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公開番号
2025102919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2025061210,2023513063
出願日
2025-04-02,2022-04-08
発明の名称
眼科装置、眼科装置の制御方法、及びプログラム
出願人
株式会社ニコン
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
A61B
3/10 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】信号光を走査した走査角度に応じて信号光及び参照光の各々の偏光状態を調整する眼科装置を提供する。
【解決手段】光源からの光により被検眼を走査して得られた信号光と、光源からの光が分割された参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、信号光及び参照光の少なくとも一方の光路に配置され、信号光の偏光状態と参照光の偏光状態とが同じになるように、少なくとも一方の光路を伝播する光の偏光状態を調整する調整部と、被検眼を走査した走査角度に応じて、調整部を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
光源からの光により被検眼を走査して得られた信号光と、前記光源からの光が分割された参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、
前記信号光及び前記参照光の少なくとも一方の光路に配置され、前記少なくとも一方の光路を伝播する光の偏光状態を調整する調整部と、
前記被検眼を走査した走査角度に基づいて、前記信号光の偏光状態と前記参照光の偏光状態との差を抑制するように前記調整部を制御する制御部と、
を備えた眼科装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記被検眼を走査した走査角度に対応する前記被検眼を走査した位置に基づいて、前記少なくとも一方の光路の偏光状態を調整する制御を行う
請求項1に記載の眼科装置。
【請求項3】
前記調整部は、偏光の方位角を調整する光学部材を含む、
請求項1に記載の眼科装置。
【請求項4】
前記光学部材は、1/2波長板を含み、前記1/2波長板を回転することで偏光の方位角を調整する、
請求項3に記載の眼科装置。
【請求項5】
前記光学部材は、デポラライザを含み、前記デポラライザによる非偏光の光を射出することで、偏光の方位角を調整する、
請求項3に記載の眼科装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記被検眼を走査する走査角度を検出し、
検出された走査角度に基づく調整量を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
【請求項7】
前記調整部は、前記被検眼を走査した走査角度と前記偏光状態を調整する調整量とを対応付けて予め記憶されたテーブルに基づいて、前記調整量を導出する
請求項6に記載の眼科装置。
【請求項8】
請求項1の眼科装置のプロセッサが行う制御方法であって、
信号光及び参照光の少なくとも一方の光路に配置され、前記少なくとも一方の光路を伝播する光の偏光状態を調整する調整部の、OCTの信号光の走査角度に対応する、調整量を取得するステップと、
前記調整量に基づいて、前記信号光の偏光状態と前記参照光の偏光状態との差を抑制するように前記調整部を制御するステップと、
を含む眼科装置の制御方法。
【請求項9】
コンピュータに、
信号光及び参照光の少なくとも一方の光路に配置され、前記少なくとも一方の光路を伝播する光の偏光状態を調整する調整部の、OCTの信号光の走査角度に対応する、前記信号光の偏光状態と前記参照光の偏光状態との差を抑制するように調整量を取得するステップと、
前記調整量に基づいて、前記調整部を制御するステップと、
を実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、眼科装置、眼科装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、被検眼を経由した信号光と、信号光との干渉光に基づいて、眼底断層像を取得する光画像計測装置が知られている。従来から信号光と参照光の偏光状態を調整することが求められている(例えば、特開2015-70919号公報参照)。
【発明の概要】
【0003】
本開示の技術の第1の態様の眼科装置は、
光源からの光により被検眼を走査して得られた信号光と、前記光源からの光が分割された参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、
前記信号光及び前記参照光の少なくとも一方の光路に配置され、前記信号光の偏光状態と前記参照光の偏光状態とが同じになるように、前記少なくとも一方の光路を伝播する光の偏光状態を調整する調整部と、
前記被検眼を走査した走査角度に応じて、前記調整部を制御する制御部と、
を備える。
【0004】
本開示の技術の第2の態様の眼科装置の制御方法は、
前記眼科装置のプロセッサが行う制御方法であって、
信号光及び参照光の少なくとも一方の光路に配置され、前記信号光の偏光状態と前記参照光の偏光状態とが同じになるように、前記少なくとも一方の光路を伝播する光の偏光状態を調整する調整部の、OCTの信号光の走査角度に対応する、調整量を取得するステップと、
前記調整量に基づいて、前記調整部を制御するステップと、
を含む。
【0005】
本開示の技術の第3の態様のプログラムは、
コンピュータに、
信号光及び参照光の少なくとも一方の光路に配置され、前記信号光の偏光状態と前記参照光の偏光状態とが同じになるように、前記少なくとも一方の光路を伝播する光の偏光状態を調整する調整部の、OCTの信号光の走査角度に対応する、調整量を取得するステップと、
前記調整量に基づいて、前記調整部を制御するステップと、
を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
眼科システムの構成の一例を示すブロック図である。
眼科装置の全体構成の一例を示す概略構成図である。
眼科装置に含まれる広角光学系の概略的な構成の一例を示す概念図である。
眼科装置の機能の一例を示すブロック図である。
テーブルの作成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
テーブルの内容の一例を示すイメージ図である。
OCTによる撮影処理の流れの一例を示すフローチャートである。
断層画像を含む表示画面の一例を示す図である。
テーブルの作成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最適な調整量の導出に関する一例の説明図である。
テーブルの内容の一例を示すイメージ図である。
OCTユニットの一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、説明の便宜上、走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope)を「SLO」と称する。また、以下では、説明の便宜上、光干渉断層計(Optical Coherence Tomography)を「OCT」と称する。
【0008】
[第1の実施形態]
図1を参照して、眼科システム100の構成の一例を説明する。
図1に示すように、眼科システム100は、眼科装置110と、眼軸長測定装置120と、サーバ装置(以下、「サーバ」という)140と、画像表示装置(以下、「ビューワ」という)150と、を備えている。眼科装置110は、眼底画像と断層画像とを取得する。眼軸長測定装置120は、被検者の眼軸長を測定する。サーバ140は、眼科装置110によって複数の被検者の眼底が撮影されることにより得られた複数の眼底画像及び眼軸長を、被検者のIDに対応して記憶する。ビューワ150は、サーバ140により取得した眼底画像や眼底画像を解析して得られたデータを表示する。眼底画像には、SLOで撮影されたSLO眼底画像や、OCTで撮影されたOCT画像(あるいは、断層画像とも称する)などが含まれる。
【0009】
眼科装置110、眼軸長測定装置120、サーバ140、ビューワ150は、ネットワーク130を介して、相互に接続されている。
【0010】
次に、図2を参照して、眼科装置110の構成を説明する。
図2に示すように、眼科装置110は、撮影装置14および制御装置16を含む。撮影装置14は、被検眼の眼底を撮影する。制御装置16は、CPU(Central Processing Unit)16A、RAM(Random Access Memory)16B、ROM(Read-Only memory)16C、および入出力(I/O)ポート16Dを備えたコンピュータによって実現される。
眼科装置110は、本開示の技術の眼科装置の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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