位置を検出するレーダー方式またはカメラ方式の位置検出装置を備えており、前記RFIDリーダの読み取り範囲および前記位置検出装置の位置検出範囲は、互いに重複するように、且つ前記管理対象領域の出入通路の少なくとも一部を塞ぐように設定されており、前記RFIDリーダの読み取り結果と前記位置検出装置の検出結果とに基づいて、前記管理対象物と同管理対象物に取り付けられた前記RFIDタグとを関連付けるとともに、前記関連付けた前記管理対象物についての前記出入通路を介した前記管理対象領域への進入を検知する進入検知部を備えている、出入検知装置。
【0007】
上記構成によれば、RFIDリーダの読み取り結果である読み取り範囲におけるRFIDタグの有無と、位置検出装置の検出結果である位置検出範囲における管理対象物の位置とを照合することで、RFIDタグが取り付けられた管理対象物の位置を特定することができる。そして、その特定した管理対象物の位置、詳しくは同管理対象物の移動の様子をもとに、出入通路を介して管理対象領域に管理対象物が進入したことを検知することができる。しかも、そうした管理対象領域への管理対象物の進入検知を、特殊構造の大型のRFIDリーダを用いることなく、標準的な構造およびサイズのRFIDリーダを用いて実行することができる。したがって上記構成によれば、RFIDリーダの大型化を抑えつつ、管理対象領域への管理対象物の進入を検知することができる。
【0008】
[態様2]前記RFIDリーダの読み取り結果と前記位置検出装置の検出結果とに基づいて、前記管理対象物と同管理対象物に取り付けられた前記RFIDタグとを関連付けるとともに、前記関連付けた前記管理対象物についての前記出入通路を介した前記管理対象領域からの退出を検知する退出検知部を備えている、[態様1]に記載の出入検知装置。
【0009】
[態様3]管理対象物に取り付けられたRFIDタグと、前記RFIDタグの読み取りを行うRFIDリーダと、を利用して、管理対象領域に対する前記管理対象物の出入りを検知する出入検知装置であって、前記管理対象物の位置を検出するレーダー方式またはカメラ方式の位置検出装置を備えており、前記RFIDリーダの読み取り範囲および前記位置検出装置の位置検出範囲は、互いに重複するように、且つ前記管理対象領域の出入通路の少なくとも一部を塞ぐように設定されており、前記RFIDリーダの読み取り結果と前記位置検出装置の検出結果とに基づいて、前記管理対象物と同管理対象物に取り付けられた前記RFIDリーダとを関連付けるとともに、前記関連付けた前記管理対象物についての前記出入通路を介した前記管理対象領域からの退出を検知する退出検知部を備えている、出入検知装置。
【0010】
上記[態様2]、[態様3]によれば、RFIDリーダの読み取り結果である読み取り範囲におけるRFIDタグの有無と、位置検出装置の検出結果である位置検出範囲における管理対象物の位置とを照合することで、RFIDタグが取り付けられた管理対象物の位置を特定することができる。そして、その特定した管理対象物の位置、詳しくは同管理対象物の移動の様子をもとに、出入通路を介して管理対象領域から管理対象物が退出したことを検知することができる。しかも、そうした管理対象領域からの管理対象物の退出検知を、特殊構造の大型のRFIDリーダを用いることなく、標準的な構造およびサイズのRFIDリーダを用いて実行することができる。したがって上記構成によれば、RFIDリーダの大型化を抑えつつ、管理対象領域からの管理対象物の退出を検知することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る