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公開番号
2025101294
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218044
出願日
2023-12-25
発明の名称
作業機
出願人
工機ホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B25B
21/00 20060101AFI20250630BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】工具保持装置における係合部材の脱落リスクを抑制した作業機を提供する。
【解決手段】作業機1の工具保持装置において、ガイドスリーブ40は、ガイドスリーブ40を前方位置に操作した場合にワッシャー44に当たり突き当て部46を有する。突き当て部46がワッシャー44に当たることで、ガイドスリーブ40の更なる前方への移動が規制される。突き当て部46がワッシャー44に当たった状態での前後方向におけるガイドスプリング43の長さは、ガイドスプリング43を構成する線材がガイドスプリング43の長さ方向に密着しガイドスプリング43の径方向に重なっていない密着状態での前後方向における長さ以上である。ガイドスプリング43は、前方ほど外径が小さくなる形状である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、
前記モータによって回転される工具保持装置と、
を有する作業機であって、
前記工具保持装置は、
前後方向に延びるツールホルダであって、前方から後方に向かってビットを挿入可能な挿入穴と、前記ビットと係合可能な係合部材を前方位置と後方位置の間で移動可能に支持する長孔と、を有するツールホルダと、
前記ツールホルダの外周において前方位置と後方位置の間で移動可能なガイドスリーブであって、前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前方位置にあるときに、前記ツールホルダの径方向において前記係合部材の外側に位置して前記係合部材の前記径方向における外側への移動を規制する規制部を有するガイドスリーブと、
前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前記後方位置にあるときに、前記径方向において前記係合部材の外側に位置する第1弾性部材であって、前記後方位置にある前記係合部材が前記径方向における外側に移動すると弾性変形する第1弾性部材と、
前記ガイドスリーブの内周側に設けられ、前記ガイドスリーブを前記後方位置に向けて付勢する第2弾性部材と、を有し、
前記ツールホルダは、前記第2弾性部材の前方に位置して前記第2弾性部材の前方への脱落を防止する抜け止め部を有し、
前記ガイドスリーブは、前記ガイドスリーブの内周部に突き当て部を有し、
前記ガイドスリーブを前記前方位置に操作した場合に、前記突き当て部が前記抜け止め部に当たるよう構成された、
ことを特徴とする作業機。
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【請求項2】
請求項1に記載の作業機であって、
前記突き当て部は、前後方向において前記第2弾性部材の存在範囲内に位置する、
ことを特徴とする作業機。
【請求項3】
請求項1に記載の作業機であって、
前記第2弾性部材はコイルスプリングであり、
前記突き当て部が前記抜け止め部に当たった状態において、前後方向における前記コイルスプリングの長さが、前記コイルスプリングを構成する線材が前記コイルスプリングの長さ方向に密着し前記コイルスプリングの径方向に重なっていない密着状態での長さ以上であるよう構成された、
ことを特徴とする作業機。
【請求項4】
請求項3に記載の作業機であって、
前記コイルスプリングは、前方ほど外径が小さくなる形状である、
ことを特徴とする作業機。
【請求項5】
モータと、
前記モータによって回転される工具保持装置と、
を有する作業機であって、
前記工具保持装置は、
前後方向に延びるツールホルダであって、前方から後方に向かってビットを挿入可能な挿入穴と、前記ビットと係合可能な係合部材を前方位置と後方位置の間で移動可能に支持する長孔と、を有するツールホルダと、
前記ツールホルダの外周において前方位置と後方位置の間で移動可能なガイドスリーブであって、前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前方位置にあるときに、前記ツールホルダの径方向において前記係合部材の外側に位置して前記係合部材の前記径方向における外側への移動を規制する規制部を有するガイドスリーブと、
前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前記後方位置にあるときに、前記径方向において前記係合部材の外側に位置する第1弾性部材であって、前記後方位置にある前記係合部材が前記径方向における外側に移動すると弾性変形する第1弾性部材と、
前記ガイドスリーブの内周側に設けられ、前記ガイドスリーブを前記後方位置に向けて付勢する第2弾性部材と、を有し、
前記第2弾性部材が角バネである、
ことを特徴とする作業機。
【請求項6】
モータと、
前記モータによって回転される工具保持装置と、
を有する作業機であって、
前記工具保持装置は、
前後方向に延びるツールホルダであって、前方から後方に向かってビットを挿入可能な挿入穴と、前記ビットと係合可能な係合部材を前方位置と後方位置の間で移動可能に支持する長孔と、を有するツールホルダと、
前記ツールホルダの外周において前方位置と後方位置の間で移動可能なガイドスリーブであって、前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前方位置にあるときに、前記ツールホルダの径方向において前記係合部材の外側に位置して前記係合部材の前記径方向における外側への移動を規制する規制部を有するガイドスリーブと、
前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前記後方位置にあるときに、前記径方向において前記係合部材の外側に位置する第1弾性部材であって、前記後方位置にある前記係合部材が前記径方向における外側に移動すると弾性変形する第1弾性部材と、
前記ガイドスリーブの内周側に設けられた第1磁石と、を有し、
前記ツールホルダは、前記第1磁石の前方に位置して前記第1磁石に後方への反発力を付与する第2磁石を有し、
前記ガイドスリーブは、前記ガイドスリーブの内周部に突き当て部を有し、
