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公開番号2025099006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2025056278,2021139281
出願日2025-03-28,2021-08-27
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01G 4/30 20060101AFI20250625BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電子部品を提供する。
【解決手段】凹部と、前記凹部の開口縁部とを有するケースと、前記凹部に配置され、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面に形成される第1電極部と、前記第2主面に形成される第2電極部と、を有し、前記第1主面と前記第2主面とは、セラミック素子において最も面積の広い1対の面であるセラミック素子と、前記開口縁部に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略垂直である第1実装部と、前記第1電極部に接続する第1電極接続部と、を有する第1金属端子と、前記開口縁部に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略垂直である第2実装部と、前記第2電極部に接続する第2電極接続部と、を有する第2金属端子と、を有する電子部品。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
凹部と、前記凹部の開口縁部とを有するケースと、
前記凹部に配置され、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面に形成される第1電極部と、前記第2主面に形成される第2電極部と、を有
し、前記第1主面と前記第2主面とは、セラミック素子において最も面積の広い1対の面であ
るセラミック素子と、
前記開口縁部に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略垂直である第1実装部と、前記第1電極部に接続する第1電極接続部と、を有する第1金属端子と、
前記開口縁部に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略垂直である第2実装部と、前記第2電極部に接続する第2電極接続部と、を有する第2金属端子と、を有する電子部品。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ケースは、前記第1主面および前記第2主面並びに前記第1実装部および前記第2実装部に略垂直であって互いに反対方向を向く第1外側面および第2外側面を有し、
前記第1実装部の先端から前記第1外側面までの距離は、前記第1実装部の先端から前記凹部までの距離より短く、
前記第2実装部の先端から前記第2外側面までの距離は、前記第2実装部の先端から前記凹部までの距離より短い請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記セラミック素子は、前記第1主面、前記第2主面、前記第1電極部および前記第2電極部をそれぞれ有する第1素子部と第2素子部とを有し、
前記第1素子部と前記第2素子部とは、前記第1素子部の前記第1主面と前記第2素子部の前記第1主面とが逆方向を向く姿勢で前記ケースの長さ方向に沿って並んで前記凹部に配置されており、
前記第1電極接続部は、前記第1素子部の前記第1電極部に接続しており、
前記第2電極接続部は、前記第2素子部の前記第2電極部に接続しており、
前記第1素子部の前記第2電極部と、前記第2素子部の前記第1電極部とを接続する第3金属端子を有する請求項1または請求項2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記第1素子部と前記第2素子部とは、前記第1素子部の前記第1主面と前記第2素子部の第2主面とが略同一面上に位置し、前記第1素子部の前記第2主面と前記第2素子部の第1主面とが略同一面上に位置するように前記凹部に配置される請求項3に記載の電子部品。
【請求項5】
前記第3金属端子は、前記第1素子部の前記第2電極部と前記第2素子部の前記第1電極部とを接続する第3電極接続部と、前記開口縁部に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略垂直である第3実装部と、を有する請求項3または請求項4に記載の電子部品。
【請求項6】
前記セラミック素子は、前記第1主面、前記第2主面、前記第1電極部および前記第2電極部をそれぞれ有する第1素子部と第2素子部とを有し、
前記第1素子部と前記第2素子部とは、前記第1素子部の前記第1主面と前記第2素子部の前記第1主面とが同じ方向を向く姿勢で前記ケースの長さ方向に沿って並んで前記凹部に配置されており、
前記第1電極接続部は、前記第1素子部および前記第2素子部の双方の第1電極部に接続しており、
前記第2電極接続部は、前記第1素子部および前記第2素子部の双方の第2電極部に接続している請求項1または請求項2に記載の電子部品。
【請求項7】
