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公開番号
2025099024
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215351
出願日
2023-12-21
発明の名称
基板処理方法及び基板処理装置
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C23C
16/455 20060101AFI20250626BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】TiSiN膜のカバレッジを改善する。
【解決手段】基板の表面に窒化チタン膜と窒化ケイ素膜とを積層させたTiSiN膜を形成する基板処理方法であって、(a)前記基板を処理容器内のステージに準備することと、(b)前記処理容器内にTi原料を含むTi原料ガスと窒化ガスとを交互にX回供給し、前記窒化チタン膜を形成することと、(c)前記処理容器内にSi原料を含むSi原料ガスと窒化ガスとを供給し、前記Si原料ガスは少なくともY回供給し、前記窒化ケイ素膜を形成することと、を含み、(d)前記(b)と、前記(c)と、をこの順でZ回実行し、前記Xと前記Zとは、1以上の整数であり、前記Yは、2以上の整数である、基板処理方法が提供される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
基板の表面に窒化チタン膜と窒化ケイ素膜とを積層させたTiSiN膜を形成する基板処理方法であって、
(a)前記基板を処理容器内のステージに準備することと、
(b)前記処理容器内にTi原料を含むTi原料ガスと窒化ガスとを交互にX回供給し、前記窒化チタン膜を形成することと、
(c)前記処理容器内にSi原料を含むSi原料ガスと窒化ガスとを供給し、前記Si原料ガスは少なくともY回供給し、前記窒化ケイ素膜を形成することと、を含み、
(d)前記(b)と、前記(c)と、をこの順でZ回実行し、
前記Xと前記Zとは、1以上の整数であり、
前記Yは、2以上の整数である、基板処理方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
基板の表面に窒化チタン膜と窒化ケイ素膜とを積層させたTiSiN膜を形成する基板処理方法であって、
(a)前記基板を処理容器内のステージに準備することと、
(b)前記処理容器内にTi原料を含むTi原料ガスと窒化ガスとを交互にX回供給し、前記窒化チタン膜を形成することと、
(c)前記処理容器内にSi原料を含むSi原料ガスと窒化ガスとを供給し、前記Si原料ガスは少なくともY回供給し、前記窒化ケイ素膜を形成することと、を含み、
(d)前記(b)と、前記(c)と、をこの順でZ回実行し、
前記Xと前記Yと前記Zとは、1以上の整数であり、
前記(c)の時間は、前記(b)の1回あたりの時間の2倍以上である、基板処理方法。
【請求項3】
前記(c)は、前記Si原料ガスと前記窒化ガスとを交互にY回供給する、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項4】
前記(c)は、前記Si原料ガスをY回供給した後、前記窒化ガスを供給する、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項5】
前記Xは、前記窒化チタン膜が連続膜になる回数である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項6】
前記Xは、4以上である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項7】
前記(b)と前記(c)とは、ALD法により実行される、
請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項8】
前記ステージのカバー部材と、前記ステージに対向するシャワーヘッドの環状突起部と、の間のギャップは、0.5mm以下である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項9】
前記Ti原料ガスは、TiCl
4
又はTiBr
4
のうちのいずれかである、
請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項10】
前記Si原料ガスは、SiH
4
、Si
2
H
6
、SiH
2
Cl
2
又はSiCl
4
のうちのいずれかである、
請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、基板処理方法及び基板処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、処理容器内に金属を含む第1の原料ガスを供給し、第1の原料ガスを処理容器内から除去する第1の工程と、処理容器内に前記第1の原料ガスを還元する第2の原料ガスを供給し、第2の原料ガスを処理容器内から除去する第2の工程と、処理容器内に珪素を含む第3の原料ガスを供給し、第3の原料ガスを処理容器内から除去する第3の工程とを含む第1の成膜工程を有し、さらに、第1の成膜工程によって形成された金属と窒素と珪素を含む層の上に導電層を形成する第2の成膜工程を有することを提案している。
【0003】
特許文献2は、処理容器内に基板を設ける工程と、処理容器内の基板に対して金属系膜を成膜する工程と、その後、処理容器内に基板が設けられた状態で処理容器内にSi含有ガスを供給する工程とを含む成膜方法を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-011940号公報
特開2021-110030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、TiSiN膜のカバレッジを改善することができる基板処理方法及び基板処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の態様によれば、基板の表面に窒化チタン膜と窒化ケイ素膜とを積層させたTiSiN膜を形成する基板処理方法であって、(a)前記基板を処理容器内のステージに準備することと、(b)前記処理容器内にTi原料を含むTi原料ガスと窒化ガスとを交互にX回供給し、前記窒化チタン膜を形成することと、(c)前記処理容器内にSi原料を含むSi原料ガスと窒化ガスとを供給し、前記Si原料ガスは少なくともY回供給し、前記窒化ケイ素膜を形成することと、を含み、(d)前記(b)と、前記(c)と、をこの順でZ回実行し、前記Xと前記Zとは、1以上の整数であり、前記Yは、2以上の整数である、基板処理方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
一の側面によれば、TiSiN膜のカバレッジを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
TiSiN膜の膜構造の一例を示す断面図。
一実施形態に係る基板処理装置の一例を示す断面模式図。
一実施形態に係る基板処理方法の一例を示すフローチャート。
第1実施形態に係る成膜方法の一例を示すフローチャート。
第1実施形態に係る成膜方法の一例を示すタイムチャート。
サイクル比率に対するカバレッジの実験結果の一例を示すグラフ。
サイクル比率に対する成膜レートの実験結果の一例を示すグラフ。
サイクル比率に対するカバレッジ効果の一例を示す膜断面図。
サイクル比率及びギャップに対するカバレッジの実験結果の一例を示すグラフ。
TiN膜の連続性とSiN膜の成膜との関係を説明するための図。
第2実施形態に係る成膜方法の一例を示すフローチャート。
第2実施形態に係る成膜方法の一例を示すタイムチャート。
第3実施形態に係る成膜方法の一例を示すフローチャート。
第3実施形態に係る成膜方法の一例を示すタイムチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0010】
[TiSiN膜]
TiN膜(窒化チタン膜)は、例えば、メモリセルのキャパシタ電極等に用いられる。TiN膜の成膜としては、例えば、TiCl
4
(テトラクロロチタン)ガスをTi原料ガスとし、NH
3
(アンモニア)ガスを窒化ガスとしたALD(Atomic Layer Deposition)法が用いられる。さらに、TiN膜の耐薬品性、耐酸化性の向上のために、TiN膜にSi(シリコン)をドープさせたTiSiN膜の成膜が提案されている。
(【0011】以降は省略されています)
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