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公開番号2025099430
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216089
出願日2023-12-21
発明の名称シートクッションパッド固定構造
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】シート下側においてバッテリー配置用スペースを確保しつつ、シートクッションパッドを安定した状態で支持することができるシートクッションパッド固定構造を得る。
【解決手段】車両用シート10では、シートクッションパッド16の後部16Aが、パイプフレーム32のシート前側に位置しており、この後部16Aに突出部28が設けられている。また、シートクッションフレーム18には、突出部28が係止可能とされた貫通部38が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員の臀部及び大腿部を支持可能なシートクッションの一部を構成するシートクッションパッドにおいてシート後側を構成しかつ当該シートクッションパッドを支持するシートクッションフレームのシート後側の一部を構成するパイプフレームのシート前側に位置する後部に設けられた係止部と、
前記シートクッションフレームに設けられると共に前記係止部が係止可能とされた被係止部と、
を有するシートクッションパッド固定構造。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記後部の内部に前記シートクッションパッドと一体的に設けられた支持フレームをさらに備え、
前記係止部は、前記支持フレームに支持されると共に当該支持フレームから前記パイプフレーム側に向けて前記シートクッションパッドの外側に突出した突出部とされると共に、
前記被係止部は、前記突出部が係止可能とされている、
請求項1に記載のシートクッションパッド固定構造。
【請求項3】
前記パイプフレームに前記被係止部が設けられている、
請求項1に記載のシートクッションパッド固定構造。
【請求項4】
前記シートクッションフレームは、シート前側の部分を構成するフロントフレームと、当該フロントフレームと前記パイプフレームとに掛け渡されたクッションバネ部と、を備えると共に、
前記パイプフレームのシート前側に位置しかつ前記クッションバネ部と一体に設けられた支持部に前記被係止部が設けられている、
請求項1に記載のシートクッションパッド固定構造。
【請求項5】
前記シートクッションフレームは、前記シートクッションパッドの下面を支持するクッションパンを備えると共に、
前記クッションパンにおけるシート後側の部分に前記被係止部が設けられている、
請求項1に記載のシートクッションパッド固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッションパッド固定構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車やハイブリッド自動車の普及に伴ってシートの下側にバッテリーを搭載する構造が採用される傾向にある。しかし、このような構成を採用する場合、バッテリーを配置するスペースを確保するためにシートの固定位置が上側に移動する一方で、ヒップポイントは維持されることとなる。このため、シートクッションパッドの後側の部分をシートフレームの後側の部分を構成するパイプフレームの上側に配置するような構成では、パイプフレームの上側においてシートクッションパッドの厚みを確保することが困難となり、シートクッションパッドの一部が破損することが考えられる。
【0003】
この点、下記特許文献1に記載されている車両用シートのように、シートクッションパッドの後端部をパイプフレームの前側に配置するような構成を採用することも考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-217985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1には、シートクッションパッドを固定する構造について具体的には開示されておらず、上記特許文献1に記載の発明は、シートクッションパッドを安定した状態で支持するという点において改善の余地がある。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、シート下側においてバッテリー配置用スペースを確保しつつ、シートクッションパッドを安定した状態で支持することができるシートクッションパッド固定構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係るシートクッションパッド固定構造は、乗員の臀部及び大腿部を支持可能なシートクッションの一部を構成するシートクッションパッドにおいてシート後側を構成しかつ当該シートクッションパッドを支持するシートクッションフレームのシート後側の一部を構成するパイプフレームのシート前側に位置する後部に設けられた係止部と、前記シートクッションフレームに設けられると共に前記係止部が係止可能とされた被係止部と、を有している。
【0008】
第1の態様に係るシートクッションパッド固定構造によれば、乗員の臀部及び大腿部を支持可能なシートクッションの一部を構成するシートクッションパッドを備えており、このシートクッションパッドを支持するシートクッションフレームのシート後側の一部が、パイプフレームで構成されている。
【0009】
ところで、シートの下側にバッテリーを搭載する構造を車両に採用する場合、バッテリーを配置するスペースを確保するためにシートの固定位置が上側に移動する一方で、ヒップポイントは維持されることとなる。このため、シートクッションパッドのシート後側を構成する後部をパイプフレームのシート上側に配置するような構成では、パイプフレームのシート上側においてシートクッションパッドの厚みを確保することが困難となり、シートクッションパッドの一部が破損することが考えられる。
【0010】
ここで、本態様では、シートクッションパッドの後部が、パイプフレームのシート前側に位置しており、この後部に係止部が設けられている。また、シートクッションフレームには、係止部が係止可能とされた被係止部が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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