前記ガイドスリーブを前記前方位置に操作した場合に、前記突き当て部が前記抜け止め部に当たるよう構成された、
ことを特徴とする作業機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビットを保持する工具保持装置を備えた作業機に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ビットを保持する工具保持装置を備えた作業機であって、ビットと係合可能な係合部材の外側にコイルバネからなる弾性部材を設けた電動工具が開示されている。特許文献2には、ビットを保持する工具保持装置を備えた作業機であって、ビットと係合可能な係合部材の外側にエラストマ、コイルスプリング又は金属製のセットリングからなる弾性部材を設け、弾性部材をガイドスリーブで支持させた電動工具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3652918号
特願2022-147562の出願公開公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、ビット等の先端工具を保持する工具保持装置において、先端工具と係合可能な係合部材が脱落するリスクを認識した。
【0005】
本発明の目的は、工具保持装置における係合部材の脱落リスクを抑制した作業機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様は、作業機である。この作業機は、
モータと、
前記モータによって回転される工具保持装置と、
を有する作業機であって、
前記工具保持装置は、
前後方向に延びるツールホルダであって、前方から後方に向かってビットを挿入可能な挿入穴と、前記ビットと係合可能な係合部材を前方位置と後方位置の間で移動可能に支持する長孔と、を有するツールホルダと、
前記ツールホルダの外周において前方位置と後方位置の間で移動可能なガイドスリーブであって、前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前方位置にあるときに、前記ツールホルダの径方向において前記係合部材の外側に位置して前記係合部材の前記径方向における外側への移動を規制する規制部を有するガイドスリーブと、
前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前記後方位置にあるときに、前記径方向において前記係合部材の外側に位置する第1弾性部材であって、前記後方位置にある前記係合部材が前記径方向における外側に移動すると弾性変形する第1弾性部材と、
前記ガイドスリーブの内周側に設けられ、前記ガイドスリーブを前記後方位置に向けて付勢する第2弾性部材と、を有し、
前記ツールホルダは、前記第2弾性部材の前方に位置して前記第2弾性部材の前方への脱落を防止する抜け止め部を有し、
前記ガイドスリーブは、前記ガイドスリーブの内周部に突き当て部を有し、
前記ガイドスリーブを前記前方位置に操作した場合に、前記突き当て部が前記抜け止め部に当たるよう構成された、ことを特徴とする。
【0007】
本発明の別の態様は、作業機である。この作業機は、
モータと、
前記モータによって回転される工具保持装置と、
を有する作業機であって、
前記工具保持装置は、
前後方向に延びるツールホルダであって、前方から後方に向かってビットを挿入可能な挿入穴と、前記ビットと係合可能な係合部材を前方位置と後方位置の間で移動可能に支持する長孔と、を有するツールホルダと、
前記ツールホルダの外周において前方位置と後方位置の間で移動可能なガイドスリーブであって、前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前方位置にあるときに、前記ツールホルダの径方向において前記係合部材の外側に位置して前記係合部材の前記径方向における外側への移動を規制する規制部を有するガイドスリーブと、
前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前記後方位置にあるときに、前記径方向において前記係合部材の外側に位置する第1弾性部材であって、前記後方位置にある前記係合部材が前記径方向における外側に移動すると弾性変形する第1弾性部材と、
前記ガイドスリーブの内周側に設けられ、前記ガイドスリーブを前記後方位置に向けて付勢する第2弾性部材と、を有し、
前記第2弾性部材が角バネである、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の別の態様は、作業機である。この作業機は、
モータと、
前記モータによって回転される工具保持装置と、
を有する作業機であって、
前記工具保持装置は、
前後方向に延びるツールホルダであって、前方から後方に向かってビットを挿入可能な挿入穴と、前記ビットと係合可能な係合部材を前方位置と後方位置の間で移動可能に支持する長孔と、を有するツールホルダと、
前記ツールホルダの外周において前方位置と後方位置の間で移動可能なガイドスリーブであって、前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前方位置にあるときに、前記ツールホルダの径方向において前記係合部材の外側に位置して前記係合部材の前記径方向における外側への移動を規制する規制部を有するガイドスリーブと、
前記ガイドスリーブが後方位置にあり前記係合部材が前記後方位置にあるときに、前記径方向において前記係合部材の外側に位置する第1弾性部材であって、前記後方位置にある前記係合部材が前記径方向における外側に移動すると弾性変形する第1弾性部材と、
前記ガイドスリーブの内周側に設けられた第1磁石と、を有し、
前記ツールホルダは、前記第1磁石の前方に位置して前記第1磁石に後方への反発力を付与する第2磁石を有し、
前記ガイドスリーブは、前記ガイドスリーブの内周部に突き当て部を有し、
前記ガイドスリーブを前記前方位置に操作した場合に、前記突き当て部が前記抜け止め部に当たるよう構成された、ことを特徴とする。
【0009】
本発明は「電動作業機」や「電動工具」、「電気機器」等と表現されてもよく、そのように表現されたものも本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、工具保持装置における係合部材の脱落リスクを抑制した作業機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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