TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025102448
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219901
出願日
2023-12-26
発明の名称
空調制御装置、空調システム、情報処理方法、及び、プログラム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F24F
11/58 20180101AFI20250701BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】空調に関してユーザがなすべき行動を適切に判断するための判断材料をユーザに提供する。
【解決手段】空調制御部101は、空調対象空間内の個別領域に存在する各ユーザが指定可能な設定温度に従って空調機200を制御する。希望温度取得部105は、各ユーザが使用する各端末装置300から、ユーザが個別領域の室温として希望する温度である希望温度を示す希望温度情報を取得する。比率算出部107は、希望温度取得部105が取得した希望温度情報に基づいて、希望温度毎のユーザ数の比率である希望温度比率を算出する。情報送信部108は、比率算出部107が算出した希望温度比率を示す比率情報を表示装置に送信する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
空調対象空間内の個別領域に存在する各ユーザが指定可能な設定温度に従って空調機を制御する空調制御手段と、
前記各ユーザが使用する各端末装置から、ユーザが前記個別領域の室温として希望する温度である希望温度を示す希望温度情報を取得する希望温度取得手段と、
前記希望温度取得手段が取得した前記希望温度情報に基づいて、希望温度毎のユーザ数の比率である希望温度比率を算出する比率算出手段と、
前記比率算出手段が算出した前記希望温度比率を示す比率情報を表示装置に送信する情報送信手段と、を備える、
空調制御装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記空調制御手段は、前記空調対象空間内の複数の個別領域のそれぞれに設けられた各空調機を、前記各空調機に対して指定された設定温度に従って制御し、
前記複数の個別領域のうち前記各ユーザが存在する個別領域を示す存在領域情報を取得する存在領域取得手段を備え、
前記比率算出手段は、前記希望温度取得手段が取得した前記希望温度情報と前記存在領域取得手段が取得した前記存在領域情報とに基づいて、個別領域毎に前記希望温度比率を算出し、
前記情報送信手段は、前記比率算出手段が前記個別領域毎に算出した前記希望温度比率を示す比率情報を前記表示装置に送信する、
請求項1に記載の空調制御装置。
【請求項3】
各個別領域の室温を示す室温情報を取得する室温情報取得手段を備え、
前記情報送信手段は、前記室温情報取得手段が取得した前記室温情報を前記表示装置に送信する、
請求項2に記載の空調制御装置。
【請求項4】
前記複数の個別領域のうち第1個別領域に存在する第1ユーザの希望温度と前記第1個別領域の室温との温度差が第1閾値以上である場合、前記第1ユーザが使用する第1端末装置から前記第1ユーザによる前記第1個別領域の室温に対する評価を示す評価情報を取得する評価情報取得手段を備え、
前記情報送信手段は、前記評価情報により前記第1個別領域の室温が前記第1ユーザにとって適温であることが示されている場合、前記第1ユーザに前記希望温度の変更を提案する温度変更提案情報を前記第1端末装置に送信する、
請求項3に記載の空調制御装置。
【請求項5】
前記複数の個別領域のうち第1個別領域に存在する第1ユーザの希望温度と前記第1個別領域の室温との温度差が第1閾値以上である場合、前記第1ユーザが使用する第1端末装置から前記第1ユーザによる前記第1個別領域の室温に対する評価を示す評価情報を取得する評価情報取得手段を備え、
前記情報送信手段は、前記評価情報により前記第1個別領域の室温が前記第1ユーザにとって適温でないことが示されている場合、前記第1ユーザに前記第1個別領域以外の個別領域への移動を提案する領域移動提案情報を前記第1端末装置に送信する、
請求項3又は4に記載の空調制御装置。
【請求項6】
前記評価情報により前記第1個別領域の室温が前記第1ユーザにとって適温でないことが示されている場合、前記各個別領域の室温と前記各個別領域の希望温度比率とのうち少なくとも一方と前記第1ユーザの希望温度とに基づいて、前記複数の個別領域の中から前記第1ユーザの移動先として推奨する個別領域である推奨領域を選択する推奨領域選択手段を備え、
前記情報送信手段は、前記推奨領域選択手段が選択した前記推奨領域を示す推奨領域情報を前記第1端末装置に送信する、
請求項5に記載の空調制御装置。
【請求項7】
前記推奨領域選択手段は、前記複数の個別領域のうち前記希望温度比率における前記第1ユーザの希望温度のユーザ数の比率が最も高い個別領域を前記推奨領域として選択する、
請求項6に記載の空調制御装置。
【請求項8】
前記推奨領域選択手段は、前記複数の個別領域のうち前記個別領域の室温と前記第1ユーザの希望温度との温度差が最も小さい個別領域を前記推奨領域として選択する、
