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公開番号
2025103053
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2025067369,2024077277
出願日
2025-04-16,2016-03-15
発明の名称
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06T
7/00 20170101AFI20250701BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 良質な教師データを効率良く作成するオブジェクト検出装置等を提供する。
【解決手段】 オブジェクト検出装置300は、辞書を用いて入力画像からオブジェクトを検出する検出部301と、検出されたオブジェクトの部分領域を強調する表示を付して入力画像を表示デバイスに表示し、入力デバイスの1操作により、部分領域の選択と該選択した部分領域に対するクラスの入力とを受け付ける受付部302と、選択された部分領域の画像と入力されたクラスとから教師データを生成する生成部303と、教師データにより辞書を学習する学習部304とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力画像からオブジェクトを検出する検出手段と、
前記オブジェクトに対応する第1領域と、前記入力画像においてユーザにより選択された位置に対応する第2領域とを強調表示させるように制御する制御手段と、
を備え、
前記第1領域は第1クラスに関連付き、
前記第2領域は前記第1クラスとは異なる第2クラスに関連付く、
オブジェクト検出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記強調表示させる処理において、前記第1領域と前記第2領域とを異なるように強調表示させるように制御する、
請求項1に記載のオブジェクト検出装置。
【請求項3】
教師データを生成する生成手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記第2領域に対する前記第2クラスの入力を受け付け、
前記生成手段は、少なくとも前記第2領域と前記第2クラスとに基づき前記教師データを生成する、
請求項1または2に記載のオブジェクト検出装置。
【請求項4】
前記第2クラスは前記第1クラスとは異なる種類の物体を示す、請求項1から3のいずれか1項に記載のオブジェクト検出装置。
【請求項5】
入力画像からオブジェクトを検出し、
前記オブジェクトに対応する第1領域と、前記入力画像においてユーザにより選択された位置に対応する第2領域とを強調表示させるように制御し、
前記第1領域は第1クラスに関連付き、
前記第2領域は前記第1クラスとは異なる第2クラスに関連付く、
オブジェクト検出方法。
【請求項6】
前記第1領域と前記第2領域とを異なるように強調表示させるように制御する、
請求項5に記載のオブジェクト検出方法。
【請求項7】
前記第2領域に対する前記第2クラスの入力を受け付け、
少なくとも前記第2領域と前記第2クラスとに基づき教師データを生成する
請求項5または6に記載のオブジェクト検出方法。
【請求項8】
前記第2クラスは前記第1クラスとは異なる種類の物体を示す、請求項5から7のいずれか1項に記載のオブジェクト検出方法。
【請求項9】
入力画像からオブジェクトを検出する処理、
前記オブジェクトに対応する第1領域と、前記入力画像においてユーザにより選択された位置に対応する第2領域とを強調表示させる処理、
をコンピュータに実行させ、
前記第1領域は第1クラスに関連付き、
前記第2領域は前記第1クラスとは異なる第2クラスに関連付く、
プログラム。
【請求項10】
前記強調表示させる処理において、前記第1領域と前記第2領域とを異なるように強調表示させる、
請求項9に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像から辞書を用いてオブジェクトを検出するオブジェクト検出装置等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
撮像装置で撮像して得た撮像画像を解析し、オブジェクトを検出する装置が、提案等されている。特許文献1は、プリント配線基板などの基板の製造工程において、基板を撮像して得た画像を解析し、基板上の傷などのオブジェクトを検出する技術を開示する。特許文献2は、監視カメラで撮像して得た道路上のモニタ映像を解析して車両などのオブジェクトを検出する技術を開示する。
【0003】
特許文献1および2に開示された技術では、上記のような検出を行うために、オブジェクト検出装置を学習させる。そして、その学習のためには、教師データ(訓練データとも呼ばれる)が必要になる。教師データは、入力と出力のペアの事例である。教師データには、正事例と負事例の2種類がある。オブジェクト検出装置を正しく学習させるには、正事例と負事例の双方が必要である。しかし、適切な教師データを作成するには多くの時間と労力を必要とする。
【0004】
特許文献1は、基板上の傷などのオブジェクトの検出に必要な教師データを作成する技術について開示する。この技術では、プリント配線基板の画像から良品とは異なる輝度値を有する領域を抽出してディスプレイに表示し、領域の選択とそのクラス(カテゴリとも呼ばれる)の入力をキーボードおよびマウスを使用して利用者から受け付ける。具体的には、利用者は、複数存在する領域の中から特定の1つの領域をマウスのクリックで選択し、次に、この選択時に表示されるプルダウンメニューから所望のクラスをマウスのクリックで選択する。
【0005】
特許文献2は、道路を走行する車両などのオブジェクトの検出に必要な教師データを作成する技術について開示する。この技術では、辞書を用いて任意の撮像画像からオブジェクトの領域を切り出し、その領域から所定の特徴量を抽出し、この抽出した特徴量に基づいて上記辞書を学習する。これらの一連の動作は自動的に行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-317082号公報
特開2014-59729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1が開示する技術において、利用者は、教師データの作成に使用する領域の選択と、この選択した領域に対するクラスの入力とを入力デバイスの別々の操作で行う必要があるため、作業性が悪い。
【0008】
他方、特許文献2が開示する技術では、オブジェクト領域の切り出し、その領域からの特徴量の抽出、その抽出した特徴量による辞書の学習が自動的に行われるため、教師データを効率良く作成することができる。しかし、辞書を用いて切り出されたオブジェクトの領域およびクラスが常に正しいとは限らないため、教師データの質が悪化する。
【0009】
本発明の目的は、上述した問題を解決することである。すなわち、良質な教師データを効率良く作成するオブジェクト検出装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した問題を解決するため、本発明の第1の特徴は、
辞書を用いて入力画像からオブジェクトを検出する検出部と、
検出されたオブジェクトの部分領域を強調する表示を付して入力画像を表示デバイスに表示し、入力デバイスの1操作により、部分領域の選択と該選択した部分領域に対するクラスの入力とを受け付ける受付部と、
選択された部分領域の画像と入力されたクラスとから教師データを生成する生成部と、
教師データにより辞書を学習する学習部と、
を有するオブジェクト検出装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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