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公開番号2025101236
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217929
出願日2023-12-25
発明の名称画像形成装置、シートに関する情報の処理方法及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人個人
主分類B65H 7/14 20060101AFI20250630BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】生産性の低下を抑制しつつ、搬送途中にシートの物性が変化したことを検出できる画像形成装置、記録媒体に関する情報の処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】搬送経路に沿ってシートMを搬送する搬送手段71a、71bと、搬送経路に配置され、第1の検知精度又は前記第1の検知精度より低い第2の検知精度によりシートの物性を検知する検知手段91、92と、検知手段が第1の検知精度で検知した結果に基づく画像形成条件によりシートに画像を形成する画像形成手段10と、搬送手段により搬送経路に沿って搬送される複数のシートに対し、検知手段が第2の検知精度で検知した結果に基づき、搬送される複数のシートの中でシートの物性が変化したことを判定する判定手段100を備えている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送経路に配置され、第1の検知精度又は前記第1の検知精度より低い第2の検知精度によりシートの物性を検知する検知手段と、
前記検知手段が前記第1の検知精度で検知した結果に基づく画像形成条件によりシートに画像を形成する画像形成手段と、
前記搬送手段により前記搬送経路に沿って搬送される複数のシートに対し、前記検知手段が前記第2の検知精度で検知した結果に基づき、搬送される前記複数のシートの中でシートの物性が変化したことを判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記搬送手段は、前記検知手段が第1の検知精度で検知する際の搬送速度より、前記検知手段が前記第2の検知精度で検知する際の搬送速度を速くする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記検知手段が前記第2の検知精度で検知する際のサンプリング数は、前記検知手段が前記第1の検知精度で検知する際のサンプリング数より少ない請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記検知手段が前記第2の検知精度で検知する検知時間は、前記検知手段が前記第1の検知精度で検知する際の検知時間より短い請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記検知手段が前記第2の検知精度で検知する際の検知エリアは、前記検知手段が前記第1の検知精度で検知する際の検知エリアより狭い請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
搬送される前記複数のシートの中で物性が変化したことを前記判定手段が判定した場合、判定結果を出力する出力手段をさらに備えている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
1つの印刷ジョブにおいて、1枚目のシートに対する前記検知手段の検知動作を前記第1の検知精度で行い、2枚目以降のシートに対する前記検知手段の検知動作を前記第2の検知精度で行う請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
シートを収容する収容手段を備え、
前記収容手段の開閉動作が行われた後の1枚目のシートに対する前記検知手段の検知動作を前記第1の検知精度で行い、2枚目以降のシートに対する前記検知手段の検知動作を前記第2の検知精度で行う請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記判定手段により、搬送される前記複数のシートの中でシートの物性が変化したことが判定された場合、判定された後のシート又は次の印刷ジョブの1枚目のシートに対する前記検知手段の検知動作を前記第1の検知精度で行う請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項10】
搬送経路に沿ってシートを搬送手段により搬送する搬送ステップと、
前記搬送経路に配置され、第1の検知精度又は前記第1の検知精度より低い第2の検知精度によりシートの物性を検知手段により検知する検知ステップと、
前記検知手段が前記第1の検知精度で検知した結果に基づく画像形成条件によりシートに画像を形成する画像形成ステップと、
前記搬送手段により前記搬送経路に沿って搬送される複数のシートに対し、前記検知手段が前記第2の検知精度で検知した結果に基づき、搬送される前記複数のシートの中でシートの物性が変化したことを判定する判定ステップと、
を含むシートに関する情報の処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、プリンタ、あるいはMFP(Multi Function Peripheral)と称される多機能デジタル複合機等の画像形成装置に関する。この発明はさらに、シートに関する情報の処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、給紙カセットに収容されたシートを1枚ずつ繰り出して搬送経路に搬送し、搬送中のシートにトナー像などの画像を転写した後、シート上の画像を熱定着する。
【0003】
シートに適切な画像を形成するためには、シートの物性に合わせて、良好な画像形成条件を選択する必要がある。
【0004】
そこで、特許文献1には、シートの搬送経路にシートの物性を検知するメディアセンサを設け、自動的にシートの物性を取得する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、取得した物性に合わせた画像形成条件を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-106112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、シートを収容する給紙カセットにおいてシートの残量が少なくなった場合、ユーザーが給紙カセットを開けて給紙カセットにシートを補充する。また、シートの補充の際に、給紙カセットにシートが残っている場合、ユーザーはその残っているシートの上にシートを重ねて補充することがある。
【0007】
しかし、給紙カセットに残っているシートと、補充されたシートとは、必ずしもその物性が同じであるとは限らない。ユーザーが誤って異なる物性のシートを補充してしまう場合がある。この場合、印刷ジョブの途中でシートの物性が変わってしまうことが考えられる。
【0008】
このため、印刷ジョブの途中でシートの物性が変わっても画像形成を適切に行うために、給紙カセットから搬送される複数のシートをメディアセンサで検知し、途中でシートの物性が変わったことを判定する必要がある。
【0009】
前述の特許文献1に記載の画像形成装置は、メディアセンサでシートを検知し、搬送されるシートの物性に変化があったことを検知している。
【0010】
しかしながら、高い検知精度で全てのシートを検知してしまうと、例えば検知精度を維持するために搬送速度を遅くする必要があり、生産性の低下を招くという課題が発生する。
(【0011】以降は省略されています)

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