請求項6に記載の空調制御装置。
【請求項9】
前記推奨領域選択手段は、前記複数の個別領域のうち前記個別領域の室温と前記第1ユーザの希望温度との温度差が第2閾値以下である個別領域の中で、前記希望温度比率における前記第1ユーザの希望温度のユーザ数の比率が最も高い個別領域を前記推奨領域として選択する、
請求項6に記載の空調制御装置。
【請求項10】
前記比率算出手段が算出した前記希望温度比率に基づいて、前記設定温度を決定する設定温度決定手段を備え、
前記空調制御手段は、前記設定温度決定手段が決定した前記設定温度に従って前記空調機を制御する、
請求項1から4の何れか1項に記載の空調制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、空調制御装置、空調システム、情報処理方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、フリーアドレスで就業するワークスタイルが定着しつつある。フリーアドレスでは、ユーザは、オフィス内の固定された席ではなく、オフィス内の空いている任意の席を使用することができる。ところで、ユーザがこのようなオフィスで働く場合、ユーザが快適と感じる温度には個人差がある。このため、このようなオフィスにおける空調では、各ユーザの感覚、好み等が考慮されることが好適である。
【0003】
現在、ユーザから収集した情報に基づいて、空調対象空間内の各個別領域の空調を実行する技術が知られている。例えば、特許文献1には、居室に存在する複数のユーザのそれぞれの希望温度の平均値をその居室の設定温度に決定し、決定した設定温度に基づいてその居室の空調を実行する空調システムが記載されている。このような空調システムにおいても、ユーザは、現在の居室の室温が快適な室温ではないと感じて、現在の居室の設定温度を変更したい場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-032536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような場合であっても、ユーザは、他のユーザに気を遣って、現在の居室の設定温度の変更を躊躇することが多い。この場合、ユーザは、他の居室に移動したり、現在の室温で我慢したりする必要がある。特許文献1には、居室内に存在する各ユーザの希望温度を示す地図情報を提示する技術が記載されている。しかしながら、ユーザは、このような地図情報を参照しただけでは、現在の居室の設定温度を変更してもよいか否か、他の居室に移動すべきか否か等を直ちに判断することが困難であると考えられる。つまり、特許文献1に記載された技術は、空調に関してユーザがなすべき行動を適切に判断するための判断材料をユーザに提供できる技術とは言い難い。このため、空調に関してユーザがなすべき行動を適切に判断するための判断材料をユーザに提供する技術が望まれている。
【0006】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、空調に関してユーザがなすべき行動を適切に判断するための判断材料をユーザに提供する空調制御装置、空調システム、情報処理方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示に係る空調制御装置は、
空調対象空間内の個別領域に存在する各ユーザが指定可能な設定温度に従って空調機を制御する空調制御手段と、
前記各ユーザが使用する各端末装置から、ユーザが前記個別領域の室温として希望する温度である希望温度を示す希望温度情報を取得する希望温度取得手段と、
前記希望温度取得手段が取得した前記希望温度情報に基づいて、希望温度毎のユーザ数の比率である希望温度比率を算出する比率算出手段と、
前記比率算出手段が算出した前記希望温度比率を示す比率情報を表示装置に送信する情報送信手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示では、希望温度毎のユーザ数の比率である希望温度比率を示す比率情報が表示装置に送信される。従って、本開示によれば、空調に関してユーザがなすべき行動を適切に判断するための判断材料をユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る空調システムの構成図
実施の形態1に係る空調機の構成図
実施の形態1に係る空調システムの機能構成図
空調対象空間であるオフィス内の様子を示す図
実施の形態1に係る端末装置が表示する比率提示画面を示す図
実施の形態1に係る空調制御装置が実行する空調制御処理を示すフローチャート
図6に示す画面情報更新処理を示すフローチャート
実施の形態1に係る端末装置が表示する領域移動提案画面を示す図
図6に示す制御内容更新処理を示すフローチャート
実施の形態2に係る空調システムの構成図
実施の形態2に係る表示装置が表示する比率提示画面を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱電機株式会社
部分放電センサ
1日前
他の特許を見る