前記第1素子部と前記第2素子部とは、前記第1素子部の前記第1主面と前記第2素子部の第1主面とが略同一面上に位置し、前記第1素子部の前記第2主面と前記第2素子部の第2主面とが略同一面上に位置するように前記凹部に配置される請求項6に記載の電子部品。
【請求項8】
前記ケースにおける前記開口縁部の少なくとも一部が下方から見えることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の電子部品。
【請求項9】
前記ケースは、いずれの外側面も前記第1主面および前記第2主面に非平行である略六角柱状である請求項1から請求項8までのいずれかに記載の電子部品。
【請求項10】
前記ケースの第3外側面に形成される溝部と、
前記ケースの第4外側面に形成されており、前記溝部の形状に対応する突起部と、を有する請求項1から請求項9までのいずれかに記載の電子部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサ等として用いられる電子部品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、単板状の誘電体ディスクに対して、金属端子を接続して構成されるコンデンサ等が提案されている。また、このような誘電体ディスクの周辺を外装材でモールドし、面実装に適した形態とした電子部品も提案されている。
【0003】
しかしながら、従来の面実装用電子部品では、樹脂成形のためのキャビティ内に誘電体ディスクや金属端子を固定したのち、外装材によりモールドする工程を必要とするため、組み立て工程が複雑であるという問題を有する。また、誘電体ディスクのサイズ変更に伴い成形金型を変更する必要があるため、誘電体ディスクのサイズ変更などに対して柔軟に対応することが難しいという問題を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-196348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、内部のセラミック素子のサイズ変更などに対して柔軟に対応可能であり、かつ、生産性の良好な電子部品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る電子部品は、
凹部と、前記凹部の開口縁部とを有するケースと、
前記凹部に配置され、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面に形成される第1電極部と、前記第2主面に形成される第2電極部と、を有するセラミック素子と、
前記開口縁部に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略垂直である第1実装部と、前記第1電極部に接続する第1電極接続部と、を有する第1金属端子と、
前記開口縁部に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略垂直である第2実装部と、前記第2電極部に接続する第2電極接続部と、を有する第2金属端子と、を有する。
【0007】
本発明に係る電子部品は、ケース内の凹部にセラミック素子を収容するため、樹脂成形のためのキャビティ内にセラミック素子などを配置して外装材によるモールドを行う工程が必要なく、生産性が良好である。また、実装部に対してセラミック素子の主面が垂直であるため、実装面積を効果的に狭くすることができる。
【0008】
また、たとえば、前記ケースは、前記第1主面および前記第2主面並びに前記第1実装部および前記第2実装部に略垂直であって互いに反対方向を向く第1外側面および第2外側面を有してもよく、
前記第1実装部の先端から前記第1外側面までの距離は、前記第1実装部の先端から前記凹部までの距離より短くてもよく、
前記第2実装部の先端から前記第2外側面までの距離は、前記第2実装部の先端から前記凹部までの距離より短くてもよい。
【0009】
このような電子部品は、第1実装部および第2実装部が、開口縁部に沿って、凹部からケースの外側面に向かって延びているため、第1金属端子および第2金属端子がケースに確実にサポートされ、実装姿勢が安定するため、実装時の転倒などを効果的に防止できる。
【0010】
また、たとえば、前記セラミック素子は、前記第1主面、前記第2主面、前記第1電極部および前記第2電極部をそれぞれ有する第1素子部と第2素子部とを有してもよく、
前記第1素子部と前記第2素子部とは、前記第1素子部の前記第1主面と前記第2素子部の前記第1主面とが逆方向を向く姿勢で前記ケースの長さ方向に沿って並んで前記凹部に配置されていてもよく、
前記第1電極接続部は、前記第1素子部の前記第1電極部に接続してもよく、
前記第2電極接続部は、前記第2素子部の前記第2電極部に接続してもよく、
前記第1素子部の前記第2電極部と、前記第2素子部の前記第1電極部とを接続する第3金属端子を有してもよい。
また、前記第1素子部と前記第2素子部とは、前記第1素子部の前記第1主面と前記第2素子部の第2主面とが略同一平面上に位置し、前記第1素子部の前記第2主面と前記第2素子部の前記第1主面とが略同一平面上に位置するように前記凹部に配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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